概要
アサルトリリィのスマホアプリ『アサルトリリィ Last Bullet』のイベントの一つ。
2022年5月19日~5月31日まで開催された。
これまで開催されたイベント……というよりも、2023年1月現在までに開催されたイベントの中では、最も暗い内容になっているイベントである。
ストーリー
ある朝。保健室で、千香瑠は「安定剤」を受け取る。自分を平静に保つために「安定剤」を服用するが、昼の任務で、ある異変が起きる。
あるヒュージの幻覚攻撃によって、一時的に幻覚症状に陥ってしまったヘルヴォル。戦闘を終えたあと、元に戻る一葉たちだが、千香瑠だけは様子が違っていた。
千香瑠だけは幻覚症状が治らず、それどころか、時間が経つごとに悪化していく。一葉たちの心配する声すら、自分を問い詰めているように聞こえる千香瑠。次第に、何が正しいのかわからず、何も信じられなくなっていく。果たして千香瑠は、元に戻ることはできるのだろうか……。
解説
ストーリーの内容を見れば分かるが、ヒュージの幻覚攻撃によって幻覚症状に陥ってしまい、さらに時間が経つごとに悪化していき、さらに精神的に追い詰められ、何も信じられなくなっていく千香瑠の描写は、多くのユーザーがトラウマになったことも多いだろう。ある意味、ラスバレのみんなのトラウマの一つかもしれない。
なお、このイベントから実装されたメモリア『私ヲ蝕ム悪イ夢』(上の動画でもこのメモリアのイラストが登場している)を入手すると、同時に実装される『カオスナイトメア』衣装の芹沢千香瑠は非常に人気が高い衣装の一つであり、多くのイラストレーターが、『カオスナイトメア』衣装の千香瑠を描いている。
ちなみに、このイベントが開催される前に、芹沢千香瑠のエモーショナルメモリアである『癒しの露天風呂』が追加されている。このイベントを見てトラウマになってしまったら、心を安らげるために『癒しの露天風呂』のストーリーを見るのも悪くないかもしれない。恐らく『癒しの露天風呂』が実装されたのは、前述のトラウマ要素が強い内容になっているこのイベントを見て、トラウマになってしまった人のための救済措置……なのかもしれない。
余談
後に『竜楯のコンフリクト』で本格的に登場することになる牧野美岳が名前のみ登場する。このイベントでの美岳の活躍については『牧野美岳』の記事も参照。
ちなみに、『悪蝕のナイトメア』のイベント最終日の4ヶ月前には、『慟哭のクリューサーオール』が開催された日であり、そのイベントでも、初鹿野瑤が千香瑠と同じように(経緯こそは違うが)、闇落ちが起きてしまいそうな展開があった。そのため、ヘルヴォルのイベントで次々とヘルヴォルのメンバーが闇落ちしそうになる展開になったということに衝撃を受けた人も多いだろう。
関連イラスト
関連タグ
幻影ヲ駆ケル太陽:2013年に放送されたアニメ。『悪蝕のナイトメア』では、サブタイトル(『悪イ夢』『蝕ム夢』)や、このイベントから実装された『私ヲ蝕ム悪イ夢』のように、漢字+カタカナで書かれている部分が多く存在しているのだが、『幻影ヲ駆ケル太陽』のタイトルも、漢字+カタカナで書かれている。ちなみに、あちらも『悪蝕のナイトメア』同様、ダークな話であり、トラウマ要素も多い。
『慟哭のクリューサーオール』での初鹿野瑤の精神汚染、そして、『悪蝕のナイトメア』での芹沢千香瑠の悪化する幻覚症状。
ヘルヴォルがメインの関連イベントで、ヘルヴォルを取り巻く謎が増えていたのは最大の理由があった。
そう、『悪蝕のナイトメア』での出来事も、実は本当の過激派にして真の黒幕による、とある実験が関与されていたのだから—————