ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

未来世紀ブラジルの編集履歴

2012-11-28 21:34:40 バージョン

未来世紀ブラジル

みらいせいきぶらじる

『未来世紀ブラジル』(Brazil)とは、1985年に公開されたテリー・ギリアム監督のSF映画。

あらすじ

とある未来の、とある都市。すべての情報が《情報省》によって統括されている社会。

ワープロに一匹のハエが侵入したことで、テロ容疑リストの「タトル」が「バトル」に誤植されてしまい、一般市民のバトルが連行されてしまう。バトルの上の階に住む女性ジルは抗議するが、相手にされない。

情報省記録局に勤務するサムは、不祥事のもみ消しを求める仕事場、アイチエイジングに必死すぎる親、親の持ってくる縁談に頭を痛め、コネで検束局に昇進させられそうになるのを拒んでいた。そんなサムは最近、空飛ぶ勇者になって美女を助けるという妙なを見る。

そして夢で見たのとそっくりな女性を見かける。それは情報省へ抗議に来ていたジルだった。

そんな折、サムの家のダクトが故障する。修理はセントラルサービスが行う法律だったが、勤務時間外なので来てくれない。そこへフリー(非合法)の修理屋を名乗る男が現れ、あっという間に直してしまう。その男こそ、当局からテロリストとして追われているタトルだった。


概要

テリー・ギリアム監督3作目。

サイバーパンクものではあるが、の書類が飛び交いコンピューターは旧式というアナログ世界観であり、レトロフューチャーな雰囲気が演出されている。一方、サムが見る夢のシーンは、ファンタジックな想像力に富んでいる。

統制された社会で窮屈に生きる人間の悲喜こもごもを風刺したブラックな内容は、観る者に痛烈な印象を残す。

ジョージ・オーウェルの『1984年(小説)』を現代向けにパロディした「1984年の『1984年』」がコンセプトにある。

原題は単に『Brazil』だが、ブラジルが舞台の話ではなく、主題歌に由来する。


ラストシーンで大きく印象が変わる演出があり、万人受けするラストを求めるユニバーサル・ピクチャーズとギリアム監督の間で騒動が起こった作品でもある。

このような経緯もあり商業的には失敗したが、愛好家の支持を受けてカルト映画と化している。


キャスト

役名配役日本語吹き替え
サム・ラウリージョナサン・プライス島田敏
アーチボルド・"ハリー"・タトルロバート・デ・ニーロ池田勝
ジル・レイトンキム・グライスト戸田恵子
ジャック・リントマイケル・ペイリン江原正士

関連タグ

映画 洋画 SF映画 カルト映画

SF ディストピア サイバーパンク レトロフューチャー ブラックジョーク

メトロポリス 1984年(小説)

ダクト

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました