曖昧さ回避
- フランスのミュージシャン。→ミッシェル・ポルナレフ
- 荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物。本項で解説。
- ゲーム『時空の覇者Sa·Ga3』に出てくるキャラクター。→ポルナレフ(サガ3)
概要
フルネームはジャン=ピエール・ポルナレフ。国籍はフランス。
カッチリ逆立てた髪と、ハートをギザギザに割ったようなイヤリングが特徴。
第3部『スターダストクルセイダーズ』より初登場。香港でジョースター一行に立ちはだかったDIOの刺客だが、実際はDIOの肉の芽で操られていた。アヴドゥルとの対決に敗れ、承太郎に肉の芽を抜いてもらって以降は、妹シェリーを殺した両右手の男(J・ガイル)を倒すために仲間となる。
ちなみに名前の由来は1.のミッシェル・ポルナレフ。妹の名前シェリーも彼の楽曲『シェリーに口づけ』から来ている。
スタンド「シルバー・チャリオッツ(銀の戦車)」
破壊力:C スピード:A 射程距離:C 持続力:B 精密動作性:B 成長性:C
剣先を飛ばす、甲冑を脱いでスピードアップといった能力を持ってはいるが、
これらはリスクもあるためポルナレフはあまり使わず、10年の歳月をかけて磨き上げた技と基礎能力のみで戦うスタイルを取っている。
その成果は伊達ではなく、アヴドゥルの炎を軽くいなしたり、光の中を飛び交うハングドマンを捉えたりすることまでも可能なほど。
腕力も中々のもので、本体であるポルナレフ(185cm,78kg)を持ち上げることができる。
「ブラボー!おお・・・ブラボー!!」
しかしヴァニラ・アイス戦ではポルナレフの体を引っ張ってアイスの攻撃を逃れるということはできなかった(既に相当のダメージを受けていた為かもしれないが)。
アレッシー戦(後述)では三歳児相当の能力となってしまうが、それでも顔を切り刻むことはできたりとかなり強力なスタンドである。またこのことから、ポルナレフは『矢』などによるスタンド使いではなく、生まれながらのスタンド使いであることが伺える。
第5部で登場した際には本体であるポルナレフの肉体の状態に則した傷ついた姿で発現する。
なァ〜にぃ〜? マスクがジャギ? 聞こえんなぁ〜
チャリオッツ・レクイエム
【破壊力 - E / スピード - A / 射程距離 - A / 持続力 - E / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
ディアボロから矢を守るためポルナレフによって石の矢に貫かれた姿。
容姿はシルバー・チャリオッツ時に身に着けていた装甲が全て無くなり若い男の様な姿に変わっている。
しかしどの方向から見ても、見る者に対して背を向けた姿で存在するので、顔をはっきりと確認するのは難しい。
また、あたかもレクイエムが発光するかのように、周囲のすべての生物の影がレクイエムと反対側に落ちるという特徴がある。
ポルナレフが戦闘不能となったために『矢を守れ』という意志の下に暴走状態となる。
発現と同時に周囲の生物を全て眠らせ、動物、人間を問わずに精神を入れ替える。
(しかし、これはポルナレフ曰くレクイエムのパワーの一端でしかないらしい。)
目覚めたスタンド使いは、スタンド能力が(主にスピード・破壊力など)が飛躍的に上昇する。
精神を入れ替えられた者は時間の経過につれて『全く別のモノ』へと変化してしまう。
その際、変化した肉体や精神は元々の面影がないほどに変わってしまう。
これこそがレクイエムの真の力であり、最終目的である。
眠り~目覚めまでの過程を「前奏曲(プレリュード)」、変化(開始時間)を「本編」という。
前述の通り、矢を守ることを前提として動いているので矢を絶対に離さない。
何らかの理由で矢を落とした場合はすぐに拾おうとする。
この落とした矢をスタンド使いが拾おうとすると、スタンド使い自身のスタンドに妨害される。
また、矢に何かを投げる等の行為を行った場合、投げた物が後方から戻ってくる。
スタンド使いではない人間は矢に触れられるが、その場合途轍もないスピードで追いかけてくる。
最終的にはブチャラティの手で消滅させられたもののジョルノ達に勝機を導く貴重な役割を果たした。
スタンドが消滅しポルナレフは死亡したが、魂だけの幽霊状態になって留まることとなる。その後の描写が無い為、幽霊状態のポルナレフがスタンドを発現できるのかは不明。
3部でのポルナレフ
登場した当初はシリアスで紳士的な雰囲気のキャラだったが、仲間になってからは本来の軽い性格が目立つようになり、所謂コメディリリーフの役割を担っている。アレッシーにやられて子供になった時はガキンチョっぷりを存分に発揮していた。
性格は直情的で、情に流されて先走ってしまう、冷静さを欠くなどの欠点も目立つが、それらは逆に言えば情に厚い友人想いの好漢という事でもあり、カッコいいシーン、泣けるシーンにも欠かせない存在として強い印象を残し続けた名脇役である。上記のような性格のためか、真面目で慎重派なアヴドゥルとはたびたび衝突していた。
また、後に仲間になったイギーには完全に馬鹿にされていた。
5部でのポルナレフ
3部から5部の間にディアボロと対戦し、右目と両足を失うほどの大敗を期してしまい、車椅子での生活を余儀なくされている。
年齢と数々の戦闘経験を重ねたためか、性格はだいぶ落ち着き、第三部で見られた軽いノリは見られなくなっている。ディアボロも動揺する程の豊富な戦闘経験を持つほかスタンド能力も衰えておらず、ディアボロに鋭い一撃を浴びせている。
トイレ
ポルナレフはギャグシーンでも活躍するキャラであるが、その中でも有名なのがトイレのギャグである。
インドのカルカッタでブタが便器から顔を出すトイレでのシーン以降、度々トイレにまつわる事件に巻き込まれている。
エンヤ婆のスタンド・ジャスティスの能力で便器を舌で舐めさせられ後でジョセフから大爆笑されたことも。
仲間達からもトイレ=ポルナレフという構図が出来上がっているようで、アヴドゥルにトイレのギャグが回ってきた時には「あああーっ これはわたしのイメージじゃあない・・・トイレでの災難はポルナレフの役だ!」と嘆いていた。
AA
ネットでポルナレフと言うと、以下の『ありのまま今起こった事を話す』AAが有名である。
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やつを追う前に言っておくッ!
おれは今やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した
い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは奴の前で階段を登っていたと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにか降りていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 催眠術だとか超スピードだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
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これは、ポルナレフがDIOと対峙し、その能力の片鱗を味わった際に起きた事をありのまま承太郎に伝えているシーン。
ポルナレフ視点であれば上のセリフで正しいが、正しくありのまま起こった事は
『ポルナレフが階段を昇ったらDIOにザ・ワールドで時を止められ、数秒の間に彼を下に動かし、能力に気づかれないよう、立ち位置やポーズをなるべく変えないように戻り、時を動かした』
となる。冷静に見るとツッコミどころが目立つ。
(ただしザ・ワールドは射程約10メートルであるから、DIO自身は動いていない可能性もある)
タグ検索では時々ポルナレフが関係無い絵が引っかかるが、その場合、このポルナレフのように「ありのままry」な状態にされかねないような展開が待っている。
これとは別に、SFCのゲームを元にした本屋のAAも有名だが、意外にもイラストになっていなかったので、ここでは割愛する。