十二大戦
じゅうにたいせん
概要
『十二大戦』とは、西尾維新原作の小説作品であり、ともに中村光が作画を担当している。
西尾維新原作の短編漫画連作集『大斬―オオギリ―』の中の一話である『どうしても叶えたいたった一つの願いと割とそうでもない99の願い』の前日譚。
アニメが2017年10月3日より各局にて放送された。
あらすじ
十二年に一度開催される、十二支を名に冠する戦士達によるバトルロイヤル、その名も「十二大戦」。
優勝者にはどんな願いでもひとつだけ叶えられる権利が与えられる。
十二回目となる今回もそれぞれの願いを抱いた参加者たちの殺し合いが始まろうとしていた。
登場人物紹介
十二支の戦士
- 寝住(ねずみ)
cv:堀江瞬
『子』の戦士で、肩書きは『うじゃうじゃ殺す』。
今回の大戦ではなりゆきで参加した無気力な現役高校生。
- 失井(うしい)
cv:梅原裕一郎
『丑』の戦士で、肩書きは『ただ殺す』。
通称「皆殺しの天才」と呼ばれる凄腕の剣士。
牛蒡剣(ごぼうけん)という銘のサーベルを武器とする。
- 妬良(とら)
cv:五十嵐裕美
『寅』の戦士で、肩書きは『酔った勢いで殺す』。
酔拳の使い手を自称しており、酒を呑んで酔っぱらった状態が基本の戦闘スタイル。
爪を武器にして戦う。
- 憂城(うさぎ)
cv:岡本信彦
『卯』の戦士で、肩書きは『異常に殺す』
他の戦士とは異なり、一切の詳細が不明な筋肉質なバニーガール男。
『三月兎』と『白兎』という大鉈のような武器を持つ。
- 断罪兄弟(たつみきょうだい)
※画像左が兄、右が弟。
『辰』と『巳』の二人一組の戦士で、肩書きは『遊ぶ金欲しさに殺す』。
「悪事で稼いだ金を善行で散財する」という「遊び」を退廃的に楽しむ双子の兄弟。
十二大戦の歴史において、『「辰」と「巳」の戦士は二人で一つの戦士扱い』という伝統があり、この双子も例外ではない、が…。
『辰』の戦士である兄の方は氷冷放射器「逝女(ゆきおんな)」を、『巳』の戦士である弟の方は火炎放射器「人影(ひとかげ)」をそれぞれ武器としている。
- 迂々真(ううま)
cv:緑川光
『午』の戦士で、肩書は『無言で殺す』。
寡黙さで知られる巨漢の戦士。
防御術「鐙(あぶみ)」は人体では考えられない強度を誇る。
- 必爺(ひつじい)
cv:チョー
『未』の戦士で、肩書は『騙して殺す』。
第九回大戦の優勝者の老戦士。
戦闘にはおもに爆発物を用い、強力な投擲手榴弾「醜怪(しゅうかい)送り」を所持する。
- 砂粒(しゃりゅう)
『申』の戦士で、肩書は『平和裏に殺す』。
cv:早見沙織
平和主義者であり、停戦交渉と和平案が武器といえる女性(ただし時には「平和に導くため」の実力行使も厭わない)。
幼少期の修行の末に液体・固体・気体を自在に操ることができる能力を持つ。
- 庭取(にわとり)
cv:佐倉綾音
『酉』の戦士で、肩書は『啄(ついば)んで殺す』。
幼い頃から凄惨な虐待を受けて育った為、15歳以前の記憶がない女性。
武器は鋤(すき)で、彼女は『鶏冠刺(とさかざし)』と呼んでいる。
- 怒突(どつく)
cv:西村朋紘
『戌』の戦士で、肩書は『噛んで含めるように殺す』。
まるで獣人のような見た目の戦士。
「狂犬鋲(きょうけんびょう)」と恐れられる牙で噛みつく戦闘スタイル。
- 異能肉(いのうのしし)
cv:日笠陽子
『亥』の戦士で、肩書は『豊かに殺す』。
華やかさと苛烈さを併せ持った女性で本大会の優勝候補。
使用武器は『愛終(あいしゅう)』と『命恋(いのちごい)』という名の機関銃。
コミカライズ版
暁月あきらによるコミカライズ作品。
ナビィ
コミカライズ版にのみ登場するシルクハットの青年。ドゥデキャプルには報告係<レポーター>と紹介されていた。
その後のシリーズ
『十二大戦対十二大戦』予告編 大戦前夜
ジャンプスクエアの特別付録「十二大戦プロジェクトBOOK」に収録された書き下ろし短編小説。異能肉と砂粒の会話から成り、「十二戦士」と第12回十二大戦の乗っ取りを目論む十二星座の戦犯、「十二戦犯」との大戦前夜を描く。
関連動画
関連タグ
えとたま:TOKYOMXで再放送が始まった十二支モチーフのアニメ作品。雰囲気は同モチーフだが十二大戦とは真逆となる。そのためか、十二大戦を検索する際に関連付けられる事も。
十二大戦100users入り⇒十二大戦500users入り⇒十二大戦1000users入り⇒十二大戦5000users入り