ヨッシー(ファイター)
よっしー
当記事は「ヨッシー」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下、『初代』)から参戦しているレギュラーの一角。
ファイター番号は05、通り名はヨースター島のくいしんぼう。
ヨッシーは『スーパーマリオワールド』で初登場したキャラクターだが、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』や『ヨッシーストーリー』をはじめとしたヨッシーシリーズからの参戦という扱いで、シンボルマークは「ヨッシーのたまご」になっている。
特徴
公式曰く「初心者 または 上級者向け」のファイター。
「ふんばりジャンプ」による空中ジャンプ力の圧倒的な高さと最速の空中スピード、使いやすいワザが揃っている一方で、シールドの仕様が他ファイターと異なる、意外と小回りが利かないなど、独特の癖を併せ持つ。
空中からの差し込みをメインに接近戦を仕掛けることで起点を作り、反撃の余地も与えないまま一方的に攻め立てる戦法を得意とする。特に空中した攻撃は多段ヒットするため、シールドを削ってガード漏れを誘発させることもできる。その他の空中攻撃も着地隙が少ないのですぐに追撃が可能。
「ふんばりジャンプ」にはアーマーが付いているため復帰阻止もされにくい。ただし強過ぎる吹っ飛ばしは耐えられない。
上必殺ワザが全くorほとんど上昇しないため、空中ジャンプしてから復帰阻止されると絶望的。
つかみはワイヤーのように舌をのばすもので、発生が遅い代わりにリーチと持続が長い。
マリオカートシリーズなどでは軽量級あるいは軽めの中量級という扱いを受けているヨッシーだが、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『スーパーマリオワールド』などでマリオを乗せていたことを踏まえてか平均以上の体重が設定されており、特に『大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下、『X』)までは重量級に属していた。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:たまご産み
舌をのばして相手をのみこむ。
のみこまれた相手はたまごにされて無防備になり、レバガチャで割れるまでの時間を短くすることしかできなくなる。割れるまでの最長時間は蓄積ダメージに応じて変化する。また、崖に背を向けるように使えば、蓄積ダメージ次第ではたまご状態にして相手に身動きをさせず撃墜することもできる。
あまり知られていないが、アイテムを食べることが可能な原作シリーズとは異なり、通常必殺ワザやつかみでアイテムを食べることは出来ない。
- 横必殺ワザ:ごろごろたまご
たまごになって突進。他作品でも度々たまごになって転がるが、初登場は『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下、『DX』)。
復帰に使える……と思いきや、空中ではほとんど移動できない上に攻撃もできず、『DX』・『X』ではしりもち落下になってしまう。
発生が遅い、判定が弱い、ふっとばしも弱い……と良い所が何一つとして無い、いわゆる「死に技」の代表格。
一応崖の端でシールドを張っている相手に連続で当てるように操作すれば、高確率でシールドブレイクを誘発できる…が、発生も遅いので決まることはほとんどない。
- 上必殺ワザ:たまご投げ
たまごを投げる飛び道具。投げたたまごは相手や地形に当たるか、一定時間が経つと爆発する。
投げる時に左右入力で角度、ボタン入力で距離の調整が可能。角度は5通り、距離は2通りで、合わせて10通りの投げ方がある。
『DX』までは復帰に使えなかったが、『X』では少しだけ上昇するようになった。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』(以下、『for』)以降では横へ大きく移動できるようになり、上昇中に使うと大きくジャンプできるが、連続で使うと上昇幅が低くなっていく。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(以下、『SP』)では投げたたまごが早く着地すると小さくバウンドする。
- 下必殺ワザ:ヒップドロップ
宙返りからの急降下攻撃。
地上では前方に飛び上がってから、空中ではその場から繰り出す。地上版は飛び上がる時に相手を打ち上げるため、発生が早い。
シールドに対する攻撃力が高く、シールドブレイクに持ち込みやすい。
さりげなく着地した時に出る星にも攻撃判定がある。
- 最後の切りふだ(『X』・『for』):スーパードラゴン
背中に羽根を生やし、飛び回りながら炎をはきだして攻撃する。
しばらくボタンを押さないでいると、連続ヒットする火炎放射で攻撃。
ヨッシー自身にも攻撃判定があり、接触しただけでも多少のダメージを受ける。
- 最後の切りふだ(『SP』):あつまれヨッシー
突進がヒットすると場面が変わり、大群のヨッシーが踏んづけていく。
『DX』のオープニングが元ネタ。構図や英名の共通性から、『ペーパーマリオRPG』の「たいぐんヨッシー」も意識していると思われる(「たいぐんヨッシー」は「Stampede」、「あつまれヨッシー」は「Stampede!」)。
変遷
『DX』および『X』ではヨッシーだけシールド解除時の隙が大きく、さらににシールドキャンセルができないという、シールドから行動できるアクションに限りがある仕様に変更された。これはヨッシーの独自のシールドに起因する物である。
『for』では近作に合わせて背筋をのばした姿勢になった他、ダッシュ攻撃、下強攻撃、上スマッシュ攻撃が変更された。
また、つかみやシールドの性能が他ファイターと概ね同じになった。具体的に述べると、ふりむきつかみの異様な後隙の小ささが無くなった事、シールド解除時のスキの長さが他ファイターと統一された事、『初代』ぶりにシールドキャンセルからのジャンプが可能になったことが挙げられる。
『SP』ではいくつかのモーションがよりブラッシュアップされており、地味な所では走行モーションが『ヨッシーアイランドDS』に準拠した、背筋をのばして走るものに変わっている。
また、向きによってモーションが反転するようになった。
その他
カラーバリエーション
カラーバリエーションは全て原作シリーズの色違いを意識したもの。
『X』までは『ヨッシーストーリー』の基本カラーであるみどり・あか・あお・きいろ・ピンク・みずいろの6色、『for』ではそれにむらさき・くろを加えた8色。
『SP』ではくろヨッシーの代わりに、当時発売前だった最新作『ヨッシークラフトワールド』を意識したフロッキー風のデザインが追加された。
亜空の使者
『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では序盤から登場。森でのんきに寝ており、マスターソードを手にしたリンクと合流し亜空軍と対立。影虫を撒いた戦艦ハルバードを追いかけるようになる。
途中マリオ、ピットと対峙するも、カービィによって助け出され標的をデデデに変更。以降はマリオ・ピット・リンク・カービィと5人組になり行動するようになる。