概要
CV:雪野五月
13歳で戦災孤児。同作品のメインキャラの1人で女性聖闘士。
幼児期に戦争で家族を失ってから困窮して万引をして逃亡していたところに遭遇し、自身を助けてくれた女性の白銀聖闘士・パブリーンの弟子となる。暫く指導を受け、その後6歳のときパライストラに預けられた。当時は「アテナと世界中の人々の幸せを守りたい」という夢を持っていた。故郷はとある雪の降る街だが、彼女がパライストラに入学した後再び戦災にあって破壊され尽くしており帰る故郷は無くなっている。29話からの新OPで映る彼女の故郷の光景のシーンで、旧ソビエト連邦戦車のT-62が走っており、出身地は政情不安定な東欧か旧ソビエト連邦にある国であると思われる。
同世代の多くの若手聖闘士と同様、光牙に出会うまでアテナが城戸沙織であることを知らなかった。
過去の辛い経験から「もう何も失いたくない」という思いを強くもっており、そのために強くなろうとしている。幼い頃に辛酸を舐め尽くしたせいかレギュラーキャラの中でも精神的なタフさはずば抜けている。
成績優秀で戦闘力も高いが初登場時は堅物でかなりのツンツンキャラで怒りっぽかった。
掟に従い仮面をしていたが、内心では掟に反発する心があり、3話の光牙との出会いおよび教員である檄のアドバイスを経て自分の本心と向き合い仮面を外す。
5話のヘルキャンプでは龍峰とコンビを組んだ判断も吉と出て、女子でただ1人クリアしており聖闘士ファイトも準決勝まで余裕で勝ち進んでいる。
私服はワンピース。光牙や龍峰より背が高い。「星を読む」能力を持ち、それによりかなり漠然とではあるものの事件の予兆なども感じられる。
仮面を取った後は吹っ切れたのか表情や態度も穏やかになり、熱い面を秘めつつ自制心を持ち尚且つ状況判断もきちんとできる冷静で面倒見の良いお姉さんキャラになっており、光牙へのツッコミ・叱咤ポジションを得ている。
また11話でアリアを連れて逃亡する際には、通りすがりの民家に交渉して2人分の宿や食事を確保するなど、手際のよさと高い社会性も見せており、遺跡への旅ではチームの資金管理を担当。
アリアへは情が湧くのを通り越してやや溺愛の域に入ってきており、男どもに買ってやらない食物も彼女に買ってあげたりする。
アリアの死後は自身の悲しみをこらえて、闇落ちしかけたりする光牙を多々気遣っており、かつては敵であったエデンに対しても「私達を助けてくれた」と気遣う様子を見せている。
その活躍ぶりは主人公を喰わんばかりの男前さだったが、一期終盤ではヒロイン的描写も多くなされた。
二期では一時期故郷へ帰っていたことが判明。故郷は平和を取り戻した事で人が戻ってきていたが、その平和さに慣れたことでかえって彼女の心に戦いへの恐怖心が芽生えてしまっていた。
星見で新たな戦いの予兆を知り貴鬼に聖衣を修復してもらうもその迷いから最初は纏うことができなかったが、光牙らの激励もあり迷いを吹っ切り新聖衣を手に入れた。
聖闘士としてのユナ
星座は鷲で、これをアクィラと読んでいる(ラテン語またはイタリア語読み)。
戦闘力も高く、必殺技はキックからの旋風など蹴り技も得意な模様。
逆立ちの体制からの蹴りも多用している。
ただしまだまだ実戦経験も浅い故かソニアには全く歯が立たず、白銀聖闘士にも苦戦している。
また跳躍力にも非常に優れ、10話では光牙とアリアを抱えたままバベルの塔から外に飛び出すことさえ出来ている。
聖衣着用時のコスチュームもパフスリーブにフロントが割れたミニスカと、旧作の女性聖闘士達と大きく異なっている。
本編登場前に公開されていた各種設定画ではスカートの中身の構造については不明だったため、二次創作においては想像で描くしかなく、絵師の属性により差異が出ていたが、
初登場の3話でガーターベルト状になっているパンストのような形状だったことが判明した。
また7話で初披露となった変身バンクで逆立ちした際にスカートの中身が見えている。
技によっては聖衣の背中から羽が展開する。
21話で、過去に聖衣を得る修行場所として訪れたという、「慟哭の谷」に光牙を案内したが、その場の奥には何故か氷河がいた。しかし氷河とユナの関係については現時点で不明である。
32話で蟹座のシラーに冥界の入り口へ落とされたものの、34話で龍峰に次いで2番目のセブンセンシズ覚醒を果たし、シラーに完勝している。
技
- ディバイントルネード
キックから旋風を起こす技。
- ブラストタイフーン
- アクィラスピニングプレデーション
この技をかける前には聖衣の背中に垂れ下がった襟の後ろのようなパーツが翼状に展開する。
- アクィラシャイニングブラスト
鷲座つながり
ちなみに無印の登場人物鷲星座の魔鈴とは、主人公をサポートする鷲座の女性聖闘士という点は共通だが、関係は不明。なお、聖衣の読み方(アクィラとイーグル)・色(青銅と白銀)・形状の全てが異なる。
備考
初期発表の際にアクティラのユナと誤表記されており、それに基づいたタグがついている場合もあるが、その後の公式サイトなどでの表記やアニメ3話での台詞からアクィラのユナが正しいと思われる。
また、初期設定では14歳となっており、雑誌等でもそのように公表されていた時期もあった。
女性キャラがレギュラーメンバーに入ったのは原作者の意向をうけてのことである。