「あん中さま」とは
群馬県安中市の菓子店「お菓子の家・あん」が製造・販売している銘菓で、抹茶フィナンシェに小豆餡(粒あん)を混ぜ込んだ和洋折衷の菓子である。形状は饅頭型。
パッケージに印刷されている「巴紋」は寛延2年(1749年)から 明治維新後の廃藩置県まで安中を治めていた板倉家の家紋である。
2013年、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重(山本八重)の夫で同志社大学の創始者・新島襄が上州安中藩出身(但し生まれた場所は安中藩江戸屋敷)と言う事で、安中市の各菓子店が「八重の桜」にちなんだ菓子を開発・販売したが「お菓子の家 あん」からは「あん中さま」の抹茶味を桜エキスを使った桜味とし、中身に桜あんを入れた「あん中さま さくら」が発売された。
由来
藩政時代、安中城大手門に据えられて時を告げていた「安中様」と呼ばれた大太鼓をモチーフにしている。※明治以降は安中小学校で使用され、昭和50年に市指定重要文化財に指定された。現在も安中小学校で保存されている。
評判
地元では結構知られた菓子であるが、地元以外ではまだまだ知名度が低い。安中市を訪れた際には是非購入する事をお勧めする。
「八重の桜」が放映された2013年は安中市に観光客が大勢訪れた影響もあって一日90個のペースで作っていたのが間に合わないくらい売れたとの事である。
希望
あらゐけいいち原作のギャグ漫画「日常」に登場する女性キャラ「安中さん(安中榛名)」をイメージキャラに起用した宣伝をして欲しいが、著作権の関係や費用の面で難しいと思われる。
☆2015年、「日常」で「安中さん」を演じた声優の佐土原かおりが群馬県安中市を訪れた際に「お菓子の家 あん」で「あん中さま」を購入した。
関連イラスト
関連サイト
- 「あんな亀井さん・・・いや、安中名産のお菓子」(個人ブログ記事)
- 「群馬県安中市に行ってみることにした。」(佐土原かおりブログ内記事)
- 「ありがとうございます」(佐土原かおりブログ内記事)
- 「あん中さま 郷土誇る味と名 お菓子の家あん 安中市安中」(上毛新聞ニュース動画・2013年7月17日)