概要
学校や塾における『いじめ』とした漫画。または小説。
この物語は学校の生徒または先輩や塾の仲間に苛められるとも限らず、教師に苛められる作品もあり、いじめに関係する少女達の友情や家庭問題に関与する作品もある。
殆どの作品の主人公は小学校高学年・または中学生の少女であるため、ジュニア文庫版以外では男子はあまり関係しない。
登場人物は毎回変わるが、いじめの張本人を懲らしめたり、いじめで自殺をしようとする少女を救おうする黒猫ノアが登場することもある。
関連人物
人間の言葉を喋る謎の黒猫。
言葉を喋る以外にも黄泉の世界に現れたり、幻覚を見せたりすることもできる。
心通わせた少女たちがいじめに苦しんだ際、彼女たちに立ち直るきっかけを与えるが、いじめを行っていた者たちを死に誘う恐ろしさも見せる。
名前の由来は『ノアの方舟』の登場人物(主人公)のノア。
- 『いじめ-あやまちの行方-』
子供たちによって苛められたところを、試験中にカンニングしたことがばれて苛められるようになってしまった内田芽衣に助けられる。
いじめに耐えられず自殺しかけた芽衣に生きる意志を取り戻させた後、芽衣を苛めていた佐野と嶋田の前に現れ、彼女たちに反省の色がないことを知ると、シンナーを吸っていることを逆手に取っての幻覚で生き地獄を味あわせる。
後日、彼女たちは入院先の病院で自殺した。
- 『いじめ-叶わない望み-』
幼少時の篠崎望叶に保護された縁から、いじめにより自殺した望叶の夢の中に現れ、彼女に生きていた場合の未来と自殺後の現世の未来を見せ、自殺した者は闇の中を未来永劫彷徨うしかないことを告げる。
生きる意志を取り戻した望叶を蘇生させ、別の学校に転校した彼女の姿を見つめていた。
- 『いじめ-心の殺人-』
一時期、篠原奈乃花の飼い猫として、生活していた。
奈乃花をいじめる藤野を窓から落とすが、奈乃花は藤野を助けることを選択。
事件後、藤野は学校を休み、いじめは収まる。その後、ノアは奈乃花の前から姿を消す。
- 『いじめ-いびつな心-』
いじめに遭い、友人に裏切られた中島祐美と出会った仔猫として登場。
後日にいじめの中心者の少女に殴られそうになったところを祐美に助けられる。
- 『いじめ-交差する想い-』
同級生の少女をいじめからかばったせいで、いじめの標的にされてしまった有坂理緒の飼い猫として生活していた。
終盤では理緒がいじめから解放された後で、少女を再度庇った直後に学校中にメールを送って、いじめは幕を閉じて、彼女の前から姿をけす。
- 『いじめ-願い叶う日まで-』
美登里亜希の近所の家に住んでいたつむぎの命日に、彼女の亡霊に自宅の階段から押し落とされた亜希はつむぎになり、少女の自殺する日の10日前にタイムスリップして、彼女が死なないように努力している最中、学校に現れる野良猫として登場。
亜希は猫が苦手ながらも、暫くの間安らぎを得る。
そしてつむぎが自殺する当日、亜希は策を練って学校を抜け出そうとして、再び猫と遭遇するもかつての自分によって殺されたと思われていたが、亜希が自らの行いを反省した直後に目を覚まし、亜希も猫も助かった。
- 『いじめ-光のさす場所-』
内気で口ベタな主人公・本庄結花の友達、天野心春の飼い猫として登場。
シリーズ
漫画
斜体字は他の収録のある単行漫画。
- ひとりぼっちの戦い
- 生き地獄からの脱出
- 見えない悪意
- 勇気をください
- 静かな監獄
- 叶わない望み
- 凍りついた教室
- 光と影
- タカラサガシ
- いびつな心
- かりそめの教室
- 心の傷跡
- 願い叶う日まで
- 涙の選択
- 終わらないゲーム
- 冷たい手のひら
- 願いのかけら
- 旅立ちの朝
小説
ちゃおノベルス
太字は武内昌美以外の小説家。
- もう涙はいらない
- 負けない勇気
- 心の星を信じて
- 明日へのキズナ(村上アンズ)
- 残酷な放課後(都築奈央)
ジュニア文庫
- いつわりの楽園
- 学校という名の戦場
- 引き裂かれた友情
- 過去へのエール
- うつろな絆
- 友だちという鎖
- 行き止まりの季節
- 闇からの歌声
- 勇気の翼
- 希望の歌を歌おう
- 女王のいる教室
関連動画
・いじめ ~いけにえの教室~