曖昧さ回避
- 蛇の異称。語源は「朽ちた縄」とされる。
- 『テイルズオブシンフォニア』の登場人物。本稿にて記載。
概要
CV:私市淳
藤林しいなの幼なじみでもあるミズホの隠密部隊の忍者。
兄におろちがおり、服装が青い兄に対してこちらは赤い服装で口元がマスクで隠れている。
兄やしいなと同じく名前は字(あざな)で本名は不明。
テセアラにやってきたロイド達は成り行きで同行していたプレセアをサイバックにいるケイトに会わせる事を約束していたものの教皇によって指名手配されていたためサイバックへの移動手段を失っていたが、しいながメルトキオの精霊研究所を訪ねる事を提案した。
そこで初めてくちなわと出会い、移動手段であるエレメンタルカーゴの説明をされて準備のためにロイド達はゼロスの屋敷で一晩過ごした翌日、一足先にグランテセアラブリッジで待っているくちなわの元へ向かった。
エレメンタルカーゴにはしゃぐロイド、コレット、ジーニアスをよそにくちなわは自身のお守りをしいなに渡してサイバックを目指すロイド達を見送った。
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その後、様々な出来事を通してロイド達が精霊との契約を目指している途中でリフィルが行方を眩ましてしまう。
アルタミラで異界の扉の情報を聞いてそこでリフィルを見つけるが、彼女とジーニアスがテセアラ出身だった事が判明する。
衝撃の事実に驚くロイド達にリフィルがシルヴァラントへ流れ着いた経緯を話してる中で突如くちなわが現れる。
しかもこれまで度々ロイド達を襲撃してきた教皇騎士団も何故かくちなわと一緒にいたため特にしいなは動揺を隠せなかった。
実はしいなは過去にヴォルトの契約に失敗してミズホの住人の4分の1が命を落とす事故を経験しており、その犠牲者にはおろちとくちなわの両親も含まれている。
おろちは既に気持ちを整理してしいなの事を許していたが、くちなわは現在もこの事故を起こしたしいなの事を恨み続けていた。
ミズホの隠密部隊という立場もあってくちなわは彼女への恨みをひた隠していたものの元々はコレットを暗殺するためにシルヴァラントへ向かったしいながロイド達の仲間になった事や過去に失敗していたヴォルトの契約を成功させていた事を知ってひた隠していた恨みが遂に爆発してしまい裏で教皇と結託、両親の仇としてしいなやロイド達の抹殺を企てる事となってしまった。
次々と襲ってくる教皇騎士団を退けるロイド達を見かねてしいなは自らの命を引き換えにとくちなわに懇願するが、ゼロスがそれを許さず彼女を強引に連れて開きかけた異界の扉に向かう。
そのままロイド達も異界の扉を経由してシルヴァラントへ退避、くちなわも追いかけようとするが異界の扉は閉じてしまい悔しがりながらその場を立ち尽くすのだった。
この時にくちなわは式神の反応が消えたと言っており、グランテセアラブリッジでしいなに渡したお守りはロイド達の居場所を特定するため事前に何らかの術をかけていたと思われる。
くちなわが一足先にグランテセアラブリッジへ向かった事を精霊研究所の研究者に言われるまでしいなが知らなかった事、ロイド達が行く先々で教皇騎士団に何度も先回りされていた事にゼロスが疑念を抱くなどかねてから復讐の機会をうかがっていたのかもしれない。
それからプレセアの妹でもあるアリシアの命が奪われた事を知ったリーガルの頼みでアルタミラを訪ねると彼の元執事でもあるジョルジュがヴァーリに問い詰められていた。
リーガルがアリシアの恋人でブライアン家の当主でもある事が判明する中でヴァーリの分が悪くなるとくちなわが現れて教皇だけじゃなくヴァーリとも結託していた事が発覚して忍術でそのまま一緒に逃亡してしまった。
2つの世界で全ての精霊と契約した頃にコレットが永続天使性無機結晶症になってしまい、彼女の病を治すために材料のひとつでもあるジルコンを求めてレザレノ・カンパニーで出荷先を調べていると突然くちなわが現れて資料を奪ってしまう。
ヴァーリはプレセアとリーガルによって倒されてしまい教皇もロイド達に問い詰められて逃亡した事で最早くちなわは孤立無援だが、彼の目的はあくまでも両親の仇としてしいなの命を狙っている事に変わりはない。
そこでしいなはミズホの掟に従って一騎打ちを提案、資料の代わりにヴォルトを契約する時にしいなを庇って命を落としたコリンの形見でもある鈴をくちなわに渡して約束を取り付ける事となった。
なお、このイベント以降にミズホを訪ねると強制的にくちなわとの一騎打ちイベントが発生して決着が付くまでミズホから出られなくなる。
アイテム購入やねこにん探検隊の利用などはイベント前に済ませるか他の街で準備する事。
当然ながらくちなわとの一騎打ちについて副頭領のタイガは私闘だと怒りを露わにしており、おろちもいつまでも恨むのは筋違いと咎めている。
しかし、互いの決意は変わらないためタイガは2人の一騎打ちを了承しておろちに評決の島への船の準備を指示した。
ちなみにこの会話中にロイドがくちなわは教皇と結託していた事を明かすか黙るかの選択肢が出るが、前者を選ぶとしいなの好感度が下がってしまうため注意。
そして立会人を任せられたロイドと一緒に評決の島へ向かったしいなは先に待っていたくちなわと対峙して遂に彼との一騎打ちが始まる事となった。
くちなわ戦
戦闘はしいな1人で彼女を操作して戦う事になるが、闘技場と同じくアイテムを使用する事ができない。
くちなわは機敏で苦無の攻撃も素早いため上記のイベント直後に挑むとかなりの強敵なのでラスボスと戦う直前のレベルや装備で挑みたいところ。
苦無で攻撃する他に火遁や雷遁の術を使用する事もあるが、前者は装備品の組み合わせ次第で無効化する事が可能で使用してきた時は攻撃する時の大きなチャンスとなる。
それでも苦戦する場合は事前に料理で一時的に能力を上げたり、しいなのオーバーリミッツを戦闘開始時に発動させてから精霊を召喚して大ダメージを与える方法もあるので有効活用しよう。
負けてもゲームオーバーにならずイベントは進行するが、この場合はしいなの武器である「阿修羅」を獲得できなくなってしまう。
さらにPS2版ではフラノールの夜景イベントでとあるキャラが選ばれた場合、ロイドと一緒にコスチューム変更できる称号を取得するサブイベントが発生しなくなるため是が非でも勝利しておきたい。
結末
敗北した場合、しいなは仇をとられる事を受け入れるもののくちなわはしいなの実力について納得がいかない事に腹を立てながらもコリンの鈴を彼女に返す。
くちなわはしいながもっと実力を磨いたら改めて彼女との因縁に決着を付ける事を宣言してミズホを去っていった。
勝利した場合、命を奪いたくないしいなはくちなわに敗北を求めるがコリンの鈴を返した後に彼は己の実力が未熟だからと自害しようとする。
ここでロイドがくちなわの自害を止めるかどうかの選択肢が出る(選んだ選択肢で各キャラの好感度が変動する)が、どちらを選んでもロイドかしいながくちなわの自害を止める。
情けをかけられてくちなわは自嘲するがロイドから生きる事の意味を諭され、しいなからコリンの鈴を未熟だった過去の自分への戒めとして所持し続ける事を宣言。
くちなわはいつかしいなを許せるようになるか2人の言葉を信じてそれが真実になるかをどこかで見届ける事を伝え、2人がそれを裏切らない事を願いながらミズホを去っていった。