これも計算のうちかJOJO
これもけいさんのうちかじょじょ
アルティミット・シイングとなったカーズになす術なく追い込まれたジョセフ。
そんなジョセフに最後のとどめを刺すべく、カーズは渾身の波紋の一撃をうち込もうとした。だが…
「 なにィィィィィィ!赤石! 」
ジョセフ自身、自分の行動を理解できなかった。ジョセフはなぜかカーズの前に、手に持っていた赤石をかざしていた。
エイジャの赤石は、波紋増幅器であった。
カーズによるジョセフの数百倍の波紋、更に何億回にも増幅した凄まじい威力の波紋のレーザー光線が、下のマグマに直撃した。そのエネルギーにより直撃したヴォルカノ島の火山活動が暴走、大噴火を誘発する。
噴火によって、ジョセフとカーズは岩盤ごと吹き飛ばされる。カーズは鳥に変身して逃げようとしたが…、その瞬間。己が切り落としたジョセフの左手が飛んできて、狙ったようにカーズの喉に突き刺さったのだ。これにより気が逸れたわずかな時間が命取りだった。
「 そう カーズ 」
「 きさまは「これも計算のうちかJOJO」…という」
「 これも計算のう… 」
避けられたはずの火山弾がカーズに直撃し、カーズは更に押し上げられた。
「 当りまえだぜッ!このJOJOはなにからなにまで計算づくだぜーッ!(ほんとはちがうけど カーズがくやしがるならこういってやるぜ!ケッ)」
カーズは宇宙へと飛ばされた。
・・・と、このようにカーズの最期を飾るシーンの前半部がこのような流れなのだが、漫画版とアニメ版では微妙に台詞回しに違いがある。
ジョセフの左手がカーズに突き刺さったシーンでは、ジョセフが地球のエネルギー何たるやを褒め称えるセリフがあるのだが、何が左手を飛ばしたのかまでは漫画版ではあまり釈然としなかった。そのためアニメ版では「地球のエネルギーが腕をここまで吹き飛ばした」という直接的なセリフでまとめられている。
さらに直後の、カーズに火山弾が直撃するシーンでは、カーズが左手に気を取られた瞬間にわかりやすく、「この一瞬が!」というナレーションが加えられ、視聴者にわかりやすくなっている。