小林製薬が発売するトイレ用の芳香消臭剤。どことなくノスタルジーも感じるパッケージだが2024年現在もブランドは健在であり、日本で最も息の長いトイレ用芳香消臭剤となっている。
概要
1975年に発売。小林製薬の知名度を大きく挙げた商品の一つであり、トイレ用芳香剤の代表的商品とまでなり、ブルーレット、消臭元とともに長年トイレ芳香消臭剤市場トップ(2012年まで)の原動力にもなった。また、その頃は藤沢薬品がピコレットという競合品を販売しており、置き型芳香剤市場で鎬を削っていた(ピコレットは後にライオンが販売するようになり、2000年頃に製造中止)。
余談
ちなみに昔の芳香剤はとにかく強烈な悪臭を強烈な香りでマスキングするという手法が主であったため、さわやかどころか、とにかく香りが強力だった。また、その頃よく使われたのが香りの強い金木犀や薔薇であった(時代が下ると悪臭成分を分解する手法が中心となり、ラベンダーや石鹸が人気となる)ため、昔は金木犀=トイレを連想させるほどだった(実際は、一番売れた商品はバラの香りだったらしいが)。