制作:ツンデレ喫茶制作委員会
ジャンル:ツンデレ喫茶ADV
あらすじ(公式サイトより引用)
突然の区画整理によって、住んでいた安アパートの立ち退きを迫られる主人公。
大家の提示する立退き料に目が眩み、あっさりと引越しを決意する。
新しく引っ越した先には、不思議な縁で出会った五人のヒロインがバイトをしている喫茶店、《しぇいむ☆おん》があった。
主人公は新しい環境で、《しぇいむ☆おん》を通じてヒロインたちと 交流を深めようとするが、
ヒロインたちは皆手厳しく、ガードが固い。
これが世に聞くツンデレかと主人公は嘆くも、意中の彼女を手に入れるため、
罵倒やシカトや奴隷扱いにもめげず、《しぇいむ☆おん》へと向かうのであった。
ゲーム概要
当初のスレの目的は実店舗としてのツンデレ喫茶の開店、経営だったがさすがにハードルが高すぎるということでツンデレ喫茶を題材にしたゲームの制作へシフトしていく。
完成してみれば良質なキャラとシナリオ、ボーカル入りのOP/EDや充実しすぎているおまけシナリオなど、フリーゲームとしては破格のクオリティを誇る作品となった。
もちろん2022年現在でも公式サイトから無料でDL、プレイが可能。
登場キャラクター
ヒロイン
阿部 早苗
口より先に手が出るタイプのスパルタ系ツンデレ。
主人公とは買い出し中の商店街で正面衝突するという王道も王道な初対面を果たす。これがきっかけで主人公はしぇいむに通うことに。(身内とはいえ)アルバイトの身分で店長にも歯に衣着せぬ物言いでツッコミを入れるなど、しぇいむの良心を担うしっかり者。
ルートによってはパンツハンターと化した主人公に付け狙われることに。哀れ。
阿部 里美
早苗の妹。おどおどした態度のかわいい小動物系ツンデレ。
草花や動物が大好きな心優しい女の子だが、とある主人公のやらかしにより第一印象はかなり悪かった。だが、シナリオを進めていくと次第に主人公を兄のように慕ってくれるようになる。
姉の早苗からもとても大事にされているが……
木野村 典乃
名前は「テンノ」。幼さゆえの不器用系ツンデレ。
小学生並みの体格だが陸上部のエーススプリンターであり、持ち前の元気さもあってまさにつむじ風のような女の子。ツンデレ成分は薄めであり、主人公とはどちらかというと喧嘩友達といった風の仲。
栗原美幸
物静かでミステリアスな美少女。無口無愛想系ツンデレ。
冒頭で引っ越してきた主人公が舞台の町で最初に出会う女の子であり、その時は親切に接してくれるのだがしぇいむで再会してみればなかなかどうして塩対応。しかし、そんな彼女にも意外な一面が……?
飯島 可奈
グラマラスな美女。???系ツンデレ(ネタバレ回避のため伏せ字)。
主人公の大学でのサークル仲間であり、攻略ヒロインの中では最年長。フランス人の母親を持つハーフ。美人で男女分け隔てなく人当たりも良く、しぇいむのアルバイト達からも慕われているが主人公に対してだけはなぜか辛辣な態度を取る。
これからプレイする方へ向けては、彼女のルートは最後に温存しておくことを強くお勧めする。
サブキャラクター
個別ルートはないが、各キャラにサブイベントやおまけシナリオが用意されている。
また、ヒロインを攻略する際に縁のある人物とのイベントを回収しておく必要があったりするので注意。
内藤 隆也(主人公)
夏休み中の大学生。典型的ないわゆる鈍感主人公。
女性キャラの視点からしたらこいつを攻略するのはさぞ骨が折れるだろう。
荒巻 大介
主人公の親友。名前の由来は荒巻スカルチノフ。
大学の同級生でありサークル仲間。可奈とも面識がある。
常に眠そうで頼りなさげだが意外と周りをよく見ており、気遣いもできるナイスな奴。
琴乃 志津江
しぇいむのチーフ……らしいのだが、働いている姿よりもホールで主人公達にちょっかいを出している姿のほうが目立つ。
年齢は言ってはいけない。泣きぼくろがセクシーな美女。
残念ながら攻略対象ではないが、サブイベントで交流することが可能。
阿部 高和
しぇいむの店長兼シェフであり、阿部姉妹の叔父にあたる人物。
そしてハードなゲイ。名前の由来はもちろん青いツナギの自動車修理工。
主人公をいたく気に入っており、最初から好感度MAXでつきまとってくれる。
見た目からしてふざけているが、しぇいむという店や店員、家族への愛情は本物。
そして料理の腕も天下一品。並みの喫茶店のレベルは軽く越えているし、価格もあまりにも良心的とのこと。
その他
OPムービーは制作当時のVIPで流行していたアニメをパロディしているカットが多く存在する。一定の年齢層以上のオタクならにやりとできること請け合いなので一見の価値あり。
スレの保守目的で投下された「なぜなにしぇいむ☆おん」というSS群がある。
内容としては阿部姉妹を中心とするキャラクターがメタ要素を交えつつスレ住民の質問などに答えていく、というもの。公式サイトで各回が閲覧できるほか、ゲーム内のおまけモードでも立ち絵付きで読むことができる。