概要
JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)が所有している有人潜水深海探査艇で、潜航深度6,500mが可能。
「しんかい2000」の後継に当たる。
1987年5月に三菱重工業神戸造船所で起工。当時はバブル景気で開発費が潤沢にあった。
1989年1月19日に就航。三陸沖・日本海溝での潜航能力試運転では潜航深度6,527mを記録した。
1990年4月10日には「しんかい6500」のための潜水調査船支援母船「よこすか」が就航。
2007年、通算1000回目の潜航を達成した。
後継難
建造から四半世紀以上が過ぎ、「しんかい6500」も老朽化が目立ち始めた。
2014年3月、日本学術会議が2023年運用開始を目指し政府に「しんかい12000」建造を提言した。調査費は出たが、予算措置は講じられていない。
深海探査艇用のチタン製耐圧殻を製造するには特殊な溶接技術が必要で、技術の継承がなされていないため製造能力が失われており、海上と繋ぐ深々度用アンビリカブルケーブルの製造能力もないという現状である。
関連タグ
スプラトゥーン2:JAMSTECとコラボ企画を開くなど、関わりの深いゲーム作品。サブウェポン(Splatoonのブキ一覧参照)の『ロボットボム』の元ネタでもあり、オクト・エキスパンションのいくつかのステージに登場している。