あらすじ
すばらしきヨガ
ある日ヨガ教室を訪れた親子。父親は息子がヨガ教室の息子にボールをぶつけられたことを理由に慰謝料を要求するもヨガ教室には西洋の鎧はあっても生徒も金もないらしい。ならば土下座で謝罪すれば慰謝料を払わなくてもいいと譲歩するもヨガ教室の男は何度言ってもヨガのポーズで謝罪していくのだった。
別れのヨガ
先祖の墓参りに出かける大野一家。ここでもヨガをやめなかったことでとうとう我慢の限界が来た妻が実家に帰ってしまう。
思い出のヨガ
実家に帰った後に息子から大が嫌いになったのか聞かれる加奈子。嫌いではないが結婚するまで重度のヨガマニアであることに気づかなかったとのことだが振り返ると彼は出会った頃からヨガを四六時中ヨガをしていた。
登場人物
大野大（おおのまさる）
ヨガ教室の講師をしている男。といっても生徒が一人もいないので事実上無職である。四六時中ＴＰＯを弁えず結婚式や墓参り中でも隙あらばヨガをしている重度のヨガマニア。ただし無収入の分際で西洋の鎧を衝動買いする、ヨガ教室の月謝を20万に設定する、人の話を仁王立ちで聞く、初対面の相手に面と向かって「うっとうしいな」「ムカつくな」と発言するなどヨガ抜きでも言動に問題がある。思い出のヨガでは回想で独身時代の彼が登場するがこの時から無職だった。
大野加奈子（おおのかなこ）
大の妻。働きもせずにヨガに勤しむ夫の代わりにパートで働いている。別れのヨガにてとうとう嫌気が差し息子の学を連れて実家に帰る。
大野学（おおのまなぶ）
大と加奈子の息子。彼がボールをぶつけてしまったことからすばらしきヨガへ繋がっていく。
パンチパーマの男
ボールをぶつけられた男児の父親。慰謝料を要求するもヨガ教室には金がなく代わりに土下座を要求する。しかし大の全く謝る気のない態度に気が変わり再度慰謝料を要求。結局唯一金になりそうな西洋の鎧を持ってくこととなる（重いので着て帰った）。後に思い出のヨガにてはねられたことがテレビで報道された。
劇中で登場したヨガのポーズ一覧
すばらしきヨガ
ウサギのポーズ
劇中最初に登場したヨガのポーズ。見た感じは一番土下座に近い。頭頂のツボが刺激されていい感じらしい。
ネコのポーズ
動きに合わせて大きく呼吸するのがコツとのこと
頭立ちのポーズ
それまでは土下座をしている体であったがここからはヨガで謝罪していることを隠さなくなった。
ハトのポーズ
「ごめーんなさいっと」とこのあたりから言葉までいい加減になってくる。
三角のポーズ
出血大サービスとして「すまーん」と言いながら披露したポーズ。これにより完全にパンチパーマの男の気が変わり、再度慰謝料を要求した。腰痛に効くらしい。思い出のヨガにも登場。加奈子にラブレターをこのポーズで渡していた。
別れのヨガ
ワシのポーズ
墓参りで手を叩いた息子に見本と称して取ったポーズ。身体のバランスが取れてくる上に手足のリウマチにも効果的。
立木のポーズ
ワシのポーズで墓参りをした大が加奈子から普通に手を合わせろと言われもっと普通に手を合わせるやつにするとして披露したポーズ。背すじと腰に効く。
つま先立ちのポーズ
片足のつま先だけでバランスを取るポーズ（もう片足は立っている方の足の腿の上に乗せる）。見た目より難しいらしく大がノッてきてしまう。
鋤のポーズ
ノッてきた大が墓参りの〆に取ったポーズ。
立位前屈のポーズ（恐らくウッターナーサナ）
よく部屋の隅で行っているポーズ。劇中では名前は出てこなかった。
片足伸ばしのポーズ
ずっこけた拍子に偶然なったポーズ。股関節が柔軟になって腰痛や座骨神経痛、足のしびれに効く。
思い出のヨガ
月のポーズ
大が加奈子との初デートの待ち合わせでしていたポーズ。
背中を伸ばすポーズ（恐らくパリヴルッタジャーヌシールシャーサナ）
大が加奈子の両親に結婚の挨拶をした際のポーズ。
肩立ちのポーズ
結婚式で行っていたポーズ。この様子は写真に取られており一緒に写っていた加奈子はようやくおかしいと思い始めたせいか切ない顔をしている。
余談
ヨガ教室の看板がヨガ建康教室となっており漢字を間違えている。またヨガ教室内に貼られている「ヨガパワー 浮きます」のポスターがアニメでは実際に浮いている。
