AKB48のメンバー大島優子のあまりにも有名な台詞。
概要
それは2010年7月10日・11日に行われたコンサート「サプライズはありません」のリハーサルで起きた。1日目終了後メンバーの指揮を執っている高橋みなみ(初代AKB48グループの総監督)が体調不良によりダウン。高橋を戦友だと語る大島は「(たかみなが)役割すべて背負ってたんで、だから倒れたんだなって思って。申し訳ないなと思って」と後悔する。2日目具合悪い高橋の隣にいた大島が誰かを叱り飛ばす。その際に放ったのが「たかみな具合悪いんだから、ふざけんじゃねーぞ!」である。一体誰に対して怒っているのかが話題になったが、後の2人の対談でもその件が話題になっている。尚この様子は2011年1月8日にNHKで放送されたドキュメンタリー番組『もうひとつのAKB48ドキュメンタリー ~1ミリ先の未来~』で確認できる。以下は大島のフォトブック『優子』からの二人の対談である。
高橋と大島の対談
高橋「優子のすごい所は、誰にでも思った事をストレートに言うところだよね。あの時も私のために、バーンって怒ってくれて」
優「ああ~(笑)」
高「マジうれしかった」
優「そんなんじゃなくって。前日のコンサートたかみな熱中症で倒れたのを見て、何でこうなる前に私が支えてやらなかっただろうって。リハーサルの時、私も他の子と一緒になって浮かれてたから…」
高「翌日も体調が戻らなくって。なのに、『みんな聞いて~』って言っても賑やかな子がいて。そしたら優子が『たかみな具合悪いんだから静かにね♥』って」
優「今、気遣った? この本、嘘無しなので、そのままどうぞ」
高「『たかみな具合悪いんだから、ふざけんじゃねーぞ』(笑)」
優「なんか、あそこだけドキュメンタリーにも出てた(笑)」
高「それ見て、思う人がいると思うの。優子がキレてるとか、怖いとか。でもあれは、優子が本当に私の体を心配して言ってくれたので、それをここで弁解したいです。私は」
優「ありがとう。でも気にしてないよ。私のファンの方からは、あんまり悪評価を受けなかった。『カッコ良かったっす』とか言われたし(笑)。だから大丈夫」
高「本当? 良かった」
その時の映像
この映像を見て「大島は本当は怖い人ではないのか?」という人もいるかも知れないが、これはグループ全員を思って心を鬼にした発言であるという事を誤解しないでいただきたい。
余談
その後、当時SDN48のメンバーとして現場にいた野呂佳代が『キョコロヒー』にゲスト出演した際、当日の出来事について語っており、「私たち、2日目から参加することになってて前日に『秋元先生から怒られた』『みんな一生懸命やってるけど落ち込んでいる』と聞いていたので、何とか皆を元気づけようとして『元気〜?』と明るく声をかけたつもりだったけど、優子にふざけてると勘違いされて怒られた。」と経緯を説明した。どうやら、野呂本人は怒られたのは自分だと思っている模様。