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日本語Tの子音によるた行の5文字。


発音

「た・て・と」「ち」「つ」で、発音方式に大きな差が存在する。

tを子音とした音は本来は「た・てぃとぅ・て・と」であり、「無声歯茎破裂音」と呼ばれる。

対して「ち」は言わば、た行の開拗音とされている「ちゃ行」(ちゃ・ち・ちゅちぇちょ)であり、「無声歯茎硬口蓋破擦音」と呼ばれる(人によっては「無声後部歯茎破擦音」となるとの事)。

そして「つ」は「つぁ行」(つぁ・つぃ・つ・つぇ・つぉ)となり、「無声歯茎破擦音」と呼ばれる。

また、「た」「て」「と」が破裂音なのに対し、「ち」「つ」は破擦音である。


平安時代頃の発音においては、上記同様の「た・てぃ・とぅ・て・と」であったと言われているが、方言の流入過程で変質した、との説がある。

しばしば他の行でも似たような現象が見られるが、特に目立つのがた行と言える。

た行は言わば、「本来のた行」「ちゃ行」「つぁ行」のキメラ融合となっている。


ヘボン式ローマ字では「た・て・と」が「子音t+各段母音」なのに対し、「ち」は「chi」、「つ」は「tsu」で示されるが、これはちゃ行の子音は「ch」、つぁ行の子音は「ts」で表現されるためである。

PC環境におけるローマ字入力においては「ti」や「tu」でも「ち」「つ」と変換されてしまうが、「てぃ」は「thi」、「とぅ」は「twu」と入力する事で表示される


つぁ行はちゃ行に比べてマイナーとなるが、表記は結構浸透しており、以下のような例が存在する。


他の行における開拗音の多くは、子音の直後に「y」を入れて表現されるが、本来のた行におけるそれ(すなわち、子音が「ty」となるもの)は「てゃ行」(てゃ、てぃ、てゅ、てぇ、てょ)となる。

ただ、使用頻度はつぁ行以上に少ない。

これらはローマ字入力においては「th+母音」で表示される。

更に希少な合拗音らしきものとして「とぁ行」(とぁ、とぃ、とぅ、とぇ、とぉ)も存在し、「tw+母音」で表示される。


まとめると、大雑把に言えば以下のようになる(厳密にはちゃ行が特殊である様子だが)。

素の音開拗音版合拗音版?
破裂音版た・てぃ・とぅ・て・とてゃ・てぃ・てゅ・てぇ・てょとぁ、とぃ、とぅ、とぇ、とぉ
破擦音版つぁ・つぃ・つ・つぇ・つぉちゃ・ち・ちゅ・ちぇ・ちょ

関連項目


タチツテト だぢづでど


外部リンク

日本語の「た行」には3つの子音が混在しているという問題 | 英語びより

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