概要
赤のキノコ氏によるオリジナル漫画シリーズ。
内藤、伊藤の2人の男女を主役とした一方通行ラブコメディである。
基本的に、高校1年生の内藤と伊藤の2人の変人が繰り広げる日常風景を4コマで描いている。
ここには例示しきれないほどの様々なユーモア要素や設定が含まれており、同氏作品『多手おじさん』に登場する多手おじさんや娘が登場した事もある。
以前は『なぜだ内藤』およびその続編である高校2年生になった内藤や伊藤達を描く『なぜだ内藤2nd』が『月刊少年エース』にて連載されていた。現在はtwitterやpixivにて不定期で投稿中。また、『なぜだ内藤』、『なぜだ内藤2nd』の2つの単行本が現在出版されている。
登場人物
『内藤家の一族』にてメインキャラの名前がほぼ判明。
内藤(内藤悟)
このシリーズの主役である男子高校生。
とにかく伊藤のことが好きであり、第1話では初対面の伊藤にプロポーズし、断られている。しかし諦めることなく彼女にアタックをし続けるが、伊藤には軽くあしらわれている。しかしそれでもかたくなに諦めず、彼女の言葉をポジティブにとらえアタックを続けている。
見た目から伊藤にはバカだと思われていたが、「頭が良い」「料理が得意」「鋼メンタル」などといった特徴を持つかなりのハイスペックである。
高校卒業後は大学へ進学し、卒業後は医者になった。27歳で伊藤と結婚し息子の恭平を設けているが、彼に対して少々ツンデレ気味。
日常的に伊藤に積極的にアタックしているが、キスをしようとするも躊躇ったりと実はヘタレ。しかし、ベッドの上ではわりと凶暴らしい…(伊藤談)
ちなみに伊藤に出会う前はすんごい無愛想だった。
伊藤(伊藤さとみ)
このシリーズのもう1人の主役である女子高校生。
第1話にて、初対面でいきなり内藤にプロポーズされるが、丁重にお断りしている。
それ以降もめげずに毎回アタックをしてくる内藤に「ウザイ」と苛立ちを覚えており、ほとんどの場合、彼が自分との恋愛フラグを立てる度にへし折っている。
しかし、内藤の事が嫌いというわけではないようで、「一緒に昼食をとる」「内藤に勉強を教わる」「一緒に下校する」など彼とは何だかんだ仲が良い様子。(そしてたまにデレる)
内藤とは対照的に、勉強はまったくできず、料理は下手で手先は不器用である。
だがお菓子は大好きで、内藤の作ったお菓子をよく食べていたり、それを利用して内藤に釣られたりしている。
ゲモモーノ・テイヨというマスコットシリーズがお気に入りである。
高校卒業後は27歳で内藤と結婚、内藤姓を名乗っている。
内藤母(内藤ゆり)
内藤の母親。初登場は少年エース第5話。不老。
初期は「内藤母」と書かれた箱を被っていた。
内藤からは「化け物」、作者からは「人間だと思われない」と称され、拳からマシンガンまでさまざまな武器を用いた多彩な攻撃を仕掛けてくる。男100人相手を1人で倒せる。(作者談)
夫に対する愛情が過激で、愛情を持ちながらキツく当たっている。
現在はケーキ屋のパートをしている。
料理が壊滅的なのだが、本人にその自覚はない様子。
(誰かの補助があれば、一応まともなのが作れる)
また、内藤母と内藤父の過去は、作者が「とある男女が夫婦になるまでの話」で描いている。
内藤父(内藤聡)
内藤の父親。身長は180cm。初登場は少年エース第7話。不老。
初期は「内藤父」と書かれた袋を被っていた。太眉。
常識人のように振る舞うが、中身は息子によく似た変人である。
内藤の恋を積極的に応援しており、息子にアドバイスなどをたびたびしている。
妻に愛の言葉を投げかける度に、妻からの愛情表現をその体で(物理的に)受けている。
伊藤俊也
伊藤の兄。
初登場は少年エース第5話。
茶髪に十字のピアス(イヤリング?)をいつも耳に着けている。
妹とは反対に、気さくな性格。
低血圧で夜勤明けが多いためか寝起きが悪く、朝はイライラしている事が多い。
内藤のことを気に入ってはいるが、その恋路には協力したり邪魔したりしている。
最近彼女にフラれた。
ちなみに作者曰く一生独身とのこと。
クラスメート
内藤、伊藤と同じクラスの生徒。
全員苗字が「〇藤」で、他の作品におけるメインキャラである。
後藤ミカ
ピンク色の髪を姫カット&ツインテールにした女子生徒。作中唯一の巨乳。(作者談)
魔法少女もののヒロインを斎藤さんと一緒に務めている。
数少ない、作品本編で本名が判明しているキャラクターである。
斎藤なな
魔法少女もののヒロインを後藤さんと一緒に務める青髪の女子生徒。
後藤さんが大好きなので、髪型は後藤さんと同じツインテール。
本名はtwitterにて判明。
須藤
男子生徒。
第6話にて、他の物語上では未来人と判明した。
モブキャラの滅亡(原因は不明)を防ぐため、加藤さんと力を合わせている。
加藤さんのことが好きだがなかなか思いを伝えられず、内藤のスーパーポジティブな性格を尊敬している。
加藤
茶色の長い髪を後ろに束ね、花形の髪飾りをつけた女子生徒。
須藤くんのことが好き。
内藤と伊藤のやりとりを見るのが好きないい子。
遠藤
チャラめの男子生徒。目立たない。
第6話では伊藤を口説こうとして内藤の反感を買っている。
負けず嫌いらしく、運動会の競走で伊藤に負けた時は悔しがっていた。
武藤
学級長の女子生徒。
1年生の時は内藤のことが少し好きだったらしい。
『今日のキョーキョー』の登場人物
本編のスピンオフや後日談にあたる作品で、悟とさとみの息子である恭平の様子を描いている。
内藤恭平
内藤と伊藤の息子。クラスの委員長をしている(選出方法はクジ引き)。
父親を「父ちゃん」母親を「お母さん」と呼ぶ。
はっちゃける家族を見て「孫の俺がしっかりしなきゃ」と呟くほどには真面目で素直な性格だが、母親同様お菓子につられる一面もある。
しかし血は争えないというべきか彼もまた高校入学初日に出会った同級生の杏子と付き合っており、父と祖父顔負けのバカップルぶりを見せている。ヘタレな父と違いキスを含めたスキンシップを頻繁に行うが、押しに弱い。
藤堂杏子
恭平の彼女。性格は割と大人しめで素直になれない。高校の入学式に遅刻しそうになり、道中で転んだ時に恭平と出会った。そして入学初日から恭介の猛アタックを受けている。
ちなみに割と早いタイミングで付き合い始めている(放課後にクラス目標を決めていた時、恭平に屋上に連れられて告白された)。ちなみに苗字の読みは「とうどう」。
吉藤紗枝
恭平と杏子のクラスメート。恭平と同じ中学校に通っていた。苗字の読みは「よしどう」。