恋をするにはするけど スキャンダルならノーサンキュー
イメージが大切よ 清く 正しく 美しく
なんてったってアイドル
1985年にリリースされた小泉今日子の17枚目のシングル楽曲。
アイドル全盛だった1980年代を代表するアイドルソングのひとつ。
現在に至るまで、多くの現役アイドルによってカバーされている。桑田佳祐などもカバーしたことがある。
アイドル全盛期といえど、やはり年齢やキャリアを重ねたアイドルたちは、徐々にミュージシャン路線…というか脱アイドル路線にシフトしていくのがならわしであった。「いくら可愛くても、いつまでもアイドルをやっているのはかっこ悪い」という認識が一般的だったのである。
そうした風潮の中で秋元康が「だからこそあえて小泉今日子には『私はアイドル』と言わせる」という逆転の発想から、自身がアイドルであることを全肯定して歌うアイドルを描いたこの曲が誕生した。
しかし20歳になる小泉自身は、こうした大人の仕掛けで歌うのは嫌だったとのこと。
とはいえものすごいポテンシャルで「アイドルはやめられない」と歌いきり、自身にとっても代表曲となった。