概要
元は辺境の島〈マテル島〉で〈大災害〉に巻き込まれたセイネ達4人の冒険者が結成した即席のパーティ。同時に保護した大地人の少女ナギも加え、アキバに到着後ギルドとして結成した。
ナギを含めても5人しかいないこともあり、ギルドというよりも疑似家族に近い。
ギルドハウスは〈ロデリック商会〉の空き倉庫を借りているのだが、AKが悪ノリして大量生産した山羊スライムに1階が埋め尽くされている。
設立時にシロエ達を招いたパーティの料理が好評で「すごい料理を作るギルド」として有名だが、アキバを謎の疫病が襲った「液毒事件」の元凶である典災〈疫病のシスラウ〉をアイザックらと協力して倒したりと戦闘能力も高く、円卓会議からも一目置かれている。
アニメ2ndシーズンでは、セイネが〈水風の乙女〉のひとりとして活動。後に液毒事件をセイネの口から円卓会議で語る場面もあった。他のメンバーもモブキャラとして回想などで登場している。
3rdシーズン「円卓崩壊」でも引き続きモブとして登場している。
メンバー
※セイネ以外のCVはオーディオドラマ版のみの登場。また、ログ・ホライズンTRPGではサブ職業を切り替えることができるので省略する。
- セイネ(メインイラスト右手前)
CV:種田梨沙
職業:盗剣士
種族:狼牙族
〈にゃんこ亭〉の設立にあたってギルマスに指名された少女。ボッチな上に敬語が苦手でコミュ力が低い。
マスダさんやナギのことは同じ女子ということもあり数少ない友人として大切にしている。
一方のウルフとは〈大災害〉以前からの知り合いだが、彼の日頃の言動のせいで扱いはぞんざい。
〈にゃんこ亭〉の火力担当。
リプレイでのプレイヤーはラノベ作家の綾里けいし氏。
- ニコ
CV:大久保瑠美
セイネがマテル島でのクエストで手に入れた〈ドゥンの琥珀〉というアイテムで召喚される人語を話すヤマネコ。普段は仔猫の姿をしているが、必要に応じて巨大な〈琥珀山猫(リュンクス)〉の姿になりしてセイネをサポートする。彼のぬいぐるみをAKが作りヒットしたことでギルドハウスを手にする資金となった。
- ウルフ(メインイラスト右奥)
CV:東地宏樹
職業:武士
種族:ヒューマン
「森渡りのウルフヘルム」という狼のマスクを常にかぶっている。おそらく元ネタはMAN WITH A MISSION。
現実世界ではデイトレードで稼いでいる。
セイネを「セイネたん」と呼び、以前からストーキング行為を繰り返していたが、それが元で〈大災害〉に巻き込まれた。
普段は理知的で気配りができる男であり、見た目やセイネへのストーキングを除けばギルド内では一番の常識人。むしろ〈にゃんこ亭〉の実質的な中心として仲間たちからも結構信頼されている。
敵であっても礼儀を重んじる一面もあり、第1巻ラストでトキナギの完全復活を目論み敵対したアルヴの騎士アラカビを倒した時は「お前の忠義は見届けた」という言葉で看取り、彼の愛刀である〈霊刀・時ノ魂守〉を託される。
実はシロエとは〈大災害〉以前からの知り合い、しかもシロエからはひそかにライバル視されているという意外な交友関係がある(セッション中のアドリブで追加された設定)。
リプレイでのプレイヤーはラノベ作家のむらさきゆきや氏。
- ヘッジホッグ・AK(メインイラスト左奥)
CV:屋良有作
職業:召喚術師
種族:法儀族
エルダー・テイル歴18年のベテランおじいちゃん。現実世界ではエルダー・テイルの関連グッズを製作している会社の社長。
乗っていた定期船が沈没し、〈マテル島〉に漂着したところで〈大災害〉に巻き込まれた。
メンバー最年長で年相応の冷静な判断や人情家な部分を見せることもたまにあるが、後先を考えない行動をしたりなどの日頃の行いが災いして、ギルドメンバーからはあまり信頼されていない。
山羊スライムの生みの親。『新たなる~』のツガルMUSIC♪とは知り合いでもある。
リプレイでのプレイヤーはラノベ作家の丸山くがね氏。
- マスダさん(メインイラスト左中央)
CV:M・A・O
職業:神祇官
種族:ヒューマン
「さん」までが名前だが、これは名前を登録する際に間違って入力してしまったため。
服のセンスが壊滅的で、普段は巫女服の上からスカジャンを羽織っている。
AKと同じ船に乗り合わせていたところを〈大災害〉に巻き込まれた。
現実世界ではゲームデザイナーを父親に持つ16歳の女子高生で、上手くいっていなかったらしく父親をろくでなしと見做している。
その反動か、普段はメンバーで一番ナギのことをかまっている。
リプレイでのプレイヤーはゲームデザイナーの芝村裕吏氏。
- ナギ(メインイラスト左手前)
CV:小澤亜李
マテル島の海岸で倒れていたところを発見された大地人の少女。AKたちと同様に沈んだ定期船に乗っていたと思われるが、記憶喪失のため詳細は不明。
セイネたちが保護し、そのまま〈にゃんこ亭〉に引き取られた。マスダさんに買ってもらった派手なアロハシャツを愛用している。
「六本腕の天使」の刺青が背中にあり、劇中の描写からこれがトキナギの依り代の証である模様。
当初は自身の中に眠るトキナギのことには気付いていなかったが、第4巻時点では薄々気付いていた(ただし、上記のアラカビが最期を迎えたときはトキナギではなくナギとして看取っており、この時点で感づいていたとも解釈できる)。
なお、ログホラの世界では同名異キャラが居る為に混同に注意。
- トキナギ
CV:小澤亜李
ナギの中に眠る別人格。
正体はかつて人間への復讐心から世界に災いをもたらした古アルヴ族の〈六傾姫(ルークィンジェ)〉の一人〈宵闇の姫〉。転生なのか憑依なのかは不明だが、現在はその魂がナギの体に宿っている。
普段は眠りについているが、伝えなければならないことがある時やセイネ達に呼ばれた時に覚醒する。眠りについている間のナギの行動は、その肉体を通じて把握できる。
本来ならイベントボスにもなりかねない危険な存在……のはずなのだが、本人は復讐や争いに疲れ果てているため平穏を望んでおり、依り代であるナギのことも気遣っている。
ギャグシーンではお茶目な面を見せたりと、セイネ達とも上手くやっており、彼女なりに日常を満喫している。
山羊スライム
ある意味〈にゃんこ亭〉を語る上では欠かせないアイテム(?)。こちらもアニメ2ndシーズンへ逆輸入された。
元はAKが考案、作成したモンスターのぬいぐるみだったのだが……。
詳細は該当記事を参照。