はぢっかき

はぢっかき

日本の妖怪絵巻に描かれている恥ずかしがっているような姿の妖怪。

概要

江戸時代に描かれた『百物語化絵絵巻』や『化物絵巻』『化物尽絵巻』に掲載されている、頭を恥ずかしそうに抱えている丸い身体の妖怪で、名以外は何をするのかが不明の一体である。

はじかきやはぢかきと名が書かれているものもあり、尾田郷澄作の『百鬼夜行絵巻』には無名ではあるが同じような姿の妖怪が描かれている。

この妖怪は中国の怪談に登場する謝豹虫という虫の姿と習性をモデルに考案されたようである。

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