概要
正式なフレーズは「みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ」。大橋巨泉が使用したこのフレーズは一躍流行語となり、CM放送の前年に発売されたばかりだった「エリートS」の売り上げを伸ばす結果にもつながった(当時の子供達が文房具店で商品名ではなく、「はっぱふみふみの万年筆を下さい」と注文したエピソードもあった)。巨泉は後年、「あのCMで(当時経営が苦しかった)パイロットの業績が持ち直した」と語っている。
短歌の意味は巨泉による完全なアドリブの為不明だが、「短いキャップを取れば、すぐにすらすらと文章を書ける」と言う意味ではないかとある歌人が自著の中で考察した事があった。
ちなみにこのCMには別のバージョンもあり、巨泉が「すぎしびの ほねのすねにて はぎりてら すらりぺらぺら はっぱのにのに」と言った後で「のにのにってのは良くないね。ふみふみだろうね」と訂正を加える内容の物と、巨泉が「すぎしびの はっぱふみふみ すらりべち」と言った後で「はっぱふみふみが書き味最高なんだ、分かるね!」と視聴者に向けて念を押す内容の物があった。
後に巨泉は片岡物産の「モンカフェ」やハウス食品の「本中華」のCMへ出演しているが、「エリートS」同様短歌や俳句にちなんだフレーズを使用したバージョンが放映されている。
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ついでにとんちんかん - 連載中期から登場したキャラクターである虚弱美女子が「木に付いた葉っぱが落ちたら命を落とす病気」にかかった回があり、彼女は幼少期に巨泉の真似をして眼鏡をかけ、「はっぱふみふみ」と言いながら葉っぱを踏んだ為病気になったと言う設定だった。
イブニング - かつて連載されていた作品である『純喫茶のこりび』(作者はいとう耐)の中で、若山牧水の歌である「白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり」と「みじかびの…」を組み合わせたギャグが登場した事があった(単行本第1巻に収録)。