ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ばんえい記念

ばんえいきねん

ばんえい競馬における古馬最高峰の重賞競走。その特殊な条件から、日本の全公営競技の中で最も過酷な競争とも言われている。
目次 [非表示]

「世界一長い1ハロン戦」

概要

ばんえい十勝における古馬最高峰のばんえい競馬重賞競走。帯広競馬場ばんえい200mで施行される。

ばんえいグレードは、「BG1」。


毎年度のばんえい最強馬を決定すると共に、開催年度の締めくくりを飾る重賞競走。1968年に創設され、現存するばんえい競馬の重賞競走では最も歴史が長い。なお、これ以前にも開催年度末に同様の競走は行われていたが、記録が残っていないことなどの理由から本競走には含めていない。


2003年度より制定された「ばんえいグレード」ではBG1に格付けされており、馬はもとより騎手や調教師にとっても本競走を制することが最大の目標とされる。また、「NARグランプリばんえい最優秀馬」にも本競走の優勝馬が多く選ばれ、選定上重要な要素となっている。


創設から1997年度(1998年)までは「農林水産大臣賞典(「大臣賞」と略されることもある)」の名称で施行していた。長年使用していた名残から、以後も「大臣賞」の表現が時折使われることがある。旧名称で施行していた時期は回次を表示しておらず、1998年度(1999年)より現名称に改称した際、初めて「(創設時から通算して)第31回」と表示された。改称後も引き続き農林水産大臣賞典は提供される。なお2015年度(2016年)は不祥事の発生により農林水産大臣賞を返上した。


1987年までは帯広のほか北見・旭川・岩見沢の各競馬場が持ち回りで施行していたが、1988年以降は帯広に固定された。


施行時期は当初10月-11月で定着していたが開催日程の延長に伴い順次延期され、1994年度から年明けの1月に開催、1998年度(1999年)からは2月開催に変更された後、2005年度(2006年)からは通年開催の実施に伴い3月の開催となった。


1着賞金は2024年時点で1000万円と、全てのばんえい競馬の競走の中で最高賞金額レースとなっている。


競走条件

出走資格:4歳以上選抜

4歳以上でB4以上に格付けされている馬から、出走希望を受け付けて編成。

希望頭数が10頭を超えた場合は、希望馬から通算収得賞金順に編成。

出走希望馬が10頭に満たない場合は、通算収得賞金順に補充して編成する場合がある。

ばんえい重量:定量(1000kg。5歳以下10kg減、牝馬20kg減)

ばんえい競馬の全競走を通じて、最高重量が設定されている。

歴代優勝馬

回数施行日開催地優勝馬性齢優勝騎手
第1回1968年8月3日岩見沢トーホクイチ騸8遠藤久夫
第2回1969年10月19日旭川ハルトカチ騸6中西関松
第3回1970年11月1日岩見沢ハルトカチ騸7中西関松
第4回1971年10月10日旭川シヤリイチ騸10平田正一
第5回1972年11月3日岩見沢シヤリイチ騸11山田勇作
第6回1973年9月2日旭川カツタロー騸7金山明彦
第7回1974年11月3日岩見沢ダイニミハル牝9木村卓司
第8回1975年11月9日帯広トクヨオーザ騸8山田勇作
第9回1976年10月24日旭川ダイニミハル牝11木村卓司
第10回1977年11月13日帯広ニジヨウホウ騸10木村卓司
第11回1978年11月12日北見ハクリユウ牡7大友榮司
第12回1979年10月21日旭川キヨヒメ牝6山田勇作
第13回1980年11月9日岩見沢ダイケツ牡7金山明彦
第14回1981年11月15日帯広キヨヒメ牝8水上勲
第15回1982年11月21日北見キヨヒメ牝9水上勲
第16回1983年10月23日旭川キンタロー牡7尾ケ瀬富雄
第17回1984年10月28日岩見沢ハイスピード牡7工藤正男
第18回1985年11月24日帯広キンタロー牡9尾ケ瀬富雄
第19回1986年12月7日北見キンタロー牡10金山明彦
第20回1987年10月25日旭川ハクマサヒカリ牡10皆川公二
第21回1988年11月27日帯広ニユーフロンテヤ牡6久田守
第22回1989年12月10日帯広イエヤス牡6西弘美
第23回1990年12月24日帯広タカラフジ牡10久田守
第24回1991年12月15日帯広ヒカルテンリユウ牡9金山明彦
第25回1992年12月23日帯広テンシヨウリ牡9藤本匠
第26回1993年12月23日帯広マルゼンバージ牡8金山明彦
第27回1995年1月15日帯広フクイチ牡7西康幸
第28回1996年1月28日帯広マルゼンバージ牡10金山明彦
第29回1997年1月26日帯広フクイチ牡9西弘美
第30回1998年1月25日帯広フクイチ 牡10西弘美
第31回1999年2月7日帯広シマヅショウリキ牡8藤野俊一
第32回2000年2月6日帯広シマヅショウリキ牡9藤野俊一
第33回2001年2月18日帯広サカノタイソン牡7大河原和雄
第34回2002年2月17日帯広サカノタイソン牡8藤本匠
第35回2003年2月16日帯広スーパーペガサス牡7岩本利春
第36回2004年2月22日帯広スーパーペガサス牡8岩本利春
第37回2005年2月20日帯広スーパーペガサス牡9藤野俊一
第38回2006年3月26日帯広スーパーペガサス牡10藤野俊一
第39回2007年3月25日帯広トモエパワー牡7坂本東一
第40回2008年3月23日帯広トモエパワー牡8西弘美
第41回2009年3月29日帯広トモエパワー牡9西弘美
第42回2010年3月28日帯広ニシキダイジン牡9藤野俊一
第43回2011年3月27日帯広カネサブラック牡9松田道明
第44回2012年3月25日帯広ニシキダイジン牡11鈴木恵介
第45回2013年3月24日帯広カネサブラック牡11松田道明
第46回2014年3月23日帯広インフィニティー牡8浅田達矢
第47回2015年3月22日帯広キタノタイショウ牡9大河原和雄
第48回2016年3月20日帯広フジダイビクトリー牡8松田道明
第49回2017年3月20日帯広オレノココロ牡7鈴木恵介
第50回2018年3月25日帯広オレノココロ牡8鈴木恵介
第51回2019年3月24日帯広センゴクエース牡7工藤篤
第52回2020年3月21日帯広オレノココロ牡10鈴木恵介
第53回2021年3月21日帯広ホクショウマサル牡10阿部武臣
第54回2022年3月20日帯広メジロゴーリキ牡8西謙一
第55回2023年3月20日帯広メムロボブサップ牡7阿部武臣
第56回2024年3月17日帯広メジロゴーリキ牡10鈴木恵介

関連タグ

ばんえい競馬 NAR

関連記事

親記事

地方競馬重賞 ちほうけいばじゅうしょう

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました