概要
『ミスティックアーク まぼろし劇場』 はエニックス(現:スクウェア・エニックス)が1999年にPS用ゲームソフトとして発売したアクションアドベンチャーゲームである。
前作ミスティックアークと直接の関連はなく、システムも一新された。
キャラクターデザインは前作に引き続き山田章博氏。
ストーリー
創立100年を迎えた小さな港町を異変が襲う。
時を同じくして、座長を名乗るミスターシルバーフィンガーチップスと共にショウの一座がやってきた。
ショウのチラシを手にした子どもたちは一日中落ち着きをなくして、うわの空。
しかし、町中の子供という子供がチラシを手にした頃になっても、劇場が建つ気配はなかった。
みんなの不安をよそにカカシ頭の座長はチラシをまき、ショウがやってくるとたった一人でふれ回っていた。
ある日の晩、主人公はシルバーフィンガーチップスに声をかけられる。
そして、気が付くと、まぼろし劇場の舞台の上に立つ。
登場人物
Mr.シルバー・フィンガーチップス(Mr.Silverfingertips)
まぼろし劇場の座長で、決まった姿を持たない謎多き人物。
カカシ頭に、気取った燕尾服とこうもり傘という奇妙な姿は主人公と出会う時に彼がとる姿。
主人公の前に突如現れ、冒険へと誘う。
ブラック・フィンガーチップス(Blackfingertips)
ドクロ頭の謎の人物で、シルバー・フィンガーチップスと敵対する存在。
主人公
主人公は3名から1人を選ぶ。名前は変更できる。それぞれ身体能力が異なるため、ゲーム性や難易度が異なるが、物語は同じである。
レミール(Lemyr)
推定年齢:14~15歳。父方アイリッシュの男の子。
どんな性格になるかはプレイヤーに一任されている。力が強く、アクション(敵に攻撃すること)が得意だが、反面パズルの難易度が高い。
アリス(Alice)
推定年齢:13~14歳。先祖ポーランド系移民の女の子。芸術や学問を得意とする知的な性格。
男の子に比べて非力だが、料理が上手い。周りが協力的なため、イベントの難易度は低い。
リディア(Lydia)
推定年齢:11~12歳。小さな女の子。他二人でクリアすることによって初めて選択できる。
力はないに等しく、アクション以外の方法で進まなければならず、難易度が最も高い。
アーク
物には精霊が宿っている。精霊の中で力をつけた者が妖精となる。妖精がさらに目的を果たして生まれ変わると、アーク(Ark)となる。精霊や妖精の段階ではぼんやりしていた姿も、アークとなると人の形になる。
また、妖精は生きている人に対してしか能力が使えないが、アークになると、物にも能力が使えるようになる。
妖精やアークと知り合うと、主人公にはそれぞれに対応したカードを託される。カードを消費することで、妖精やアークを呼び出すことができる。能力を使う際には、妖精やアークを呼び出さなければならない。
関連動画
オープニングデモ
ラスボス戦
エンディング