概要
龍が如く0にて佐川司が、自分を裏切った真島吾朗に向けて言い放った言葉。
裏切られたことに対する怒りと悲しさが入り混じったその表情は、どこか狂気を孕んでいる。
経緯
ある事情から破門を受けていた真島は極道社会への復帰を渇望しており、佐川の厳重な監視の元でキャバレー「グランド」の支配人をさせられていた。
そんな中1988年の12月のある日、佐川から「極道への復帰の口利きをする代わりに『マキムラマコト』という男の殺害を成功させろ」という取引を持ちかけられ、真島はこれを了承。
しかし、実際には「マキムラマコト」は盲目の若い女性で、しかも他の極道組織からも追われていることを知り、彼女の過去を知る李文海から事情を聞かされ、真島は佐川を裏切りマコトを守ることを決意。
佐川にバレない内にマコトを蒼天堀から脱出させるべく奔走する真島と文海だったが、極道組織の襲撃や文海の仲間内の裏切りにより事態は難航する。
何とか車を発進させ蒼天堀から脱出しようとする文海だったが、エンジンをかけた瞬間、車は大爆発を起こし文海は爆死。真島も爆風に巻き込まれ重傷を負ってしまう。
「お前さぁ ひどいよ」
「なんで俺に嘘ついちゃうの?悲しいじゃん」
そこに現れたのは、真島の裏切りに対し静かに怒りを燃やす佐川だった。車に仕掛けられた爆弾は、真島達の動きを察知した佐川が仕掛けたものだった。
「今度は俺もちゃんと約束守るつもりだったのによぉ?」
「女殺したら嶋野んとこに戻してやるって約束したもんな?」
「なのに なんでこんな真似すんの?嘘つかれたら お前のこと助けてやれないよ」
「もう殺すしかなくなっちゃったよ」
「でもいいよな?2人一緒に 殺してあげるから」
そう言って真島に銃口を向ける佐川だったが、背後から世良勝に撃たれ、真島も世良に気絶させられるのだった。
突然の流行
……と、上記を見れば一貫してシリアスな場面なのだが、何故か2024年5月末頃から突如としてXや掲示板などで流行り初め、何かに裏切られた、怒りや殺意が湧き上がった際にこの台詞やシーンが使われるようになった。
よくある怒りの表現ネタ画像としての使用なわけであるが、原作の佐川に沿って
「自分としては寛容にある程度は(怒りの対象に対して)許してたし信じてた」
↓
「でもだめだった、もう許せるライン越えた」
↓
「だから自分も不本意だけどキレるね お前が悪いんだぞ」
と自分の失望や対象への罪悪感を認識させる意図も含ませた使われ方が多い。