最初に
あくまでもこれらの動画は第三者によって作られたパロディ・ネタである。
SUSURU自身がネタに乗じてはいるものの、実在する店に対してこのようなクレームを行うことは当然ながらない。クレームを肯定、推奨しているということもない。動画内で登場する『濃厚とんこつ豚無双』というラーメン屋も実在しない架空のものである。
元動画も、あくまで「本物のSUSURUはそんなこと言わない・しないだろう」という視聴者の理解を前提としており、悪意を持って誤認させるために作られた動画ではないことに注意が必要である。
当たり前ではあるが、気に入らないからと言って理不尽なクレームを叩きつけるのは威力業務妨害等の法律に接触する可能性があるので絶対にしてはならない。
こちらが濃厚とんこつ豚無双さんの概要です うっひょ~~~~~~!
「ラーメン珍道中」というTwitterユーザーが2020年5月25日にツイートした、ラーメンYouTuber・(SUSURU TV.(SUSURU)のモノマネ(声真似)動画が発端となっている。
テンションは低めかつ声自体はそんなに似ていないにもかかわらず、独特の跳ねるような喋り方はSUSURUを忠実にトレースしており、更にそこからモラルの一欠片もないような言動を行うというネタを行なったこの動画は大ウケ。ツイートが行われてからすぐである翌日の時点で「元ネタ」であるSUSURU本人も反応している。
それからたまにニコニコ動画でMAD動画の素材にされるようになり、2021年6月30日投稿の『君が代』を原曲とした「やばいクレーマーのSUSURU TVが代」がヒット、派生動画が増加したのであった。この時に縦書き・各文字の縦横比がバラバラな特徴ある字幕もテンプレートとなっている。
8月末に投稿された「やばいクレーマーのSAKURA TV(独唱)」はTwitterへの転載がバズったことで拡散し50万再生を突破してしまった。SUSURU本人からも「深夜にこんなの見つけてしまった。元気出た。」とのコメントが出ている。原曲の歌手で作曲・作詞者である森山直太朗も巡回して「なぜだろう。涙が止まらない。」とコメントを残すなど、各所に波及した。
本人による便乗
そしてブームも最高潮かという頃の2021年9月3日、とうとうSUSURU本人による読み上げ動画が投稿されてしまった。
以降もSUSURUはしばしばこのネタの言い回しを意識したようなセリフを動画内で発したり、中にはそのままパロディしたりと、なんだかんだで気に入っている様子である。
2021年12月16日に発表されたネット流行語100では20位を獲得。SUSURUも生放送に出演し、トロフィーを受け取った。
大きな声を出したら店主さんからの誠意で全文をサービスしてもらいました
こちらが 濃厚とんこつ豚無双さんの |
濃厚無双ラーメン 海苔トッピングです |
うっひょ~~~~~~! |
着席時 コップに水垢が付いていたのを見て |
大きな声を出したら 店主さんからの誠意で |
チャーシューをサービスしてもらいました |
俺の動画次第でこの店潰す事だってできるんだぞって事で |
いただきま~~~~す!まずはスープから |
コラ~! |
これでもかって位ドロドロの濃厚スープの中には |
虫が入っており 怒りのあまり |
卓上調味料を全部倒してしまいました~! |
すっかり店側も立場を弁え 誠意のチャーシュー丼を貰った所で |
お次に 圧倒的存在感の極太麺を |
啜る~! 殺すぞ~! |
ワシワシとした食感の麺の中には、髪の毛が入っており |
さすがのSUSURUも 厨房に入って行ってしまいました~! |
ちなみに、店主さんが土下座している様子は ぜひサブチャンネルをご覧ください |
なお、本人ver.では最後の一文が「ぜひサブチャンネルでご覧ください」に変更されている。
俺の作ったMAD次第でこの店潰す事だってできるんだぞって事でいただきま~~~~す!
「やばいクレーマーのSUSURU_TV」素材を利用したMADや動画を作る際は、以下の工夫で芸術点を啜る~!ことができる。
字余り
もはや王道。多くのMADは字が「余るか・足らないか」の二択である。
全文の詠唱が終わらないうちに曲が終わったり、二巡目に入ったものの中途半端なところでやはり曲が終わってしまう形式。
字足らず
あまり見かけない形式だが、曲の途中なのにセリフ・歌詞用の本文を全弾撃ち尽くしてしまう技法。余った分の曲はそのまま垂れ流しで放置されることが多い。
早食い
通称高速詠唱。音は完全にはかいこうせんとの評判。
字余り・字足らずを回避するため、人間には不可能な速度で本文を詠唱する。早食いを行ってもなお字余り・字足らずになっていると、より芸術点が高い。
替え玉
つまりおかわり。一巡目では動画内容を消化しきれず、二巡目に突入してしまうこと。三巡目以降も使用するとなおよい。
また、n巡目とn+1巡目を同時に流す耳レ...高等テクニックも存在する。
殺意マシマシ
『頃殺すぞ~!頃ろろろろすぞ~^~^~^~!!(ビブラート)』
啜る~!からの殺すぞ~!に重きを置いたスタイル。あまりのゴリ押しぶりと殺意に腹筋を破壊される視聴者も多く、UNEIからの誠意で追加芸術点をサービスしてもらえる。
トッピング式
全文を詠唱する形ではなく、一部を切り貼りすることで無理やり曲に合わせる技法。
上記の形式とは根本から異なり、相乗効果は狙えないが綺麗に音を合わせればかなりの高評価。
ちなみに、本文を詠唱しているだけで歌詞を歌わせてはいないため人力VOCALOIDとは別物。
海外支店
全文を外国語に翻訳したもの。なお、この動画はSUSURUも巡回している。
フリースタイル
特に指定がないため、評価は作り手の腕次第。本物と偽物が両方とも登場する場合は芸術点が高い。
この形式の動画はほぼない。
怒りのあまり関連動画を全部倒してしまいました~!
2021年10月3日には弾き語り系YouTuberのゆゆうたとSUSURUがコラボして、卓上調味料を倒した音まで見事にピアノで再現した「【オリジナル曲】やばいクレーマーのSUSURU TV(本人歌唱ver)」を投稿。
また、これに合わせてSUSURU本人もサブチャンネルで前述の「やばいクレーマーのSAKURA TV(独唱)」の本人歌唱バージョンを投稿した。
2021年10月31日にはヲタ芸YouTuberの北の打ち師達とコラボして上記のSAKURA TVのヲタ芸バージョンを投稿した。
お次に 圧倒的存在感の関連イラストを啜る~!
さすがのSUSURUも関連タグを載せてしまいました~!
Twitter発のネタの一覧 クレーマー ものまね 声真似 SUSURU_TV
ちなみに、関連リンクは ぜひサブチャンネルをご覧ください
さすがのSUSURUも実際に作ってしまいました〜
時期は古いものの現在に至るまでパロディを投稿し続け、動画内でもよくこのネタを使っていたSUSURUだったが、2024年6月20日ついに濃厚豚骨豚無双を現実世界に顕現させてしまった。
さすがに虫や髪の毛は入っていないが、「これでもかって位のドロドロの濃厚スープ、ワシワシとした食感の麺、大量のチャーシュー」など再現に力が入った一品になっており、投稿主のラーメン珍道中も招いた大食事会となった。