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概要編集

沖縄県宜野湾市出身、1995年9月29日生まれ、本名:比嘉龍二。

姉は元歌手の比花知春。元妻はぺこ(現:peco、旧:オクヒラテツコ)で、ぺことの間に男児がひとりいる。

2021年10月から個人事務所である比嘉企画に所属。個人事務所立ち上げと同時に、ぺこと一緒に芸名をアルファベット表記の「ryuchell」に改名している。


芸名の由来はドラマ『glee』の登場人物レイチェル・ベリーから。


沖縄県内の高校を卒業後、アパレル業界を志して上京。原宿の大手古着店「SUPER WEGO」の店員となり、読者モデルとして活動を始めた。

この頃のちに妻となる読者モデルのぺこ(当時は「オクヒラテツコ」)と出会って交際するようになる。

2014年より、先に読者モデルとして知名度をあげた彼女と一緒にバラエティ番組に出るようになり、徐々にタレントとしての活動を増やしていく。

当時はジェンダーレスという概念がファッション業界を中心に浸透し始めた時期であり、ぺことともにカラフルでポップ、アメリカンな世界観の中性的なファッションと、「ちぇるちぇるランドからやってきた」「(父の仕事は)建築関係トントントン」と語るような、本人の天然ボケの入った明るく自由奔放な言動で人気を博す。

2018年には「RYUCHELL」名義での歌手デビューも果たした。


本人は自身の性的志向や性自認について「身体性は男だけど、かわいいものが大好きで、水を飲む時なんかに小指が立ってしまうタイプ」、「男の子が好きなほうがまだわかりやすい。こんなにかわいいものが好きなのに、なんで女の子が好きなんだろう」と、LGBTのいずれにも当てはまらないようなものであったことから葛藤を抱えていたとしている。自身の経験やLGBTの友人や知り合いの存在も含めて、そのような人たちに理解を示している。


2016年にぺこと結婚、2018年には第1子「リンク」(※『ヘアスプレー』の登場人物に由来するとコメントしている)を授かる。以降家庭において主体的・積極的に育児参加を行う「イクメン」の代表的な存在として、多くのメディアにて取り上げられるようになった。

なお、リンクが産まれた後に、ぺことリンクの名前をモチーフとしたタトゥーを入れたことを公表している。

2021年10月に、デビューから所属していたスターレイプロダクションを独立して、ぺことともに個人事務所「比嘉企画」を立ち上げた。


ぺことの婚姻関係の解消編集

一見順風満帆に見えた夫婦関係であったが、2022年8月にぺこと離婚したことを発表。

離婚理由として「メディアで自分のこれまでの生き方や、”夫”としての生き方についてお話しさせていただく機会が増えていく中で、“本当の自分”と、"本当の自分を隠すryuchell"との間に、少しずつ溝ができてしまいました」、「父親であることは心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛りつけてしまっていたせいで、夫であることには、つらさを感じてしまうようになりました」と言及。

またぺこはSNSにて「正直、墓場まで持っていってほしかったと一瞬たりとも思ったことはないと言えば嘘になります」と語っており、りゅうちぇる本人も「(ぺこについて)女性を好きになることは、僕の人生の中で、初めての事」、「僕には隠していた部分がありました」と、性的志向や性自認が、先述のようなこれまでメディアで語っていたものとは異なることを仄めかしている。

実際に、とくに離婚後は容姿がこれまで以上に女性的なものに変化しており、ギャップに驚くファンも多かった。


離婚はあくまで「婚姻関係の解消」であり、今後は「夫」と「妻」という形ではなく、「人生のパートナー」として、子供の父親と母親として関係を続けていくと綴っている。家族として同居を続けるが、二人の関係については「事実婚というカテゴライズではない」と明言している。


ぺこはその後も比嘉企画に所属し、公の場で共演することもあったほか、ぺこのSNSで家族3人で過ごした様子が綴られるなど、関係は決して悪くなかったようである。


突然の死去編集

2023年7月12日午前5時半頃、都内の事務所兼自宅のマンションで死亡しているのが発見された。27歳没。

現場の状況から自殺とみられている。


ぺこが後日自身のinstagramで明かしたところによると、亡くなる数日前に息子をグアムのサマースクールに参加させるために滞在していた彼女の元に訪れ、7日10日に息子の誕生日を祝い、翌日に息子をスクールに送り出した後二人で会食した際も「涙が出るほどおなかを抱えて笑い」というほど和気藹々としたものであったと語っている。また、別れ際には「日本に帰ってくるとき空港にお迎えに行くからね」と話しており、まさに突然の死となった。


遺書などは存在の有無やその内容が非公開となっているため、自死に至った直接の動機は不明である。

ネット上では、(離婚に至った経緯やその後の言動から)アンチによる「オカマ」「子捨て」といったニュアンスの激しい誹謗中傷があったことが指摘されているほか、一部ではりゅうちぇるが(急激に女性的な容姿に変貌していったことから)女性ホルモン剤を服用していた可能性があり、ホルモンバランスの変化で精神的に不安定になっていたのではないか、という見解がある。

しかしながら、あくまで詳細は不明であり、また遺族や関係者の意向もあるため、本記事でのこれ以上の言及は控えるものとする。


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