概要
アイアンゴーレム(Iron_golem)とは、Minecraftに登場するMob(モブ)である。プレイヤーがサバイバルモードで召喚できる数少ないMobでもある。
統合版では名前が「アイアン ゴーレム」(アイアンとゴーレムの間にスペースがある)となっている。
特徴
一定の規模の村に自然スポーンするか、あるいはプレイヤー自らが鉄ブロックとくり抜いたカボチャまたはカボチャ(統合版のみ)を正しく配列する事で召喚できる。
なお、アップデートで村の規模に関係なく必ず1体は最初からスポーンするようになった。
また、稀に前哨基地にて捕らえられている事もある。
名前の通り鉄でできた丈夫な体を持つ。それ故に体力値はなんと100もある(これを凌ぐものはエンダードラゴン・ウィザー・ウォーデンのみとなる)他、どんなに高いところから落下してもダメージは一切受けない。ただし、あまりに重いのか水中に入るとそのまま沈んでしまい、動けなくなるという欠点を持つ。沈んでしまった場合は釣竿などで引き出してあげよう(ただしプレイヤーが召喚したゴーレムではない限り反撃をしてくる為注意)。
敵対Mobを見つけると接近し、腕を振り回して攻撃する。その攻撃力は高く、ゾンビが落下ダメージ込みで一撃で死ぬほど。ただしクリーパーには敵対しない。Java版ではガストは攻撃が届く範囲であれば攻撃をするが、統合版では攻撃しない。
プレイヤーが召喚した以外の村に自然スポーンした個体などには、プレイヤーがアイアンゴーレム自身や村人に攻撃すると敵対してプレイヤーに襲いかかってってくる。
アップデートにより他の村で村人やアイアンゴーレムを倒しまくるなどの悪事を働いたプレイヤーを見つけると自動的に攻撃するようになった。
倒すとポピーか鉄インゴットもしくは両方をそれぞれ数個ドロップする。
村の規模が一定以上だとゴーレムがスポーンすること出現条件から鉄インゴットを量産するトラップタワー(通称「製鉄所」等)としてゴーレムが処理するプレイヤーも多い。
鉄インゴットを集めるのに鉄鉱石を探し回ったり、鉄鉱石を破壊して出てきた鉄の原石を精錬する手間を省けるという利点がある。
一方村人を増やすことやゴーレムの出現条件を理解してないとゴーレムが作ったトラップの外に湧き始める等初心者には難しい。
ちなみに敵対MOBのトラップタワー等と複合も不可ではない。ただ事故が多く、「ゴーレムに攻撃され投げられたスケルトンが反撃した矢がクリーパーに当たり爆発→トラップが壊れる」ことがあり得るためお勧めしない。
Java版では、ver1.15より体力に応じて3種類のひび割れたテクスチャがあり、このひび割れに鉄インゴットを使用して回復させる事ができる。
統合版では長らく無かった仕様だが、ver1.18.10よりJava版と同様になった。
余談
基本的な部分だけを見ると最強クラスのMobだが、たまにピリジャー(略奪者)の前哨基地の前で捕らえられていたり、プレイヤーの作った製鉄所(アイアンゴーレムトラップ)で何体も死んでいたりとゲーム内での扱いが悪く感じることもある。
更には縦3ブロック以上では攻撃が届かない為、縦3ブロック上にいるスケルトンなどの遠距離モブや攻撃するプレイヤーに対して何も出来ずに倒されてしまう事もある。
また平常時には時々村人にポピーをあげる事がある。それを子供の村人が受け取るというなんとも微笑ましい光景を見ることができる。
……ただし、ゾンビの襲撃から守り切れなかった村人が村人ゾンビへと変化してしまえば、例えさっきまで仲良く花を渡していた村人であっても一切の躊躇なく排除しにかかる。
村の襲撃に勝利した後、村人達が花火を打ち上げるのだがその花火には通常の花火と同じくしてダメージ判定が付いている。
これがアイアンゴーレムに当たってしまうと、アイアンゴーレムが村人を攻撃するという事故が起きる(しかも子供の村人だろうと容赦なく殺しにかかる)。
仕様なのだろうか長い間この問題の修正は行われていない(統合版でもダメージ判定はあるが、当たっても村人を襲いには掛からない)。
実はアイアンゴーレムのコンセプトとなったのは、スタジオジブリ作品の天空の城ラピュタに登場する"ロボット兵"である、という事がマインクラフト公式により言及されている。またゲーム内でアイアンゴーレムがポピーを手に持っているのも天空の城ラピュタのロボット兵が花を渡すシーンのパロディであり、アイアンゴーレムのテクスチャにも腕部分にロボット兵と同様の、同形状のブロックが連続した構造の蛇腹状の関節が見られる。
また、アイアンゴーレムの顔が村人に似ているのは、"人間が神を自身らに似た姿で描いたのと同じように、村人も守護者を自身と似た姿に作るだろう"という考察によるものである。
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ロボット兵…モデルになったキャラクター