概要
『アキラとあきら』は、池井戸潤による日本の経済小説。『問題小説』(徳間書店)にて2006年12月号から2009年4月号まで連載され、徳間文庫より2017年5月17日に刊行された。約30年という年月を丹念に語るスタイルが、池井戸作品としては新鮮であり、二人の主人公を対等に描くという、それまでの作品と比べて革新的な要素が含まれている。
物語は1970年代前半から2000年代前半の約30年間を描き、オイルショックからバブル期、失われた10年を背景としている。
2017年にWOWOWの「連続ドラマW」枠でドラマ化。斎藤工と向井理がW主演を務めた。
2022年には映画化され、キャストも一新。竹内涼真と横浜流星がW主演を務めた。主題歌は、backnumberの「ベルベットの詩」。
登場人物
山崎瑛
過酷な運命に翻弄されながらも、理想を育んだ零細工場の息子。
階堂彬
約束された次期社長という宿命に抗う、大企業「東海郵船」の御曹司。