概要
ソードアート・オンラインに登場する生産職プレイヤー。
SAOにおいて「カリスマお針子」の名を持つファッションリーダーである。
web版の頃からの最古参キャラクターであるが、商業化以降は近年まで中々出番に恵まれず、その出番も各種特典のため、まさに知る人ぞ知る存在となった。
ミトの登場以前はアシュレイがブラックウィルムコート(第1巻時点のキリトの黒コート)の制作者であったのが変更された…と思われていたのだが、28巻にてアシュレイの名前をミトが受け継ぎ二代目アシュレイとなったことが判明。あとがきにてアシュレイの名は三代目に譲っているとの情報あり。
これによりキリトのコートに関する設定が統合された。
つまり、現行の設定では「アシュレイ」を名乗るプレイヤーが3人存在することになっている。
プログレッシブ(初代)
円盤特典及び入場特典の「メモラブル・ソング」「キュアラブル・ペイン」にて登場。
abecによる挿絵がついたのはおそらく初。
生前のユナのお守りをしていた所で傷心のミトと出会い、彼女の精神的なリハビリに貢献している。
メタ的にはSAOシリーズの大御所がミトとユナという若手を見守るために凱旋したと言える。
ブラックウィルムコートの経緯や今後のミトの進路から、「アシュレイがミトの師匠になるのでは」といった仮説も囁かれている。
ただし、原作の時間軸ではミトのバックボーンが劇場版から大きく変更されたため、それを前提に話が組まれている本作の設定がどこまで生きているかは不明。
アインクラッド(二代目)
「アシュレイ」として以外の概要はミト(SAO)を参照。
誰よりも早く裁縫スキルを完全習得し、リンダースに店舗を構える。高級素材の持ち込みかつ気に入らなければ依頼を受けないというスタイルでリズベットなど他業種のプレイヤーからも羨望の的になった。
キリトのコートの他、アスナの制服とオシャレ着、アルゴの装備を制作。超高級素材の加工は彼女のカンストスキルをもってしても困難が伴ったらしい。
『圏内事件』『水音、槌音』など複数の短編で言及されるが、襲名に関するタイムラインは不明なのでどの描写がどちらなのかも不明。
前者(2024年4月)で言及のあった「裁縫スキルカンスト一番乗り」は現在ミトのこととされているが、後者(2024年9月)の時点でリズベットは「20代前半(=額面通りなら初代?)」としている。
キリトは自身のコートについて濁しながら「アシュレイズ製」と語っているので、「製作店はアシュレイズだが製作者はミト(弟子?)」ということかもしれないし単にリズベットが年齢を勘違いしている可能性もある。
ガールズ・オプス(三代目)
経緯は不明だが、本作のアシュレイはオネエになっている。長らくアルゴと並ぶ本作の矛盾点とされてきたが、襲名の件が明かされたため実はおかしくなかった可能性が出てきた。おそらく彼がミトからアシュレイの名を受け継いだ三代目だと思われる。
余談
ここまで複雑な経緯を持ったのには理由がある。
あとがきで原作者曰く、そもそもWeb版の時点でアシュレイがアスナのリアルの知り合いであること、コンビ解消後の精神的支柱であったことは決まっていたが、エピソードに組み込むタイミングを見失い没寄りの裏設定と化していたという。
『プログレッシブ』劇場版制作にあたって新キャラクターを用意するにあたってその設定が一部流用される形でミトのキャラクターが造形された。
これらのことと、ミトについて『アリア』のパンフレットで三木氏共々「ミトがいる以上原作ともTVシリーズとも別の物語になると思っていた」と述べているため、少なくとも原作に導入するにしても映画のままとは元々考えていなかったはずである。
その後円盤特典でミトを初代と邂逅させ、『スケルツォ』『フルダイブ』で生産職転向を示唆することで布石を打った上で改めて襲名という形でアシュレイの設定を統合した上で28巻に登場、という流れだと想像できる。
『ガールズ・オプス』のアシュレイについては現状原作者から別人にせよと指示があったのかなどの経緯は不明。
関連タグ
ミト(SAO) ユナ(SAO) ソードアート・オンラインの登場人物一覧
アスナ(SAO):常連顧客の一人。