「驚いた?」
「アハハハハハハハハ夜だ夜だ夜だ~~~~~!!」
概要
「メシアの涙」と称される古のホラー・エイリスと共に封印されていた石板のホラー。雷牙シリーズで最初に登場したホラーでもある。「セキヤ」という男性に憑依した。
お調子者な性格かつ人を驚かせたり化かすことが大好きで、驚いて腰を抜かした人間に「驚いた?」と問いかけ、恐怖で怯える人間の顔を見て笑いながら人間を捕食して回っていた。
その悪辣ぶりから冴島雷牙からは皮肉を込めて「マヌケ面」と呼ばれた(この時は憑依したセキヤ本人の顔だったため中々酷い)
真の姿は海洋生物の意匠が施された鱗や鰭を持つ引き締まった細身の異形で、周囲には水分を含んだ無数の鱗を展開させている。
セキヤ
博物館の警備員。やや小太り気味の男性でエイリスを封じたアディーの石板に「気持ち悪い」と漏らすなど、やや不真面目な印象を与える。
実は過去に人を殺したことがあり、封印が解けて自由の身となったアズダブはその陰我に惹かれたことで憑依される形となった。
アズダブが憑依した後は黒いソフト帽子に水色のスカーフ、白いパーカーとオシャレな服装に着替えていた。
活躍
長い間封印されていたためか、自由の身となったことで人間を驚かしながら手当たり次第に捕食活動を行い、夜の時間帯に再び動き出そうとした際に尾行していた少女・マユリと遭遇。
あの手この手で驚かしてから襲おうとするも、魔戒騎士である雷牙と対峙したことで状況が一変。すぐさま逃走しようとするが顔面に強烈なハイキックを叩き込まれたことで応戦。サモ・ハン・キンポー顔負けの身軽な動きで翻弄するも、悉く一蹴されてしまった。
自らの天敵に悪態をつくも、ザルバの口から黄金騎士であることを告げられ愕然。意趣返しと言わんばかりに「驚いた?」と笑われたことで「怒る!」と叫びながらホラーとしての本性を現す。
しかし、牙狼となった彼にはいかなる攻撃も通用せず、牙狼剣の一突きで討伐された。符術を施された特殊なホラーだったため邪気を剣に封印できなかったが、マユリが破片を取り込んだことで完全に封印された。