幾ら背が伸びても声が変わっても・・・すぐにわかった・・・
俺とお前で竜を駆逐するんだ
CV:竹内良太
概要
ドラゴンのレース中にに突如として空族を率いて竜の国に襲来した全身甲冑の男。その目的はナギの回収だがそれ以外に関しては無関心・・・というよりも民間人に被害を出すことを極力抑えようとしており、ナギを連れ去るために襲来した際も戦闘を勃発させる前に民間人を避難させるように竜の国側に告げている。
過去に殺されかけたことから竜を非常に憎んでいるがただそれだけならおかしい矛盾を抱えている(後述)。
ウロボロス
自己矛盾を抱えた、憐れで愉快な俺の玩弄物・・・それがアトモスという男だ
CV:をはり万造
アトモスと行動を共にしている漆黒のドラゴン。かつて暴虐の限りを尽くしたファブニールの子孫にあたるが、ファブニールのように暴虐の限りを尽くすつもりは一切ない。それどころか彼は竜をも殺す兵器を量産する人間という存在が原因で無気力になっており、目標も何もない骸のような存在。よく言えば基本無害、悪く言えば自主性がないという人物像をしている。
竜に憎悪を燃やしながらもウロボロスを殺すまでほかの竜は殺さないとしているアトモスの自己矛盾を玩弄物として見ているほか何度もアトモスに戦いを挑まれてはいなしているうちに彼の戦闘スタイルを完全に理解しており、戦闘の際はまるで一心同体のコンビと言える程の凄まじい連携をとる。
復讐鬼と骸の如き竜が共にいる真相
アトモスという名はそもそもウロボロスが彼を蘇生させたときに与えた名前だがその本当の名前はソウである。即ちナギ以外でナギの住んでいた村唯一の生き残りである。
村を襲ったレッサードラゴンの炎で火達磨になり瀕死の重傷を負ったソウは偶然そこにいたウロボロスと遭遇。レッサードラゴンも普通の竜も関係なく竜種への怒りを込めた眼差しでウロボロスを睨み付けるソウに対しウロボロスは自らの血を与えて蘇生させ、アトモスの名を授ける。
竜種の駆逐を公言する復讐鬼でありながら竜の血により蘇り、眼前の竜を殺すまでほかの竜を殺さないという矛盾を抱えたアトモスは、骸のように無気力となったウロボロスにとってまたとない心を動かされるものとなった。
異色過ぎるコンビの数奇な運命
竜騎士団とアトモス一派の戦闘の終盤で真にドラゴンと絆を結んだ竜騎士が発揮する絆の力と酷似した誓約の力を発揮して自身に抵抗するナギ達竜騎士を圧倒するが、絆の力の一端に覚醒したナギとアスタに押し負ける。
敗北したアトモスは空族を率いての竜の国への攻撃を中止し、その場を去ろうとする(空族はもともと指名手配されていたためすぐに逃走した)が、歪でありながらとても強固な信頼関係を築いていた両者に対しゲオルグは竜騎士団に勧誘。OKの返事はしなかったがナギに対してピンチに駆けつけると言い残してウロボロスと共に去っていった。
なお、アトモスは目的も何もないウロボロスに対して「目的を持て」とアドバイスしている。
余談
白猫の悪役といえば圧倒的な計画の盤石さと殺人鬼っぷりで悪役として非常に強い存在感を誇るロイドや過去編から現在にまで登場し悲劇的な一生を辿ったテオが有名だがアトモスはウロボロスとの歪な信頼関係や敵でありながら民間人の犠牲者を出さない配慮からストーリー配信当時はかなり話題になった。