アポカリプス・ウィッチ
あぽかりぷすうぃっち
正式タイトルは『アポカリプス・ウィッチ 飽食時代の【最強】たちへ』。
著作は鎌池和馬、イラストはMika Pikazoが担当するライトノベル。
ファンからの略称は「アポカリ」、「アポ魔女」など。
海上の学園で繰り広げられる王道の学園バトル……と思わせといて、
序章で敵によって学園が崩壊し、生き残った主人公たちが敵に反撃を仕掛ける復讐モノ。
基本的に勧善懲悪で不殺な鎌池作品では珍しく、主人公サイドが遠慮なく敵を殺害する。
また、ヒロインの行動に対する主人公の苦悩など、どことなく『とある魔術の禁書目録』の上里編を思わせるストーリー展開が特徴。
最近の鎌池作品でお約束となってきた最強系に対するメタネタも多数盛り込まれており、ひと味違う鎌池和馬が楽しめる。
ちなみに比較的に読みやすい文章構成となっているので、鎌池和馬の作品に初めて触れる人にはオススメ。
『仰神魔法』を使う5人の魔法使い『難問排除』達により、世界中全てのインフラが担われる時代。
最先端の魔法技術『水晶魔法』を学ぶ洋上水晶魔法学園「グリモノア」に通う少年、歌貝カルタはある『手違い』から特殊装甲ではなく水晶少女、アイネを呼び出す力を得ていた。
ある日、グリモノアに訪れた『難問排除』が全校生徒に向けてグリモノアの廃校処分を通達し、
『仰神魔法』によってグリモノアは生徒職員もろとも海の底へ沈められてしまう。
生き残った歌貝カルタ、その幼馴染みの雨脚マリカ、生徒会長だった表参道キョウカ、そしてカルタが使う水晶少女アイネの4人(?)は結託し、難問排除への復讐に乗り出す。
本作の主人公。グリモノアに在籍している一年生。
『水晶魔法』を習いに入学するが、手違いによりアイネと呼ばれる水晶少女を使役する能力を得る。
優柔不断な性格。
カルタが使役する正体不明の水晶魔法。外見は13~14歳程度の銀髪ロングヘアの少女。
人型だが完全な人外。好物は金。
カルタのことは慕っているが、呼称は「にえさま」と厄ネタ臭が漂う。
グリモノアに在籍している一年生。カルタとは同い年で幼馴染。
ピンク髪のツインテール少女。
明るく誰に対しても距離感が近いが、内心では敵味方をハッキリと線引きしており、敵と見做した人物には容赦がない。
水晶魔法は「光」を軸としており、行使する神格はテスカトリポカ。
保有するデバイスはレイピア状で、鍔に取り付けた銃口から放たれるレーザーによる狙撃を得意とする。
グリモノア三年生にして生徒会長。黒髪ロングでグラマラスな少女。
優れた魔法の腕前に社交的な性格と誰もが憧れるセンパイ。しかし実際はドライな効率主義者。
グリモノア脱出の際深傷を負ってデバイスが使えないため、情報収集や作戦立案などブレイン役を担う。