概要
アニスフィア・ウィン・パレッティアによる発明品のひとつ。
魔法の才能がなくても魔力さえあれば魔法を発現できる手法「魔学」の研究をしており、その助手にユフィリア・マゼンタを迎え入れたことで、彼女のために作った一品もの。
ユフィリアの持つ魔法の才能が類稀なる事に気づいたアニスフィアは、その奇跡的とも言えるスペックだからこそ使いこなせる夢の産物を作り上げる。普通なら使いこなせないゆえに事実上の空想で終わっていたロマン砲のような性能だが、まさかの適合者出現にいてもたってもいられず、徹夜を通して完成させた。
作中では非常に登場の早かったアイテムだが、その中身はアニスフィアが12年間培った魔学の集大成。
あらゆる属性に適応しているユフィリアの才能を虹色に例え、虹を表す言葉として試しに口にした「アルカンシェル」がユフィリアの琴線に触れたことで名前を決定。
いわば「魔法に関する権能をすべて詰め込んだレイピア」であり、武器としても当然だが、魔法発現を補助させる道具「魔杖」としてもユフィリアが持てば規格外。
魔学を武力応用できる基本的アイテムである「マナ・ブレイド」をベースとはしているが、ユフィリアが剣術を嗜むことから刀身が加えられており、その材料も精霊石を練り混ぜた魔力導体で、さらに接合部に精霊石を埋めこんだことで魔力伝導率を引き上げている。
属性つきの刀身にもなるが、こちらも魔法を扱えることを前提とした設計。