アル空
あるそら
「キミから感じる星海の気配に興味があってね、近くで観察したいと思ったんだ」
「必要がなくても、いつでも呼んで」
異世界の旅人の空と、西風騎士団の首席錬金術師のアルベドのBLカップリング。
アルベドが研究のインスピレーションを得るための手助けを、助手のスクロースが空とパイモンに頼むところから二人の出会いは始まる。
以下、伝説任務、イベント、キャラクターストーリー、好感度ボイスのネタバレを含みます。
旅人観察報告(伝説任務)
モンドへ物資の補充に立ち寄った空たち。その日は、いつも練金台の前にいる錬金術師ティマイオスの姿が無く、代わりに緑髪の女性がいた。
スクロースと名乗った女性は、ティマイオスはアルベドというとても優秀な錬金術師の手伝いのため不在であることを伝え、そのアルベドの研究が近頃行き詰まっているので空たちにも手助けをしてほしいと依頼する。快諾した空はドラゴンスパインに向かい、途中警戒心の強いシスターに案内してもらいつつ雪に覆われた山の中でヒルチャールをスケッチするアルベドとの邂逅を果たす。
白亜と黒龍(期間限定イベント)
スクロースから、アルベドが何かを隠していると相談を受けた空たち。どうしても気になるので調べてほしいとお願いされ、再びドラゴンスパインで研究を続けていた彼の元へ訪れる。そして空が聞き出すより先に、アルベドの方から秘密の正体……古びた一本の魔剣に関する実験の協力を頼まれる事となる。
ちなみに、このイベントにてアルベドが興味のない物事に対しての露骨な無関心さが描かれており、相対的に空へ強い関心を持っていることがわかる。
——「そうか?おまえを見てる時のあいつは、楽しそうだぞ」
空も、ヒルチャールにスケッチブックが持ち去られた際、「こんなもののために本気で怒ったりしない」と冷めた反応を見せるアルベドに対し、「思い出の詰まった絵を簡単に諦めるべきではない」と強めに反論したり、実験の最後に「役に立てたかな?」と強引に巻き込まれた割に気にしていたりする。
光華容彩祭
稲妻で再会した空に、アルベドは「ふふっ、用がなかったら、君に会っちゃいけないのかい?」と話す。
▶︎興味のあること…
「キミに拒否されたら落ち込むから少し言いにくいけど…(後略)」
▶︎突破した感想・転
「『赤化』、錬金術では感情の精錬を意味するんだ。ボクの赤はキミが原因らしい」
人付き合いは面倒だと言いつつ、旅人に懐いている様子が窺い知れる。他にも積極的に同行の勧誘をかけている。
▶︎助手について…
「ボクの助手になってくれないかい?(中略)ボクはボクの指導力に自信があるし、何よりもキミの才能を信じてるからね」
アルベドの助手はスクロースのみ(伝説任務中ではティマイオスも助手と呼ばれているが、そのティマイオス曰くスクロースがアルベドの唯一の助手とのこと)であることを踏まえると、能力もかなり買われている様子。
▶︎こんにちは
「こんにちは、キミの足音が聞こえたんだ。工房の外は賑やかだね」
足音を聞きつけ、わざわざ工房の外に出てあいさつをしてくれる。
アルベド: やあ、空。
アルベド: 遠くから足音が聞こえたけど、うん、やはりキミだったか。
空:もうここには慣れた?
アルベド: ああ。本の中に書かれていた「桃源郷」とは、おそらくこのような場所のことを言うのだろう。
アルベド: 静かで快適な環境、時間を忘れてしまうほど実験に専念することができる。
空:ちゃんとご飯は食べてね。
アルベド: ……
アルベド: ああ、もちろん。
アルベド: そうだ…
空:何か必要なら言って。
アルベド: うん…キミの創意を十分に活かしてくれれば、それだけでいい。
アルベド: ボクはどこにいてもスケッチをすることがあるから、キミが飾り付けた「洞天」内はボクにとってインスピレーションの源でもあるんだ。
アルベド: …キミに感謝してる。
空:一緒にお話ししない?
アルベド: もちろんいいよ。
アルベド: そうだな…話題はキミに任せるよ。
空:たしかアルベドは絵が好きだったよね?
アルベド: うん、もうだいぶ前からの習慣なんだ。
アルベド: 最初は研究のために、石刷りのようにただ紙に写していただけだったんだ…(省略)
空:他に興味があることはある?
アルベド: ふむ、他に興味があること…
アルベド: キミかな。
アルベド: 始めはキミから感じる星海の気配が気になっていたけど…
アルベド: 今は…それだけじゃない。
アルベド: どうしてかな?もう少し時間をくれれば、必ず解き明かすことができるだろう。
空:何かやりたいことはある?
アルベド: うん、細かなことばかりだが結構ある。
アルベド: キミが付き添ってくれてから、インスピレーションがどんどん湧いてくるんだ。
空:絵を描くことで?実験のことで?
アルベド: 絵のことも、実験のことも。
アルベド: それ以外にも、まだまだある。
アルベド: そういえば…昔は人との関わり合いを時間の無駄だと思っていた。
アルベド: しかしキミと出会ってから、他のことよりもキミにもっと時間を費やしたくなったんだ。
アルベド: これは本当に特別な現象だ。そして、その原因を解き明かすことは可能であるとボクは思う。
アルベド: だからもう少し…キミの時間をボクにくれないか?
空:じゃあ、スケッチに付き合うよ。
アルベド: ありがとう。今日の題材は——
アルベド: 「キミと洞天」にしよう。
空:じゃあ、実験に付き合うよ。
アルベド: ありがとう。キミの安全は保証する、いつものように。
アルベド: ボクたちはお互いに分かり合えてきた。そう思わないかい?
アルベド: それと、終わったらデザートを一緒に食べに行きたいな。
アルベド: 意義あることの続きとして、そしてボクに付き合ってくれた礼として。
空:おはよう、アルベド。
アルベド: おはよう、空。研究目標の次の段階はもう準備してある。
アルベド: だけど、もしキミに他の予定があるのなら、計画を変更してもかまわない。
主人公だからか、空がアルベドをどう思っているかについてはっきり描写されることは殆ど無い。
ただ、ガイアはこんな言及をしている。
——「アルベドか、優雅で落ち着いていて才能もある、俺はかなり気に入っているぜ。なんだ?お前も気に入ったのか?」
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