「スメール学術界における主流の考え方は、時にある事実を覆い隠してしまう。──才能は一部の者にとって負担になり得る、ということを。しかし、これは言い訳であるとも言える。実際もとより、運命などというものは性格によって決まるものなのだからな。···この点については、カーヴェが全力で反論しそうだが。」
──アルハイゼン(カーヴェのキャラクター紹介)
「たしかに、あいつは頭がよく切れる。それは否定しない。あれほどの才能を持つ人間が、真理そのものだけに着目し、多くの人々には気を配らないだなんて、実に惜しいことだよ。···何だかよくわからない個人主義から来てるんだろうけど、結構問題になってるんだぞ。例えば、あいつは先輩をあまり敬わないし···別に、僕にだけってわけじゃないが。」
──カーヴェ(アルハイゼンのキャラクター紹介)
概要
オープンワールドRPG【原神】に登場する、アルハイゼン×カーヴェのBLカップリング。
二人は先輩後輩の関係であり、ルームメイトでもある。アルハイゼンが後輩でカーヴェが先輩。
建築デザイナーのカーヴェは、代表作となる「アルカサルザライパレス」を建築。その結果借金を背負ってしまい、後輩にあたるアルハイゼンの家に居候している、という経緯のようだ。
以下、魔神任務第三章第五幕・伝説任務・デートイベント・Ver3.6のイベント・キャラクターストーリー・キャラクターボイス等のネタバレを含みます。
カップリング表記
日本語 | アルカヴェ |
---|---|
中国語 | 海维 |
別表記 | 知妙 |
英語 | Haikaveh(haikaveh) |
韓国語 | 탐카베 |
タイ語 | ฮัยคาเวห์ |
絵文字 | 🌱🏛️、🌱🪶、🎧🏛️、🎧🪶 |
プロフィール
名前 | アルハイゼン | カーヴェ |
---|---|---|
称号 | 権謀教戒 | 天穹の鏡 |
一人称 | 俺 | 僕 |
互いの呼称 | 君、カーヴェ | 君、アルハイゼン |
関係 | 後輩 | 先輩 |
所属 | スメール教令院 | 個人デザインアトリエ |
学派/学院 | 知論派/ハルヴァタット学院 | 妙論派/クシャレワー学院 |
職業 | 書記官 | 建築デザイナー |
武器 | 片手剣(双剣) | 両手剣(メラック) |
誕生日 | 2月11日 | 7月9日 |
命ノ星座 | 隼座 | 極楽鳥座 |
神の目(元素) | 草 | 草 |
服装 | 理を崇める者 | 火を浴びた金羽 |
年齢 | カーヴェより二歳年下 | 25歳以上 |
好きな食べ物 | 見た目より味が良い物 | 酒、温かいスープ、クリームやチーズの入った料理、新鮮なフルーツ |
嫌いな食べ物 | スープや汁気のあるもの(本を読むのに適していないから) | 熱くて辛い物 |
オリジナル料理 | 「理想的状況」 | 「丹精込めた一作」 |
CV | 梅原裕一郎 | 内田雄馬 |
- アルハイゼン
スメール教令院の現書記官。並外れた知恵と才能の持ち主。
悠々自適の生活を送っており、人に行方を知られることは滅多にない。
- カーヴェ
スメールの著名建築デザイナー。妙論派の星とも呼ばれている。
多くの物事に対し、行き過ぎた思いやりの心を持つ。唯美主義者だが、現実に悩まされている。
対照的な二人
アルハイゼン | カーヴェ | |
---|---|---|
髪色 | 銀髪に毛先が薄いグラデーション | 金髪に毛先が濃いグラデーション |
髪型 | 短髪、左側に長いもみあげ、前髪は左側に流している | 長髪、右側に長いもみあげ、前髪は右側に流している |
目/目の色 | タレ目/緑目 | ツリ目/赤目 |
服装 | 緑と黒を基調とした服 | 赤と白を基調とした服 |
誕生日の季節 | 冬 | 夏 |
所属 | 国の組織 | 個人の工房 |
学派の代表色 | 知論派・黒 | 妙論派・白 |
性能 | 激化 | 開花 |
調度品セット | 室内 | 屋外 |
食べ物 | 嫌いな食べ物・スープ | 好きな食べ物・スープ |
モラ | 沢山ある | 借金や家賃、他人への施しなどでほとんどない |
カバン | 小さい腰掛けカバン | 大きい手提げカバン(工具箱「メラック」) |
待機中 | 二人分の鍵を見つめる | 自分の鍵を探す |
このように二人には対照的な部分が見られる。他にも性格や価値観なども対照的な様子だ。
二人の関わり
二人の関係やスメールでの普段の行動はティナリやコレイのボイス、スメールシティやオルモス港の掲示板、NPC達の会話から所々で知ることができる。
ティナリのボイスでは、カーヴェが借金を抱えアルハイゼンの家に居候していることについてティナリは「幸運って言うべきか、不運って言うべきか···」と言っており、アルハイゼンと一緒にいるカーヴェをいつも風スライムみたいにぷんぷんしてると比喩していた。
コレイのボイスでは、カーヴェがコレイ達と食事をした際に、頑固で理不尽なルームメイトのことについて口を挟むスキもなく話したらしい。
スメールの掲示板などでは、職を失った人達へ施しをするカーヴェとそれに対するアルハイゼンの言い合いで「言っていない」「言った」と書いてあったり、アーカーシャや芸術についての論争に、カーヴェのコーヒー代はまたアルハイゼンにツケるのか代理店主が聞いていたり、アルハイゼンが注文した酒10箱をカーヴェが勝手に受け取りに行ったりと二人の様々な会話や行動が分かる。
他にも、教令院にいる二人に対してやっぱりまた口喧嘩してると心の中で呟いている人もおり、アルハイゼンとカーヴェがスメールシティのいたるところで喧嘩をしている様子が見て取れる。
魔神任務第三章第五幕
祝賀会に誘うためアルハイゼンを探しに知恵の殿堂に行くとアルハイゼンとカーヴェが会話をしており、二人の口論が見られる。(カーヴェの初登場シーンでもある)
ちなみに、アルハイゼンと会話した後にオルモス港に行かず、一度外に出てもう一度戻ってくるとカーヴェがアルハイゼンの所に戻ってきており、二人の隠し会話を聞くことができる。
今回のアルハイゼンとカーヴェの会話で、カーヴェは2回もアルハイゼンに対して「君ってやつは···!」と言っており一方的に押され気味ではあるが、理屈っぽいアルハイゼンが「なら、俺の家から出ていくといい」という実力行使に出るほどである為、どちらも口論は強いのだろう。ただ、カーヴェはアルハイゼンとの口論ではやや劣勢なようだ。
アルハイゼンの伝説任務
アルハイゼンの伝説任務では、とある案件を片付けた後アルハイゼンの家に行く事になり、そこでカーヴェと出会う。
旅人やパイモンがカーヴェのことを知っていると分かると、カーヴェは「まずいぞ、ここに住んでいることが皆にバレたんじゃ···」と頭に手を当てた。そんなカーヴェにアルハイゼンは「どうした?今になってようやく恥の自覚が芽生えてきたか?」と返した。
アルハイゼンは今回の事件に関係する資料を持ってくるため、その間カーヴェと旅人、パイモンの三人が残された。
カーヴェは旅人とパイモンに「友達のふりをするようアルハイゼンに雇われた役者なのか?」と聞いた。カーヴェがこうして二人を疑うように、アルハイゼンが友達を家に招いたことは今の今まで一度もなかったらしい。それに対し、パイモンは「おまえはあいつの友達じゃないのか?」という質問をするが、カーヴェは「···ぐぅ···別に、友達というわけじゃない···はぁ···昔は友達だった。今はもう違う」と苦々しく言った。
カーヴェが、アルハイゼンの家に住み着いていることを言わないで欲しいという願いに、口止め料を貰おうとしたパイモンにカーヴェは、やはりアルハイゼンの友達だなと言うが、それに対し「さんざん自分で弱みをさらけ出しといて!」とパイモンが言えば、カーヴェは困ったような顔で「だ、だからと言って···なにもあいつみたいに僕をいじることないだろ?」と言った。
アルハイゼンが資料を取りに行ってから戻ってくると、「自分の友達は自分でもてなしてくれ」と部屋を離れるが、アルハイゼンが今回の件で人類の進化について少し話している途中、会話に入ってくる。その会話の中で「なら君はどうなんだ?キノコンにでも退化しているんじゃないか?」というアルハイゼンの言葉にカーヴェは笑顔で「そうだとしても、僕は情も義もあるキノコンになるぞ」と返した。
トラブルに巻き込まれ狙われた旅人とパイモンに「大丈夫だったのかい?」と心配そうな顔でカーヴェは言うが、主にアルハイゼンを狙っていたと旅人から聞く。カーヴェは、今日は自分のように外出せず家の掃除をしていた方がマシだったなと話すが、それが場を気まずくしていることをアルハイゼンに指摘される。それに対しカーヴェが反論をした後に「それで、結局のところ、その···君は大丈夫だったのか?」とアルハイゼンを心配する言葉に、カーヴェがいじくり回している掛け絵よりマシだとアルハイゼンが言うと、カーヴェは怒って掛け絵のある方へ姿を消した。
アルハイゼンは「俺はこれから夕食に行く。あと十分だけ時間をあげよう、最後の質問をするといい」そう言い、旅人の質問に答えた後「さて、そろそろ時間だ。君たちも夕食を食べに行くといい」と旅人とパイモンに帰るよう促した。
伝説任務が終わると、部屋の中にいる二人の長い会話が聞ける。会話の内容は、教令院のことや代理賢者になったアルハイゼンのこと、アルハイゼンが買ってきた乾いた木彫りやカーヴェの借金のこと、カーヴェが酒を数杯飲んだ程度で倒れることなど、二人のことをもっと詳しく知ることができる。
会話の後、ナヒーダのスキルで二人を見てみると心の中を覗くことができるので、ナヒーダがいるなら是非見てみよう。
アルハイゼンの家は、1度外に出ると2度と入れなくなっていたが、カーヴェのデートイベントが実装され、自由に出入りが可能となった。
Ver3.6のイベント『盛典と慧業』
教令院の盛会として学院祭が始まり、アルハイゼンは評論員として、カーヴェは代表選手としてトーナメントに参加することになる。
アルハイゼンは賢者からの推奨で参加することになった。代理賢者を辞めたアルハイゼンが、賢者からは暇そうに見えたのかもしれない。
カーヴェは亡き父の夢を叶えるため、そしてアルハイゼンの家から引っ越すために参加を決意した。
学院祭では、サーチェンが『才識の冠』を寄贈しており、今回の賞金もサーチェンが支援している。
第一ラウンドは放たれた迅速飛蝶を捕まえるというもの。
紆余曲折を経て、カーヴェはファルザンと同時に蝶を捕まえた。カーヴェは2ポイントを自分とファルザンに1ポイントずつ分ければいいと、評論員のアルハイゼンに提案する。
アルハイゼンは拒否し、最終的にくじで決まることになる。
くじの結果ファルザンにポイントが入った。
カーヴェはため息を吐き自分の運の悪さを嘆いていた。「これだから、普段の生活でも悩みが絶えないんだろう」と言うカーヴェに、アルハイゼンは「運が悪いくせにくじ引きで勝敗を決めてもいいと言う者は、そういないだろうな」と返す。カーヴェは目を逸らし困った顔で「君なんかに何が分かる?僕はただ···」と言うが、アルハイゼンは「弁論は後で聞こう」と言い速やかに家へ帰って行った。
第二ラウンドは砂漠に隠された地脈干渉器を見つけ、その機能を停止させるというもの。
カーヴェは地脈干渉器の影響を受けて混乱しているコサックギツネに付き纏われていた。カーヴェはコサックギツネたちを地脈干渉器の影響を受けない場所へ送り出してから、地脈干渉器を探すことにした。
その後、カーヴェはコサックギツネたちを送り出した後に、危険の多い夜の砂漠でひとり気絶して倒れていたらしい。カーヴェは意識が戻った後、遺跡に落ちていたファルザンと合流し、一緒に最後の地脈干渉器を発見し停止させた。
今回も前回と同じように、くじで勝敗を決めようとカーヴェが提案すると、アルハイゼンは「君は物事にハマりやすいな。今度はくじ引きか」と言った。それに対しカーヴェは「ハマってなんかいない!僕が好き好んで不運な目に合っているみたいに言うな!」と返し、アルハイゼンは「そうか?では言い方を変えよう。君はくじ引きと妙な縁があるな」と言った。
そしてくじ引きによってカーヴェにポイントが入った。
カーヴェは大喜びし「本当に大変だった。うぅ···」と頭に手をあてた。アルハイゼンは「······」と何も言わず意味深な視線をカーヴェに向けていた。
第二ラウンドが終わった後、サーチェンの件についてアルハイゼンを探しに彼の家へ向かう。
アルハイゼンの家へ向かうとカーヴェが迎え入れてくれた。
アルハイゼンはいないのか訪ねると、カーヴェは怒ったように知らないと言われ、旅人が喧嘩したの?と聞くと「喧嘩なんかじゃない、あいつ、口がすぎるんだ!」と言った。
「第二ラウンドで起きたことについてあいつと話していたんだ。最後、僕がくじを引き当てただろう?いい人間には運が回ってくるって証明だ。僕は今、絶好調についているのさ」と言うカーヴェにアルハイゼンは「いつも自分のほうが先輩だと強調するくせに、問題の対処をする際には先輩としてあるべき姿勢が見受けられない。なら、その先輩というプライドにはなんの意味がある?」と返したようで、カーヴェは「先輩のあるべき姿勢ってなんだよ!先輩は先輩だろ!」と言った。それに、アルハイゼンは「君はもう少しよく考えたほうがいい。なぜどのラウンドでも運試しをする?その歳まで生きて、自分の最大のピンチに見向きもしないとは、信じられないな」とも言っていたらしい。
カーヴェはもう我慢できない様子で、「どうせ僕たち、互いのことが気にくわないんだ。なるべく早くここから出ていくよ」と言い「あいつのためにものを片付けたり、掃除をしたりする人なんてもういない」と出ていくつもりである。ついでに、伝説任務で出てきた掛け絵も持っていくらしい。
その後、旅人たちの目的であるサーチェンについての資料をカーヴェは持ってきて調べることになる。
サーチェン資料にはメモが挟んであり、アルハイゼンが書いたものであることが分かる。メモの半分は普通の人には分からない文字で書かれており、カーヴェが代わりに解読してくれた。
この文字は古代文字であり、二人が共同研究をした際にカーヴェも少し勉強した為、読めたようだ。
第三ラウンドはマウティーマ稠林で才識の冠を見つけ出し、指定された台に置くというもの。
代表者たちが冠を奪い合いながらも、勝者はカーヴェとなった。
しかし、才識の冠に宿っていたサーチェンの意識の欠片が現れて、カーヴェに自身の事業を、意思を継いで欲しいと迫られるがカーヴェは断る。サーチェンが見てきた苦難に強いられる人々をその事業で助けてやってくれとカーヴェは言い、冠を壊しサーチェンも消えた。
サーチェンの財産は優勝者であるカーヴェの要望通り、多くの貧困に苦しむ家庭に寄付されることになった。
カーヴェはサーチェンの話は人を苦しませるものであり、これ以上広めてはいけないと言った。今回の責任はカーヴェが自分で背負えばいい、これしかできることがなかったと言う。
アルハイゼンは「よく言った。君は、大半の人々が欲しても実行する勇気のない、正義と理想を述べたんだ」と言い「君のその見解は受賞の舞台で発表されるに値する。おめでとう、カーヴェ選手」とも言った。それに対しカーヴェは「はあ?か、勘違いするなよ。誠意のない称賛なんかいらない!それに、今ここは弁論の場じゃない。僕の見解じゃなくて、試合の評論に集中してくれ」と言った。
その後カーヴェは受賞式を終え、セノとティナリ、コレイや旅人、パイモンと一緒に食事をした。食事が終わる頃、カーヴェは何品か料理を注文して持ち帰るらしい。
一方アルハイゼンは、アアル村でサーチェンの資料を読んでいた。
アルハイゼンがサーチェンの事について大方話すと、旅人はカーヴェが見せてくれた資料に挟んであった、古代文字で書かれていたメモのことについて聞いた。
「大いなる理想では虚無に対抗できないかもしれないが、小さき選択なら対抗できる。選択によって、理想を追い求める者は幸福が皆に訪れることを祈る。たとえそれで自分自身が排除されるとしても。かの者は心理に触れることはない。その目を遮る愚かさを消し去るまで」これが書かれていた内容の全てであり、アルハイゼンは「俺は、かねてよりその類いの理念を認めていない。自己犠牲によって、強引に『ハッピーエンド』をもたらそうなどと···あのサーチェンにだって理解できないだろう。だが、残念なことに、どんな視点でも支持する者はいる。そして、性格は運命を決めるんだ」そう言った後、資料を旅人たちへ預けた。
パイモンが、アルハイゼンがここへ資料を見にきたせいで、カーヴェ達の会食に参加できなかったんだぞと言えば、アルハイゼンは「あいつなら、包んで持ち帰るくらいはするだろう」と言いアアル村から離れた。
その後、教令院に行ってみると、アルハイゼンとカーヴェの会話が聞ける。
話の内容はサーチェンの事を主に話し、カーヴェの父についても触れている。そして、二人はサーチェンや今回の行動、考えを話した。その際カーヴェが「それでも、僕は自分の論点を諦めない」と言うと、アルハイゼンは「構わない。俺たちは長いこと、こうした言い争いをしてきた。今更分かってもらえるとは期待していないさ。正しいか、間違いか、それはもう話の核心じゃなくなっているからな」と言った。その後、アルハイゼンからサーチェンと父の関係を教えられたカーヴェはアルハイゼンに「···教えてくれて、ありがとう」と言うが、アルハイゼンは「何?」と聞こえないふりをする。それに対し「教えてくれてありがとうって言ったんだ。おい!聞こえないふりをするな!わざとやってるだろ!」と言うカーヴェに、アルハイゼンは「感謝がしたいなら、普段の三倍は誠意を見せろ。さあ、もう一回だ」と言った。
この会話の内容は、イベント中に発生していたサーチェンについて調べる世界任務を終わらせているか、終わらせていないかによって変わる。
任務を先に終わらせていた場合は、カーヴェのみ現れ、会話途中の選択肢によって変わる。
上の選択肢を選べばそのままカーヴェと話して終わり、下の選択肢を選ぶとアルハイゼンが現れ二人で話す。
任務を終わらせてない場合は、アルハイゼンとカーヴェの会話のみ聞ける。
という分岐があった。
カーヴェだけの場合は、カーヴェの父についてとカーヴェが持つ罪悪感について知ることができる。
カーヴェのデートイベント
カーヴェのデートイベントでは、幾つかのルートでアルハイゼンと出会う。
依頼人といろいろあり、ご機嫌斜めだったカーヴェは酒場ですこし酒を飲んでいた。
カーヴェは旅人と話しているうちに、自身の母親であるファラナクが残した、思い出のものが入った箱のことを思い出す。
当時は気持ちの整理がつかず、箱はそのまま放置されていた。時間が経った今なら向き合うことができるかもしれないと、酒場から家へ向かうことになる。
アルハイゼンの家に向かい、アルハイゼンが居ないことを確認して箱を開ける。箱にはカーヴェが幼い頃に描いた絵や本などが入っていた。その中で、母親が書いたとみられるパスワード付きのノートを見つける。
ここで、パスワードを一旦放置するか、パスワードを解く為に母親の知人を探すかの選択肢が出る。
パスワードを一旦置いておく選択肢の場合、気分転換に知恵の殿堂へ赴くことになる。
知恵の殿堂へ行き、カーヴェがここでアルハイゼンと出会ったことを話していると、突然アルハイゼンが会話に参加してくる。
普段なら資料室にいるはずのアルハイゼンが知恵の殿堂にいることにカーヴェは「僕を笑いに来たわけじゃないよな?」と聞くが、アルハイゼンは「君は挫折し落ち込んでいる自分自身に、なにか笑える要素があると思うか?それなら既に何年も見せてもらっているが」と返した。
旅人は、アルハイゼンとの出会いを話していたカーヴェに続きを聞きたいと言うと、カーヴェは本人の前だからやめておこうと言うが、書類を取りに来たアルハイゼンは隠すほどのことでもないと言い、学生時代のことを話し出した。
アルハイゼンは「カーヴェとは共同で研究をしたことがある。それ自体は悪くないものだった。だが互いの性格の問題で、課題を終える前に道を分かつことになったんだ。意見の相違は確かに存在したし、それはいまでも続いている」そう言った後、何故二人が知恵の殿堂へ居るのか聞く。旅人はカーヴェの機嫌が悪いことを伝えようとすると、カーヴェは咳払いをして「先輩として、教令院の構造を詳しく説明してやるのは、ごく普通のことだろ?」と言った。それに対しアルハイゼンは「それじゃあ、次の場所はラザンガーデンの涼亭だな。違うか?我らが大建築士様は、その隅のほうを人に見学させるのが大層お好きだ」と言った。
学者は本にメモをしても良いらしく、カーヴェも本に注釈を入れていたが、場所を移動させられていたらしく、カーヴェが元の本棚に戻すため移動した。その際に、彼は待ってろと言った。
待っている間アルハイゼンは旅人に「カーヴェが不機嫌だったということだったな?」と聞き、旅人は「依頼人に嫌がらせをされている」と答えた。
アルハイゼンは「あいつは依頼人の要望に応えようと、いつも頭を悩ませるが···それは根本的な解決にはならない。時には態度こそが、問題を根絶する最も有効な方法なんだ。妙論派が誇る天才として、あいつには実力がある、故に断るというやり方も学んでおくべきだ」と言った。今回の問題は「自分より他人の気持ちを優先させれば、自ずとこういう結果になるということだ」と言い、アルハイゼンは「もちろん、性格というのは人それぞれだ。俺は彼らの運命を尊重する」とも言った。
話しながら待っていると、カーヴェが本を持って戻ってきた。
カーヴェは、アーチのある橋の図面が描かれた本を見せてくる。アルハイゼンはカーヴェがそれを自慢したくてうずうずしていることを分かっており、思う存分ひけらかすよう言った。
カーヴェは「君ってやつは···」と言いながら自分で説明することにした。本に描かれた図面はオルモス港を拡張しようとした時の最初期の図面であることが分かる。このプロジェクトは「アルカサルザライパレス」に次いで、多くのことに言及されており、悪い評判もなく、このプロジェクトに対するネガティブな内容の資料もなかったらしい。
カーヴェは、手掛けたデザインを紹介するからオルモス港に行こうと言う。旅人はついて行くが、アルハイゼンは定時で帰るため断った。
母親の知人を探す選択肢の場合、母親の先輩であるザハハディを探しに行く。ザハハディはジュライセンと言い合いをしており、ちょうどジュライセンに用があったティナリと遭遇し、明日パーティーを開くから是非来てくれと誘われた。
その後ザハハディからカーヴェの母親について聞き、パスワードの答えを得ることができた。
パスワードは「寄り添う」だった。カーヴェの父親は建築に理解できずとも、母親のファラナクに寄り添い、喜びに耳を傾け、苦しみを分かち合っていたようだ。
ノートには母親の思いなどが書かれていた。その中で、カーヴェは母親が描いたとある一枚の絵を見つける。
絵にはスメール男子の父親と思われる男性が四人描かれており、彼らの両親は三十年くらい前に、一度交流していたことが分かった。
ファラナクは最後に「つらい時は、座って友達とお話して。長い年月に耐えるために···喜びと感動を積み重ねて。これだけは覚えていて、大切なのは、寄り添うことだと」そう書いていた。
カーヴェは母親の答えを受け、もともと断るつもりだったティナリからのパーティーに参加することを決める。
パーティーの日に、先に来ていたティナリとセノと合流したカーヴェは、アルハイゼンも呼ばれていることを知った。
カーヴェは、アルハイゼンはすっぽかすだろうと言った。ティナリがアルハイゼンを待たずに先に始めようかと聞くと、「やっぱり来るまで待とう」とカーヴェは言い、アルハイゼンを待つことにした。
それから三人で少し話していると、アルハイゼンが来て、四人でコレイの今後について議論をしていた。しかし、コレイが来る前に四人は酒を飲み、すぐに酔ってしまったカーヴェの愚痴を聞きつつ、四人で話していた。
また別のルートでは、カーヴェの罪悪感から生まれた理想主義について、アルハイゼンと知り合ってから何年も経った今でも、ずっとこの件について議論していることが分かる。
アルハイゼンは「どれだけ泳ぎが得意な人でも、力尽きてしまえば、溺れる人に引っ張られて沈む。それが理想主義者の末路だ」そう思ってるらしく、カーヴェもカーヴェなりの意地があり、理由なら多すぎるぐらい述べた。しかし、アルハイゼンとカーヴェは正反対であり、お互いの言い分に納得できることはなかった。さきほど言ったような状況に、アルハイゼンが置かれたとして、きっと岸辺に立ったまま「他人の運命を尊重する···」とか言うんだろとカーヴェは言った。
二人の過去
アルハイゼンとカーヴェは教令院時代の頃、とある研究課題の協力者同士だった。
アルハイゼンは幼い頃、一度教令院に入学して半日足らずで家に帰ってきた。つまらない人間が多く価値のない授業を聞くより、自分で読書している方が好きだと、家で独学することにした。しかし、唯一の身内だった祖母が亡くなり、教令院にもう一度入学することを決める。
カーヴェの父が砂漠で事故死した後、気落ちする母にカーヴェは付き添い、落ち込んだ表情を見せず懸命に支え続けた。
母親もまた愛する人を亡くした悲しみに挫けず一人息子を成人するまで育て上げ、フォンテーヌでのちに再婚する男性と出会う。
カーヴェは自分が孤独になること、家が寂しい場所になってしまうことを飲み込み、母親を送り出した。
母親はカーヴェを随分と心配していたようで、財産のほとんどをカーヴェに残している。
アルハイゼンは同年齢の人達よりも遅れて入学したが、成績はずば抜けていた。だが、学者からは賢すぎて扱いにくい天才だと評されていた。
カーヴェは母との離別を経験したばかりで、孤独な日々を送っていたある日、彼は偶然図書館でアルハイゼンという後輩に出会う。
知論派の学者たちが議論をしている中、アルハイゼンは参加する気もなく本棚の隣に座っていた。カーヴェはアルハイゼンが何かトラブルに遭ったのかと思い、親切で声をかけたことで二人は知り合う。そして、互いに才能を認め合い共同研究課題をすることになる。
研究課題の内容は『キングデシェレト文明の古代遺跡における古代文字と建築デサインの方向性についての解読』である。
この研究は、アルハイゼンが唯一誰かと共にこなした研究となる。
最初、この研究グループには他の学生もいたが、課題が進むにつれ、個人間のあまりに残酷で直観的な才能の差に、みんなついて来られなくなった。
カーヴェはこれ以上脱落者を出さないために、他の学生たちがやるべき仕事まで、己の時間と体力を割いて処理し、重い負担を自ら背負った。アルハイゼンは、カーヴェがやることは理想主義的すぎると、これに終始反対していた。学術は慈善事業ではないし、一時凌ぎの手助けでは現実を変えられないのだ。このようにして二人の意見は分かれた。
そしてあるとき、ついに研究グループに残ったメンバーはアルハイゼンとカーヴェの二人だけになった。積み重なった問題は限界点に達し、一気に爆発した。
カーヴェは、アルハイゼンは個人主義的すぎた、より多くの人を助けてやればもっとみんなに受け入れられたはずだと主張した。一方アルハイゼンは、カーヴェの現実離れした理想主義は現実逃避にしかすぎず、いつかは人生の負担になる。そしてその根源はカーヴェの内にある、避けられない罪悪感から来ていると指摘した。
ここまで話してきて、何よりもカーヴェの心を刺したのは、最も親しい友人の確信を突く言葉だった。アルハイゼンは彼が長年直視出来なかった事実を突き付けた。そうしてカーヴェは初めて、現実に傷つけられた痛みを感じ、賢すぎるこの男と友人になったことを後悔したと宣言した。
二人は学術的刊行物に何度も正反対の意見を出し、互いの論点に反駁し合った。『キングデシェレト文明の古代遺跡における古代文字と建築デザインの方向性についての解読』の研究はすでに、学術界に著しい進展をもたらしていた。
言語学における成果について言えば、一部の古代文字における、欠けていた文法的理論の空白を埋めたおかげで、複数の重要な古文書の解読を可能にした。
建築学における成果もなかなかのもので、一部スメールの特殊地形における家屋の耐力構造を最適化し、偏狭の地に住む民の生活を大幅に改善した。
教令院はこれを奨励して、この研究プロジェクトに特別な研究場所を提供した。しかし、人材不足と主たる研究者である、アルハイゼンとカーヴェの価値観のすれ違いによって、このプロジェクトは最終的に中止となった。
その後、二人に与えられた研究場所をカーヴェは必要ないと蹴り、研究場所はアルハイゼンの所有物となった。
その研究場所が後々、アルハイゼンの自宅であり、二人が一緒に住むことになるあの一軒家となる。
カーヴェは卒業後、同じ学院の先生や同級生のチームでプロジェクトの手伝いをしていた。丸二年間、彼は様々なプロジェクトに呼び出されて、昼夜を分かたず他人のために働いた。本人曰く危うく過労死するところだったそう。
それから、建築業界に長い期間いたそんなある日、カーヴェはドリーからの依頼で豪邸を作ることになる。
ドリーはカーヴェに建築の計画をほぼ任せ、カーヴェも自分の理想を全て向けられる仕事にとても満足し、充実していた。七割ほど工事が進んでいた「アルカサルザライパレス」に運悪く大量発生した死域によって、それらがすべて壊れてしまうまでは。
自分の理想を叶うために、カーヴェは自身の貯金、フォンテーヌで再婚した母が残してくれた財産と今やただの抜け殻である家を売り払った。
なんとか七割分の資金の穴を埋め、足りない部分はドリーに立て替えてもらった。
そしてカーヴェは借金を背負い、モラも家も無くし、建築デザイナーとしての名誉だけが残った。
破産したカーヴェは、ランバドの酒場で過ごしていた。そして、酒を買いに来たアルハイゼンと久しぶりに再会した。
アルハイゼンはカーヴェが置かれている最悪の現状を一目で見破った。長く生活に追い詰められていたカーヴェはすべての悩みを打ち明けた。問題はどうせ隠せるものではない。それに、唯一関係性が破綻しているこの友人の前でなら、取り繕う必要もないと、カーヴェは様々な愚痴をこぼした。
それを聞いていたアルハイゼンは、またカーヴェのことを見透かしたように「君の理想はどうなった?」と答えにくい質問をした。
そして、ひょんなことからカーヴェはアルハイゼンの家に住むことになった。
その際に、カーヴェの古い絵日記には「悪いことだとは言えないが、どうしてこうなったんだ!?あいつは絶対、理由もなく僕の身を引き受けたりはしない···ただ、僕はあいつに何ができるのだろうか?」と書かれていた。
二人の関係
アルハイゼンとカーヴェは二人の過去で述べた通り、研究課題の協力者同士だったが、大喧嘩をして別れてしまった。
その後、アルハイゼンは長く疎遠となっていたカーヴェと久しぶりに出会った時、カーヴェは既に破産していた。アルハイゼンはカーヴェという昔の友人に対し、能力にそぐわない観念と性格を有するという評価を下した。
二人は多くの物事に対して真逆の観点を持ち、未だに折り合いを付けられずにいた。
出会った後、二人が何故一緒に住むようになったのかは未だ不明だが、アルハイゼンが無条件で善いことをしたりしないと知っているカーヴェは肩身が狭く、家事の手伝いを自ら提案したが、結局はすべての雑務を引き受けることになる。
アルハイゼンは、カーヴェがこの件に対して文句があることは十分承知している。だが、アルハイゼンはそれでもいいのだ。
アルハイゼンからしてみれば、自分と同じく家族をほぼ持たず、しかしながら互いをよく知る自分と真逆な学者と接触するのは鏡の他の面を見るようなもの。人間の視覚はいつだって完璧なものではないが、もう一人の天才がいれば、完璧にできる可能性がある。
アルハイゼンにとってカーヴェは自分の鏡である。カーヴェがいることによって、世界の他の面を観察でき、本来は見透かすことのできなかった物事を理解できるようになるのだ。
カーヴェにとってアルハイゼンという変えられない友人こそが、人生の中で揺るぎない過去である。
アルハイゼンとカーヴェ、理性と感性、言語と建築、知識と人情…これらの決して融け合うことのできないものたちは、いつも鏡の表と裏を、ないし世界全体を形作っている。
余談
・魔神任務でのアルハイゼンは、誰も何も聞いていないのに「···幸い最近うちには俺しかいないから、静かだな」や「···ん?鍵を一つ多く持って出かけてしまったようだ」など、同居人の存在を匂わせる発言が見られた。
・塵歌壺に二人を配置すると、アルハイゼンは「そろそろ家に帰ろう···」と吹き出しが出て、カーヴェは「帰らないと···」と吹き出しが出る。二人とも家に帰ろうとするのだ。
・スメールでは学術的資源は社会資源に等しい。例として、アルハイゼンとカーヴェは共同研究の成果で、教令院から研究場所であり一軒家でもある資源を与えられている。ティナリ曰く、論文というのが「学術家庭」の核であり、学問のために家庭関係を築き上げることも珍しいケースではないそう。(2023年風花祭イベントにて)
・カーヴェのキャラクターストーリーを読むと、共同研究はアルハイゼンとカーヴェ以外にも人がいたことが分かるが、アルハイゼンのキャラクターストーリーだけを読むと、共同研究には他の人などおらず、二人だけで研究をしていたように見える
・アルハイゼンのボイスには、カーヴェについてが「思いやり」と「詐欺」の2つある。その2つ以外にもティナリについてのボイスや、おやすみのボイスでもカーヴェについて語られている。
・カーヴェのボイスには、アルハイゼンについてが「性格」と「複雑」の2つある。おはようのボイスでは、アルハイゼンの事と思われる人物に出会わないよう祈ってるよと言われる。
・アルハイゼンの待機モーションでは、二人の家の鍵を見ることができる。カーヴェの金色の鍵にライオン(猫のような動物に歯車の鬣が付いている)キーホルダーを付けるためのキーホルダーリングが、アルハイゼンの銀色の鍵の先に引っ掛かっているため、うっかり持ってきた様子。
そのため、カーヴェの待機モーションでは、彼が自分の鍵を探すことになる。
・ナヒーダの好感度ボイスでは、アルハイゼンとカーヴェが同居していることについて「この世にこんな可能性があったなんて···」と驚いている。
・アルハイゼンの実戦紹介動画ではアルハイゼンとカーヴェ、セノとティナリの4人で酒を飲みながら、アルハイゼンは文弱かどうかの議論をしている。その際、アルハイゼンがカーヴェに対して「口を縫い付けておく方法は学んだと思っていた」というセリフを言った。このセリフから、アルハイゼンは"口を縫い付けておく方法"を前々からカーヴェに学ばせていた可能性がある。
・Ver3.6の予告番組では、アルハイゼンからカーヴェの性格や性能などが聞ける。
・カーヴェの実戦紹介動画では、アルハイゼンとカーヴェが教令院内を通る時、鏡のようになっている。ドリーとは対面し、他のキャラには背を向けていたカーヴェだが、アルハイゼンとは同じ方を向いて進んでいた。
・Ver3.7の予告番組では、アルハイゼンの名前を呼ぶ際に言い淀むカーヴェを見ることができる。
・アルハイゼンの声優である梅原裕一郎さんのキャストインタビューと、カーヴェの声優である内田雄馬さんのキャストインタビューでは、彼らから見た二人について聞くことができる。
・カーヴェがゲストとして登場するテイワット放送局では、彼がアルハイゼンをメインに使っており、完凸していることが分かる。
ラジオの中で、内田さんが気になるキャラを上げる際、前野さんに「アルハイゼンさん以外で」と釘を刺されていた。
・アルハイゼンは早くに両親を亡くしている。そんな彼を愛情深く大切に育て、彼の理解者でもあった祖母は、カーヴェと同じ妙論派である。
・アルハイゼンの父親は、アルハイゼンと同じ座りかたで同じように本を読んでおり、アルハイゼンと似ている部分が見られた。カーヴェの母親から見ても、アルハイゼンの父親はハンサムだったらしい。しかし、話は時々脱線するし、かと思えば急に真面目になるし···彼の奥さんのほうがもう少しマシと言われていた。
・カーヴェの性格、建築に対する考えなどは母親譲りであることが母親の恩師であるザハハディに指摘されている。
カーヴェの母親は自分を追い込むようなことをしがちな性格で、提出した課題が高評価を受けても、納得がいくまで描きなおさせて欲しいと妥協しない、頑固で熱心な人物であると言われている。彼女は単純で、髪はブロンドで、おしゃれで、世間知らずのお嬢様のようで、多くの求愛を受けていたらしい。しかし、多くの人は彼女の美しい外見にばかり惹かれて、彼女の繊細で敏感な心に気が付くのは、いつも後になってからだったそう。
・グルメイベントでは、アルハイゼンにスープ系の料理を渡すと「今ここでは食べないでおく。持ち帰っていいか?」と言う。スープ系の料理はカーヴェの好きな食べ物である為、持ち帰ってカーヴェに食べさせるのだろうと思われる。
・上記の通り、まるで公式が腐女子やBL好きに「どうぞこの二人で思う存分妄想してください」と言わんばかりに設定と関係が盛られまくっており、原神の腐向けカプでも非常に人気が高い。
一部ではBL好きのスタッフがアルハイゼンとカーヴェの設定を考えたのでは?とも噂されている。
・2023年のカーヴェの誕生日メールには、コーヒー豆が同封されていた。家のコーヒー豆が切れたので新しい品種に手を出し、旅人にもあげたかったらしい。そのコーヒー豆についてメールには「僕たちで一緒に飲み比べてみて、一番うまいという結論に至ったやつだぞ」と書かれていた。
ちなみに、メールの件名はだいたい何かしらの言葉が書かれているのだが、アルハイゼンは『······』カーヴェは『!!』となっていた。
・2024年のアルハイゼン誕生日に、X(旧Twitter)公式アカウントの記念イラストについているコメントでは「もうしばらくここにいれば、他の二人とも会えるだろう。(中略)祝い事があるときは酒場に集まる これが俺たち四人のいつもの過ごし方なんだ。」と言っていることが確認できる。
「俺たち四人、しばらくいれば他の二人とも会える」と言っていることからイラスト内に描かれてはいないがその場に同席している人物がいると思われ、恐らくそれはカーヴェだと推測されている。
また、2024年のカーヴェの誕生日絵ミニイラストではこのイラストの向かいの席に座っているカーヴェが確認できるため、時期は大きく違うが意図的なものかもしれない。
・2024年のアルハイゼン誕生日、本国の誕生日WEBイベント(※2024年のこの回を最後に終了している)でアルハイゼンはカフェでカーヴェの鍵をテーブルに置いて見せるように座ってコーヒーを飲んでいる。「今日は誰かがまた鍵を持たずに外出したからな」という趣旨の会話をしているため、カーヴェが忘れた鍵を届けられるよう会えないかそこで待っているようである。
・セノの伝説任務2幕では2人のプライベートな普段のやり取りを垣間見る事ができる。知恵の殿堂での隠し会話も必見。
・Ver4.8夏季限定イベントの後日談として開放される「不思議な本のミステリー」にて、カーヴェが事の発端でとある出来事が起こり、それにアルハイゼンも関与していることが後から発覚する。夏季イベントに出ていないスメールのプレイアブルキャラクターが全員出演するため、後日談の世界任務にしてはなかなかボリュームのある話となっている。
補足
※下記のNPCから聞ける情報はアルハイゼンとカーヴェのことを指しているのか不確かなので他の確定公式情報と混同しないよう注意
(NPCの台詞は一部省略してあります)
『何日か前、二組の学者が酒を飲んでるときにけんかになったんだ。(略)誰がグランドキュレーターに適した人選かについて話し合ってて、次第に口喧嘩が始まり、殴り合いになった。最後はマハマトラに連れていかれたよ。どんなに勉強しても、酒には敵わないってことだ』(グランドバザールのNPC)
『先日、二組の学者がなぜかケンカを始め、俺も巻き込まれそうになった。(略)』(トレジャーストリートのNPC)
↓
・「二人の学者」ではなく「二組の学者」とある(誤訳か誤字の可能性は否定できない)
・アルカヴェのどちらも学者ではあるがスメールには他にも多くの学者がいる
『教令院の官員だって俺のとこで買い物をする。しかも買い方も、一箱丸ごと買うほど豪快なんだ!ハハッ、実は俺もそいつが何をしている人なのか知らない。ただ噂で教令院の官員だと聞いてな。背が高く、酒に強そうだった。(略)酒を運ぶときにこう言ってたんだ「お詫びとして持っていくなら、一箱でいい」ってな(略)』(グランドバザールのNPC)
↓
・詫びる相手についての情報は一切ない
・教令院の官員だというのは店主が噂で聞いたものなので本当に官員なのかも不明
『何日か前に酒場でちょっとしたことが起こってな、元の食器は使えなくなった。結果から見ると、逆に良かったと思う。今ある食器は妙論派の学者が職人に加熱の依頼をし、知論派の学者が模様を設計したものだ。全スメールシティにおいて、こんな豪華な組み合わせを使ってる店はここ以外ないだろう(略)』(ランバド酒場オーナー)
↓
・アルカヴェと学派の組み合わせはあっているが各学派の学者は他にもいる
・酒場で起きたちょっとしたことの具体的な内容と学者たちがそれに関与しているかは不明
・カーヴェは酒場の常連でオーナーとは親しい間柄であり、好意のお返しにと酒場の二階特別席をデザインし直してあげたことがある。なので妙論派学者はカーヴェである可能性が高い
関連イラスト
関連タグ
表記揺れ:ハイカヴェ