概要
何かしらの情報を開示することなく、それとなく仄めかすことである。
慣用的には特に、SNSなどで恋人などの親しい存在を示唆するような写真や文章を投稿して、リア充であることをさり気なく自慢することを言う。
ちなみに、「匂わせる」の連用形が名詞化したものなので、動詞として使う場合は「匂わせる」（もしくは「匂わす」）になる。
著名人だと憶測で「匂わせ」と邪推されて叩かれる場合もある(特にジャニーズ事務所のタレントや坂道シリーズなどの女性アイドルが顕著)が、中には「不倫しているのに匂わせをしてしまう」失態を犯して謹慎処分などを受けるケース(例:唐田えりか)もある。
この様に悪い意味に捉えられやすい『匂わせ』だが、サブカル界隈では登場キャラクターをモチーフにしたり、実際に作中で使用or登場したアイテムがオフィシャルグッズとして発売している事例から、そのグッズを自宅において如何にもそのキャラクターが実際に居るかの様に見せる、またはキャラクター同士のさり気ない関係性や存在を連想させるなど、所謂推し活・オタ活の一環としてもCP要素の有無問わず使われている。
特にドラマや映画等の実写化作品において、原作にはなかった意味深長な台詞回しや立ち振る舞いの追加等により、明らかに前場面よりも親密度が増していると捉えられやすい場面では、そういった『匂わせ』に敏感な一部の視聴者の妄想の糧となっている。
恋愛もの・愛憎劇の釣り要素・炎上要素としても定番であり、「憧れの人が異性と密会しているシーンに出くわし、その直後に煙幕などで遮られる」「憧れの人が子供（赤ちゃん）といたり、指輪を嵌めていたりする」「2人分のティーセットでデートをした後があり、口紅付きのコーヒーカップがある」「玄関に女ものの靴がある」「部屋に異性の下着が脱ぎ捨ててある」「既婚者が、10代20代が露出度の高い服を着ているのを心配している様子が性的虐待をしているように見えた」etcといった画面で修羅場を匂わせ、叙述トリックか否かで議論されるのがお約束となっている。
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