ルシフォン起動!アローフラッシュ発射!
今少女が1人、強大な宇宙海賊に挑む!
概要
『アローフラッシュ』とは、セガから1990年10月20日にメガドライブ専用ゲームとして発売された横スクロール方式のシューティングゲームである。
主人公の少女スターナ・オーバルは、地球に襲撃してきた宇宙海賊に命を奪われた祖父アイザック・オーバル博士から託された新型可変戦闘機兵ERX-75「ルシフォン」のパイロットとして、グレートゴリモス率いる強大な宇宙海賊軍との戦いに身を投じる。
ゲームシステム
プレイヤーはスターナとなり、宇宙海賊軍を倒すべく全5ステージを戦い抜いていく。プレイ人数は1人のみで、クリア後の周回要素はなし。コンティニュー回数は難易度によって異なる(EASYは5回、NORMALは3回、HARDはノーコンティニュー)。
トランスフォーム
プレイヤー機であるルシフォンには、戦闘機形態とロボット形態の2つを持ち、いつでも変形が可能。
- 戦闘機形態
小柄で狭い場所での戦闘に適した形態で、武器を装備すると正面方向への攻撃力が上がる。
- ロボット形態
広範囲に広がる敵との戦闘に適した形態で、武器を装備することで後方を含めた広い範囲への攻撃が可能となる。
アローフラッシュ
本作のタイトルにもなっているルシフォンの必殺技で、発動効果はルシフォンの形態によって異なり、戦闘機形態で発動すると前方の敵を一掃でき、ロボット形態で発動すると一時的に無敵状態になる。
モードはストックモードとチャージモードの2種類あり、ストックモードは画面上部にあるストックゲージのストック分だけ発動が可能になり、チャージモードはボタンを押し続けて放すと、ストックに関係なくいつでも発動される(攻撃力はボタンを押した長さによって変動する)が、チャージ中は他の攻撃が不可能になるというデメリットがある。
登場キャラクター
主人公
- スターナ・オーバル
「おじいさま、スターナは行きます…!」
本作の主人公で、ピンク色のコンバットスーツを着た青髪の少女。両親は幼いころに亡くなっており、祖父のアイザック・オーバル博士が彼女にとって唯一の家族だった。しかし、連邦政府軍士官学校でテストパイロットとして訓練を受けていたある日、祖父アイザックがグレートゴリモス率いる宇宙海賊によって殺害されてしまう。その後、死に際に彼から託されたERX-75「ルシフォン」のただ1人のパイロットとして宇宙海賊軍との戦いに挑む。
宇宙海賊軍
- アックス
ステージ1のボスで、宇宙海賊軍4大司令官直属の部下にして地球攻撃部隊の隊長。知能を持った機械生命体で、火炎砲を放ってくる。
- ブラスト
ステージ2のボスで、宇宙海賊軍4大司令官の1人。スターナが迷い込んだガス惑星付近一帯を支配している機械生命体。散弾を武器にしているが、突き出した腕の部分からレーザーを発射してくることもある。
- アッザム
ステージ3のボスで、宇宙海賊軍4大司令官の1人。水晶惑星守備隊の最高責任者を任されている機械生命体。レーザーを放つ長い尾を振り回してスターナを攻撃してくる。
- ランドール
ステージ4のボスで、宇宙海賊軍4大司令官の1人であるキングランドール(後述)の弟分。長い首と尻尾を持つ機械生命体で、倒すと首の先と尻尾の先が合体してロボット形態となる。
- キングランドール
ステージ5のボスで、宇宙海賊軍4大司令官の1人。円盤形態とロボット形態の2体に分離する機械生命体で、攻撃はロボット形態の方でのみ繰り出してくる。
- グレートゴリモス
本作のラスボスで、全宇宙に名を轟かす宇宙海賊軍のボス。亜空間を自由に出入りできる巨大な海賊船を操り、様々な惑星を襲撃して破壊と略奪の限りを尽くしている。
移植
2003年11月20日には、メディアカイトよりWINDOWS版が発売されている。
余談
- 日本版パッケージのスターナのキャラデザは、それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコの挿絵担当・赤石沢貴士氏が描いている。
- 海外版パッケージのスターナは、コンバットスーツの色こそ日本版と同じピンクだが、髪色が黒多めのブロンドで、体型自体も日本版の絵より凄く大人っぽく描かれている他、着ているコンバットスーツのデザインも若干異なっている。
関連動画
プレイ動画
関連タグ
テグザー…本作の5年前に発売された、同じく自機に戦闘機形態とロボ形態がある作品。