注記
本来の表記はWindowsであるが、記事名を誤って小文字になっている(ピクシブ百科事典の仕様上修正は不可能)
概要
マイクロソフトが展開するOS。もともとパソコン用であったが、サーバー、ゲーム機(ドリームキャスト、Xboxなど)にも展開している。一時期はWindows Mobile、Windows Phoneとしてスマートフォン向けにも展開していたが、競合のiPhone、Androidに敗れ撤収した。
pixivに投稿されているイラストはブルースクリーンやメモリ不足といったパソコンでのトラブル関連やエラー警告ウィザードネタ、OS擬人化などがある。
歴史
初期のバージョンはMS-DOSの拡張環境であった。1985年に登場したWindows 1.0は、ウィンドウシステムの搭載と複数アプリケーションを同時に稼働する擬似マルチタスクを売りにしたが、ウィンドウを重ね合わせることができず、新たなアプリを立ち上げるとウィンドウが分割されて表示される(タイル表示)。当時の(スペックの貧弱な)PC環境では満足に動かせず、ほとんど普及しなかった。
1987年のWindows 2.03では複数のウィンドウを重ね合わせることができるようになり、動作が少し軽くなったことからアメリカ合衆国ではそれなりに売れたが、日本では相変わらず鳴かず飛ばずの状態が続いた。当時はマイクロソフトもIBMとOS/2を共同開発しており、Windowsに対してはユーザー側もOS/2への橋渡しとして様子見の状態であった。
日本では1993年発売のWindows 3.1でようやく人気に火が付き、この頃には当時で言うDOS/V機も日本語に対応。1995年発売のWindows 95でMS-DOSを完全統合、パソコン用OSのデファクトスタンダードの座を確固たるものとした。この間、マイクロソフトとIBMは袂を分かち、OS/2 3.0をWindowsのアーキテクチャに近づける形で作り直したWindows NT 3.1を1993年(日本語版は94年)に世に送り出した。マイクロソフトはNT系をサーバー・ワークステーション向けに据え、DOSベースでパソコン向けの9x系と並行してリリースを続ける。また、1996年にはNT系を徹底的に軽量化しPDAなどのモバイル端末や機器組み込み向けとしたWindows CEを発表した。
2001年のWindows XPでNT系と9x系を統合。2023年にCE系のサポートを終了させてNT系に一本化、現在に至る。
バージョン
カッコ内は内部バージョン
DOSの拡張環境
Windows 1.0(1.0)
Windows 2.X(2.03・2.1・2.11)
Windows 3.0(3.0)
Windows 3.1(3.1)
9x系
Windows 95(4.0)
Windows 98(4.1)
Windows 98 Second Edition(4.1)
Windows Me(4.9)
デスクトップ向けNT系
Windows NT 3.1(NT3.1)
Windows NT 3.5(NT3.5)
Windows NT 3.51(NT 3.51)
Windows NT 4.0(NT 4.0)
Windows 2000(NT5.0)
Windows XP(NT5.1・NT5.2)
Windows Vista(NT6.0)
Windows 7(NT6.1)
Windows 8(NT6.2)
Windows 8.1(NT6.3)
Windows 10(NT10.0)
Windows 11(NT10.0)
Windows 12(不明)
タブレットPC向けNT系
Windows RT(NT6.2)
Windows RT 8.1(NT6.2)
サーバ向けNT系
Windows Server 2003(NT5.2)(XPベース)
Windows Server 2003 R2(NT5.2)
Windows Home Server(NT5.2)(2003R2ベース)
Windows Server 2008(NT6.0)(Vistaベース)
Windows Server 2008 R2(NT6.1)(7ベース)
Windows Home Server 2011(NT6.1)(2008R2ベース)
Windows Server 2012(NT6.2)(8ベース)
Windows Server 2012 R2(NT6.3)(8.1ベース)
Windows Server 2016(NT10.0)(10ベース)
Windows Server 2019(NT10.0)
Windows Server 2022(NT10.0)
モバイル向け
Windows Mobile
スパコン用
Windows Compute Cluster Server
組み込みシステム向け
Windows CE
Windows Embedded
Windows Embedded Compact
Windows 10 IoT
Windows 11 IoT
開発中止
Windows Neptune(NT5.1)
Windows Odyssey(バージョン不明)※Neptuneと統合しWhistler=Windows XPに方向転換
Windows 10X(NT10.0)※Windows 11に方向転換
補足
Windows2000までのNT系列では、エディションの1つとしてサーバー用エディションが存在していた(Windows2000 Serverという感じ)ため、ここでは”Windows Server”として独立してからのものを挙げている。
サポート
20世紀のマイクロソフトでは明確なサポート期限という概念が存在せず、旧世代になった製品のサポートは曖昧な状態だった。
しかし、Windows 2000の発売により企業PCのWindows9xからの置き換えが進んだことでサポート期間に対する問い合わせが相次ぎ、マイクロソフトはWindowsにサポート期限を設けることにした。
これによってWindows 95以前のOSは2001年12月31日をもってサポートが終了し、Windows NT 4.0以降のOSにもサポート期限が設定されるようになった。
基本は、メインストリームサポート5年+延長サポート5年の計10年間がサポート期限となっている。ただし例外もあり、圧倒的なシェアを誇っていたWindows XPは合計12年半、同じくシェアの高いWindows 7は有償サポートを適用すると合計13年半と、サポート期限が長くなることもある。
関連タグ
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