概要
当時、WindowsNTとWindows9xの統合が計画されており、ビジネス向けであるWindows2000と並行して家庭用のNT系OSが開発されていた。それがこの『Neptune』である。
しかし開発は難航し、2000年までのリリースは困難になってしまい、マイクロソフトもWindows2000はまだ家庭向きではないと判断したため、このOSは開発中止となってしまった。
代わりに9x系列カーネルでWindowsMeが急遽開発され、リリースされた。
家庭向けOSがNT系に統合されるのは、約1年後にリリースされるWhistlerまで待つこととなる。
主な新機能(Meで実装されたものは除く)
・ログイン画面
Welcome(ようこそ)と表示される画面。XPにて実装。
・Internet Connection Firewall
後の『Windowsファイアウォール』。こちらもXPにて実装。
余談
内部バージョンは5.1で、後のIA-64版2000やWindowsXPと同じである。
この影響か、Server2003とXP×64Editionの内部バージョンは5.2となった。
この他、「WindowsOdyssey(ウィンドウズオデッセイ)」と呼ばれるOSも開発していたが、1999年頃に開発中止した。
このOSは簡単に言うと、2000ProfessionalにNeptuneの機能や新しいユーザーインターフェイス等の機能を統合したOSであり、もし実現すれば2000Ultimateと言える存在になっていたと思われる。
NeptuneとOdysseyの開発チームは統合され、Whistlerに方針転換された。