概要
CV:藤原啓治
英語版:マイケル・コプサ
アニメ版『ギャラクシーエンジェル』における、オリジナルキャラクター
エンジェル隊を取り仕切っている、高年の男性。
トランスバール軍での階級は中佐であり、エンジェル隊員たちにも「中佐(たまに「ヒゲ」)」と呼ばれている。
若かりし頃は、かなりのイケメンであり、「フェアリー隊」という部隊で、エンジェル隊の5人と酷似したメンバーたちと共に、働いていた。
ストリート・チルドレンだった頃のフォルテと出会っており、その後、彼女に軍人としてのいろはを教えるという、一種の師弟関係のような関わりを持っている。
モデルは俳優の藤村俊二氏、「O・ヒューイ」は彼の愛称「おヒョイさん」から。
人物像
普段は温厚で飄々とした、好々爺だが、昔の大戦時代では、軍で「白き超新星の狼」という異名で呼ばれていた程の、かなりの切れ者である。ノーマッド とは、チェス仲間であり、よく対局している。
ロストテクノロジーが巻き起こす被害の、一番の犠牲者になったり、エンジェル隊員たちの不始末の責任を被ったりと、損な役回りになる事が多い。
隊員たちのご飯も、彼が毎日早起きして、作っている。
あと、かなりの少女漫画好き。
ミルフィーユや魔法少女のコスプレもしたりする、結構イッちゃってるオヤジである。
エンジェル隊メンバーたちとの関係
本来ならば恨んでもいいレベルでエンジェル隊員たちに振り回されている苦労人の彼だが、彼女たちを我が子の様に深く想っており、温かく見守り続けているという、かなり懐が深い人物である。
だがしかし、野心家な面が顔を出して軍の上層部と一悶着起こしたり、フォルテと一緒にロストテクノロジーの箱を運んでいる最中に、うっかり足を滑らせて階段から転げ落ちて、ロストテクノロジーを発動させてしまい、「腰を打った」という理由で、その後の始末をフォルテに押し付けて自分はさっさと病院へ行ったりする面もあるので、実際のところは、お互い様と言った所であろう。
ちなみに、この時発動させてしまったロストテクノロジーは、男女の性別を変える能力を持った物であり、彼は女性に変わった。
そしてその回で彼だけが、同一人物とは思えないレベルで容姿が変貌していた。
ちなみにその姿は、とても上品で優しそうな麗人だった。声は、男性の時のままだが。
「白き超新星の狼」
前述の「白き超新星の狼」の異名は伊達ではなく、自慢の髭を馬鹿にされると、彼は我を忘れて大戦時代の頃の自分に、戻ってしまう。
その際は普段の敬語から、粗野で恐ろしい口調へと変わり、エンジェル隊員たちを軽く凌駕する程の実力で暴れまわる(白目で)。
まるで、どこぞの伝説の超サイヤ人のようだ。
その実力は、フォルテの撃った弾丸を足で蹴り返す、舞空術を使う、何故か巨大化する、といった、最早ふざけたレベルのポテンシャルの高さと、強さを誇っている。
余談
皇国軍の中佐ということから、年齢的には原作版の同じ皇国軍軍人で司令タクト・マイヤーズや副司令レスター・クールダラスの先輩的存在、かつタクト・レスターの師である准将・ルフト・ヴァイツェンの一番弟子的部下とも見られがちだが、ウォルコットの版権が放映当時のアニメ制作会社にあるため、タクトたちとの関わりが一切描かれていない。また、ウォルコットはゲーム版には一切登場しない。
なお、彼がアニメオリジナルで出演した理由は声のバランスの都合上男キャラを一人出す必要があったことに加えてエンジェル隊と恋愛に発展しなそうだかららしい。