ウムラウト

うむらうと

ウムラウトとはドイツ語などで、母音の音色がそれに後続する音節の影響で変化すること。母音変異。また、変化したその母音。変母音。ドイツ語ではä、ö、üのように示す。変母音を示す綴字ていじ記号「¨」のことである

概要

アクセントのある母音が、後続の i, e 等の前舌母音の発音に引きずられて e に近い発音になる現象。特にドイツ語、エストニア語、フィンランド語、スウェーデン語、アイスランド語、ハンガリー語、トルコ語、アゼルバイジャン語などで用いられる。なお医歯薬系の参考書にはドイツ人の名前が使われる物が多いためよく見られている。日本ではあまり見かけないものであるためか、ネット上ではウムラウトを外して表記する物も見受けられるがそれは不正確である。もしテストでウムラウトを表記しない場合は不正解になる可能性が高いため表記は正確に覚える必要がある（例Schüller法、Sjögren症候群など）。

フォントやソフトウェア等の仕様によりウムラウトが使えない場合は当該文字の後ろにeを置くことがルールとなっている(例：ö→oe、Ö→Oe)。

関連項目

文字