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曖昧さ回避


『永遠のチャンピオン』(1970年)

マイケル・ムアコック(Michael Moorcock)によるファンタジー小説。

20世紀の地球に住む青年ジョン・デイカー(John Daker)が、戦士エレコーゼ(Erekosë)として異世界に召喚されるところから物語は始まる。

その世界の人間は「エルドレン」と言う異種族と全面的な敵対関係にあったが、内部でエルドレンを単純な絶対悪とする主流派と単なる生態学的ニッチの重複による種族間対立と俯瞰する少数派に意見が割れていた。

エルドレンを絶滅させたら、人間同士の争いが勃発すると危惧したエレコーゼは人間有利な条件での休戦を目論むようになるが・・・


マルチバース作品群

ムアコック作品の主人公たちは異なる世界に属し、それぞれ異なる種族・経歴・性格・能力を具えているが、より高い次元における『永遠の戦士』という同一の存在の、それぞれの時空における化身(Incarnations)という扱いになった。


『永遠の戦士』は『(秩序)』と『混沌』の均衡を保つ『天秤』の代理として、多元宇宙の存続のために、永遠に転生を繰り返し戦うことを宿命付けられている。

永遠の戦士たち

  • メルニボネのエルリック(Elric of Melniboné)エルリック・サーガ(1961年~)
  • ドリアン・ホークムーン(Dorian Hawkmoon)ルーンの杖秘録 / ブラス城年代記(1967年~)
  • エレコーゼ(Erekosë)エレコーゼ・サーガ(1970年~)
  • コルム・ジャエレン・イルゼイ(Corum Jhaelen Irsei)紅衣の公子コルム(1971年~)

上記の四つのシリーズそれぞれの主人公たちを筆頭に、短編作品の主人公や特定の場面でのみ登場する化身も数多く存在し、主人公の戦友などの立場で登場する別人が『永遠の戦士』の異なる側面の顕現であったりもする。


中でもエレコーゼのみは、異なる転生の記憶を(不完全ながらも)残している稀有な存在である。

共通因子

  • 黒の剣…『ストームブリンガー』の項目参照。
  • 宇宙の天秤(コズミック・バランス)
  • 英雄の介添人(the Companion to Champions)
  • タネローン(Tanelorn)

関連タグ

ファンタジー / ヒロイックファンタジー

SF


マイケル・ムアコック


転生 / 多元宇宙(マルチバース)


エルリック(Elric)

ホークムーン(Hawkmoon)

エレコーゼ(Erekosë)

コルム(Corum)

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