概要
ブレーメン級
ドイツ海軍がかつて建造されたフリゲートのひとつで、ブレーメン級フリゲートの4番艦。1983年10月に就航した。
名前の由来はニーダ・ザクセン州のエムデン市から名づけられた。この艦名を与えられたのは5代目にあたる。
主な出来事としては、2008年2月12日~7月8日までアデン湾にてソマリア沖の海賊対処のために出動した時だった。2008年4月21日、アデン湾において日本郵船のタンカー「高山」が武装した海賊に襲撃された際、「高山」の救難信号を受信し艦載機を急行させ救援した。ヘリコプターが現場海域に到着した時点では、既に海賊は撤退した後だったが、海賊抑止として一定の評価がなされた。
その後、数々の海域任務をこなし、2013年11月29日にフリゲートとしての役目を終えた。
ケルン級
一方、ケルン級フリゲートの2番艦としてハンブルク造船所で建造され、1961年10月に就航した。
戦前の軽巡洋艦から代々受け継がれた艦名で、船体が縮小されたものの、34ノットの快速を生かして数々の哨戒任務に大いに貢献した。母港は就役始めはクックスハーフェンだったが、1968年にヴィルヘルムスハーフェンへ転属となり、退役までこの地を見守ってきた。
1982年12月17日、22年という少し短い期間ながらも、ドイツの海域の任務に終止符を打った。その後、トルコ海軍にて「ゲムリク」として再就役した後、1989年1月に退役となった。