概要
CV:田所あずさ
やわらかスピリッツにて連載されていたグルメ?漫画『人魚姫のごめんねごはん』に登場する本作の主人公である。
年齢20歳。
公式は「サイコパス可愛い共食い人外っ娘」と称している。
海の世界を支配する海王の娘であり、心優しい人魚姫。
ある日友人の鰹男(カツオ) が人間に捕獲されてしまったため、弔いのため魚料亭の「魚友」を訪れたのだが、そこでは調理済みという残酷な光景が……!
哀しみながら帰ろうとした時、客から料理を食べる事で魚は成仏するという話を聞き、
弔いのためしょうがなく友人の遺体……もとい魚料理を食べたのだが、これが物凄く美味しくて病みつきになってしまう。
涙を流しながらも「ごめんね鰹男。良いお味です―!!」とのたまうエラ。
これを皮切りに、仲間が人間に捕獲されてしまうたび、弔いと称して魚料理を堪能しまくっていくことになる。
上記の通り公式でサイコパス呼ばわりされているが、誇張でも何でもなく、
「仲間の死を悼みつつも、それはそれとして魚料理は心から堪能できる」
という、まごうかたなきホンモノ。
一方で「心優しい人魚姫」というフレーズも嘘ではなく、普段の行動、立ち居振る舞いは基本的に海の仲間への思いやりに満ちている。
恋愛面でも、人間に釣られてしまった幼馴染(マグロ)をずっと一途に思い続けるなど、純真な一面もある。
なお、その幼馴染は当然ごめんねごはんされた。
そうした(本人は無自覚な)心の闇は、それに気づいてしまったキャラを例外なく震え上がらせる。
このサイコパスっぷりは作中の人間関係にも遺憾なく発揮されており、
地上に出向くのはあくまで魚料理をたべるためで、出会った人間達には社交辞令程度の反応で、あまり興味を示さない。
そのため人間界パートのキャラ達とも「それなりには親しい顔見知り」以上の関係にはならず。
人間界パートでは、もはや主人公というより「TPOを一切無視して背景でいつも魚料理を食べているサブキャラ」と化していき、最終的に、人間界パートの大団円シーンではひとりだけ蚊帳の外、という扱いをうけた。
主人公なのに。
(一応弁護しておくと)人間達は、エラの「お友達」を釣りあげて食べてしまう相手であり、
エラの友人や、想いを寄せていた幼馴染もその犠牲となっている。
それを考えると好意を持たないのはむしろ当然で、敵意や悪意を抱かないだけ育ちが良い、と言えるかもしれない。