「歯を食いしばれー!ダー!」
概要
RKN.001
『ロックマンワールド』のオリジナルロボットで、ロックマンキラーの第一号。
槍を携えた騎士のような外見を持ち、ロックマンを追い詰めることだけに執念を燃やしているが、それ以外の事柄には無関心で、仲間からは冷たい奴と思われている。
バスターを「バリヤードスピア」で吸収し、衝撃波にして跳ね返して攻撃する。特殊武器は一切通用しない。・・・が、そのスピアを掲げている時に弾を吸収するものの自分もダメージを受けている。
名前の由来は「演歌」から。
行動パターンは不規則で、「いきなり反対側にジャンプする」「突進を仕掛けてくる」「小さくジャンプを繰り返す」「小さくジャンプを繰り返すと見せかけていきなり突進してくる」と多彩で瞬時に見破らねばならない。
『ロックマンワールド5』ではステージの道中で量産化されているらしく、他のロックマンキラー達同様、最終面でボスの1人として再登場する。オリジナルよりはパターンが減っている為弱体化している。
『ロックマン10』ではスペシャルステージ1に登場する。ロックマンワールドには元々E缶が無いため、このスペシャルステージには唯一E缶が存在しない。
ステージBGMは『ワールド』のワイリーステージのアレンジとなっており、ステージの構造とギミックも『ワールド』のワイリーステージを元にしている。原曲の後半部分に追加された「チャラリ〜×2チャラリラリラ〜リ」という独特なフレーズは名前の由来の「演歌」をイメージしているのかもしれない。ブーンブロック地帯は原作を知っていると、ラッシュジェットで一気に抜けていくと楽なのだが…そのエリアの最後はそれを見越しておりカウントボムとブーンブロックの組み合わせをこなさないと酷い目にあう。
動きが機敏になっており、エンカー史上最強と言われている(オリジナル版をマスターしてると対処できると思われるが、ボス部屋がFC基準の広さなので注意)。ちなみに「バリヤードスピア」に弱点武器を当てると即最大のミラーバスターでカウンターしてくる為油断ならない。
日本国内版(ロックマン10)だと武器メニューでは「M.BUSTER」表記だが、海外版(MEGAMAN10)はロックバスターがメガバスターの表記である為に「MIRROR.B」の表記に変更されている。
『ロックマンズサッカー』ではワイリーステージの最初のボスを務める。
『ロックボード』ではアイテムカードの1つとして登場。他のプレイヤーからのカード攻撃を跳ね返せる。
獲得武器
ミラーバスター
目の前に光の盾を発生させる。盾には攻撃判定は無いが、敵の弾が当たると弾を跳ね返してダメージを与える。
跳ね返した時点でエネルギーが減る。
ロックマンワールドではラスボスを倒すのに必須の武器。というか実質対ラスボス専用武器。
10ではパンクの弱点武器となっているが、当てるのは少々難しい。10ではバスターを構えて展開するが、ロックマンワールド版は構えていない。
ロックマン&フォルテ CDデータ
065 エンカー/RKN001 ENKER
ロックマンキラーの1号機。ミラーバスターは敵の攻撃を跳ね返す。
「歯を食いしばれー!ダー!」
- 長所:日本の心
- 短所:影が薄い
- 好き:大晦日
- 嫌い:外国人
ロックマンさん
ヤングエースUP連載の漫画『ロックマンさん』(原作:河田雄志 作画:行徒)にも登場。
平和になった社会に馴染めず、武装解除を拒否したため廃棄されたと思われていたが、実はロックマンキラー量産計画のうちの1体だったというのが真相。本物は地下ロボット闘技場で戦い続け、ついには「エンカーに敵なし」と恐れられる王者にまで上り詰めていた。ミラーバスターの性質から無傷での勝利とは無縁であり、「ダメージを受け続けながらも最後には逆転勝利する」試合運びはプロレス的な観客ウケも良かった事だろう。その一方でどんな相手との闘いも「ロックマンキラー」として創造されたゆえの渇きを満たせずにいた事からロックマンの前に現れるが……。
土下座してまでロックマンとの再戦を渇望する一方、「仮にロックマンを倒して己の存在意義を証明できてもその後には何も残らない」という事実を自覚してもおり、非常に不器用な性格。過去に「同期」であるロックマン10のボス達に上から目線で接していたりと協調性や順応性も高くない。そのためか表社会に出るのを躊躇っており、ひとまずはライト博士の護衛役に落ち着く事になるが……。
闘技場での勝利報酬としてメンテナンスとパーツ交換を繰り返しており、その機体性能・戦闘能力は最新鋭のロボットにも見劣りしない。地下闘技場でエンカーを修理・整備している技術者によると、ワイリーはフレーム段階から非常に高い拡張性をエンカーに与えていたらしい。これは、常に改良を重ねて旧式化せず進化し続けられる可能性を持つロボットとして設計されていた、という可能性を示唆している。
ロックマンちゃん
ラ・ムーンの事件後、ワイリーが作り出したロボットとして登場。
原典通りの力を持っているものの人見知りである。