解説
一定の周期で出現と消滅を繰り返すブロック。足場兼トラップ。パターンを覚えてブロックに乗り移っていく記憶力が試される仕掛けである。中には乗る必要の無いブロックまで同時に出るパターンも混ぜて来る為、的確な乗り継ぎルートと出現する順番を見抜く技量も求められる。
初登場のロックマン1では縦に上って行く構造のエレキマンステージでは乗りそこねると、よくて下段・最悪はスタート地点まで落ちていってしまう事もあるイライラと緊張感が一体化したものであった。
アイスマンステージにもあり、こちらは床にガビョールがウロウロしてる所にブーンブロックが
出たり消えたりしている。まだこの頃は即死との組み合わせには使われていない。
ロックマン2ではヒートマンステージにあるが、最初に遭遇するのはアイスマンステージにあったものとほぼ変わらない部屋と長い通路でザコを掻い潜りながら乗り越えていくものとパターンが複数になっていく。しかしその先がヒートマンステージにおける難関である。
落ちたら奈落の底とマグマがある地帯でブーンブロックに乗り移らないと進めない地帯がある。
判断とタイミングを間違えると即死のまさに某鉄骨綱渡りの様な地獄である。しかも途中に1UPが置いてあるのだが、それを取ろうとそこに降りると・・・ブーンブロックに乗れなくなる。そうなったら手詰まりであり、アイテム2号が無い限りどうしようもなく奈落かマグマに身を投げてリトライするしかない。
「2」以降は幾分かマイルドになっているが、即死トゲとの組み合わせが多くなった。ただし、ロックマン8では出てこない。ただし、アストロマンステージで似た出現と消滅をする足場はある。
背景の模様と同じ模様である事が多く、背景から突き出ているようにも見えたりブロック単体が宙に出現しているようにも見える事があるがはっきりとした設定は不明。出現すると影が出る点でもどちらにも見える。
名前と別名
由来はおそらく出現時に「ブーン」と鳴るからだと思われる。初代は「プ」と「ブ」が混じった様な音で、ロックマン7・ロックマン&フォルテでは「ボワー」となっており、ロックマン11ではもはや「ブーン」でも「ボワー」でもない音になった。また、ロックマンX5でもまさかの最終盤で登場する。Xシリーズでは唯一の登場である。
実はこのブーンブロックは当初は名前が無かったらしい。ロックマンワールドの説明書では「出現ブロック」、ロックマン&フォルテで「ブーンブロック」と呼ばれるようになった。「ブンブロック」と呼ばれる作品もある。
あの作品でも!?
ゼルダの伝説ふしぎの木の実・大地の章
ダンジョンの一部にはサイドビュー構造の通路があるのだが、なんとその一部ダンジョンにこの「ブーンブロック」が出てくる。
それもそのはず。このふしぎの木の実はカプコンが製作したものである。
アーマード・コア2・AA
対戦専用ステージ「アビス」に登場。ブーンブロックが何故出現・消失を繰り返しているのかがよく分かる作品と言えよう。
なお、SEは「ブーン」ではなくリアル調の「プシュー」である。