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概要編集

1365~725万年前(新生代中新世)のイタリアに生息していたサルの仲間。

大きさ70センチほどの中型のサルで、名前の意味は「山ザル」。

 

現代のテナガザルのように長い腕と発達した指先を持つことから樹上生だったとみられ、木登りや木々の間を渡る動きには優れてる一方で地上を移動するのは苦手だったようだ。

 

なおこのサルは草食性で、主食は木の葉。草食の適応で犬歯が小さかった。

 

人類の祖先?編集

歯やあごを含む頭骨や後ろ足、幅の広い骨盤、尾骶骨(びていこつ。尻の上の辺り)にヒトと近い特徴が見られたことから、かつては「人類の祖先に繋がる種類」だとされていたこともあった。

だが後の研究で「たまたま似たような特徴を持っていただけで人類の系統(猿人など)とは縁遠いグループだった」とされるようになり、人類の期限の記録更新はならなかった。

※現在もっとも古い人類とされるのは、700万年前のサヘラントロプス

関連タグ編集

類人猿

オランウータン テングザル テナガザル

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