概要
大ピラミッドに眠る古代エジプトのファラオ「クフ王」その人にして何千年もの間、ファラオが持つ超能力で生きながらえているミイラ。
次のファラオに自身の超能力を受け継がせるため、ピラミッドの地下に隠された「裁きの間」の最奥で待ち構えている。
地下遺跡内で起こる様々な超常現象の元凶と見られており、侵入者の中で「七つの大罪」に相当する者や窃盗、殺人などの罪を犯した者に裁きを与える。
プレイヤーが判断を誤れば凄惨な最後を遂げる犠牲者が増え続けていくが、裁きはあくまで儀式的な側面が強いらしく、一度回避できればそれ以上執拗に狙われることはない。
また、子供がついた「嘘」を容赦なく断罪したかと思えば自殺志願者や自己保身のための見殺し、民間人を盾にする気マンマンで地下遺跡に連れ込んだ張本人などはその罪で裁かれておらず、裁く基準は個人の裁量による所も大きいようだ。
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ギャグ要素の欠片もないガチホラーのラスボスなのだが、いざ対峙した時に描かれる姿が
「無表情の黄金のマスクから痩せ細った両腕をオワタ\(^o^)/の如く掲げている」
という妙にシュールなものであり、ラスボスなのにこのゲームで最も怖くない、下手をすれば親しみすら湧く敵になってしまっている。
倒した際にはマスクの一部が砕けて素顔が少しだけ見えるが、それ自体は普通に怖い。
諸手を上げたポーズのまま戦う理由は「後継者の資格がある者に力を受け継がせている最中、仲間が殺されそうになっていると勘違いした主人公達が止めるために戦った」からである。
言うならば元気玉チャージ中に容赦なくフルボッコにされたようなもので、ゲーム的にもそれほど強くはない。
本来ならば地下遺跡ごと粉砕するほどの超能力を持っているはずであり、後に事情を察した主人公からも「随分クフ王が弱いと思った」と言われており、見様によっては不憫でもある。
また、ストーリー上ではラスボスポジションではあるが、話の進め方によっては「最後の敵」にはならない。むしろ初見プレイで彼を最後の敵にする方が困難だろう。
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ニコニコ動画にプレイ動画が公開された際、その中毒性のあるBGMに合わせるように\(^o^)/の厚い弾幕が張られ「オワタ王」の通称が定着した。
その影響力は大きく、ニコニコ黎明期における「ニコニコ最長弾幕」と言われている。
『ニコニコRPG』では「オワタ王」名義で登場し、どういうわけか「魁!!男塾」に登場したエジプトの格闘家集団「王家の谷の守護者達(ファラオ・スフィンクス)」の技を習得しており
「オワタ王は刃物がついた包帯を振り回した!」
「オワタ王は足を軸に回転しながら突っ込んできた!」
「オワタ王は硫酸のシャボン玉を撒き散らした!」
など、やたらにアグレッシブな戦いを披露している。