カインズ
かいんず
当初は「いせやホームセンター」であった。
群馬県発祥のベイシアの系列であるが、カインズの本部は埼玉県にある。また、1号店は栃木県栃木市にあった(2019年に台風被災により閉店)。
2014年にCIを変更し、それまでのエメラルドグリーンの「CAINZ HOME」から、深緑の「CAINZ」名義にリニューアル。
2022年3月末に「東急ハンズ」(後の「ハンズ」)を買収、完全子会社化している。
ホームセンターの中では個人用途を重視したチェーンの部類。
実際、工具コーナーに置いてある電動工具が、カーボンブラシの交換を想定していないDIY向けの製品が多かったりするなど、セミプロ~プロよりもアマチュア向けの製品の扱いが多い。
また、「ディスカウントストアとホームセンターの中間を狙っているような業態」と評されることもあるように、生活雑貨は自社ブランドの安価な製品の比率が高い。
また、どういうわけか酒類コーナーに力を入れてたり、スマホ向け充電器の取り扱いがやたらめったら充実していたり、大型店の場合軽食コーナーの「カインズキッチン」も設けていたりと、ホームセンターってなんだっけ…と突っ込みたくなるような方向に力を入れているのも特徴か。
そういう意味では直接かちあたりそうな"仮想敵"は、ホームセンター業界以外にもIKEAや無印良品、トライアルやドン・キホーテと言ったディスカウントストア系統も含まれているのかもしれない。
店舗は比較的大型の物が多い。
価格表示は内税方式(税込価格)。
よく言えば各社とも自由がフリーダムな営業形態、悪く言えば統率されてないような面のあるベイシアグループであるが、カインズもある意味?例外ではなく、
本家より先に独自のポイントカードを作ったり、一部店舗では食料品の取り扱いを行うという本家に正面から喧嘩売るようなことやったり(ベイシアとの合同店舗ではなく、カインズ独自のもの)、また企業としても群馬県前橋市にあるグループ共通の本部(ベイシアビジネスセンター)には入らずに埼玉県へ移って本庄市に単独の本部を建てたり(本庄の本部にグループのカー用品店企業オートアールズを連れ込んで、後に直接の子会社にしていたりもしている)、グループとして買収等もない完全独立体制を長年貫いていたのを打ち破って東急ハンズを買収するなど、割とフリーダムな動きをしている点も見受けられる。