古代ローマのユリウス氏族に属する家族の一つ。始祖はセクストゥス・ユリウス・カエサル。
「切る」という意味の「caedere」に由来しており、プリニウスは『博物誌』で「初代カエサルが母親の子宮を切って生まれた」が由来としている。
他には「カエサイ」と呼ばれる象を倒したから、「豊かで長い髪」(caesaries)が生えていたからといった説がある。
実際はユリウス氏族の「分家」という意味かと思われる。
出身者で最も著名なのは独裁官ガイウス・ユリウス・カエサル。
またその養子ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌスはアウグストゥスとしてローマの帝政を開始した。
ユリウス・クラウディウス朝も参照。